2021年4月10日土曜日

2297「新生地球の夜明け」2021.4.10

 今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2021年04月02日「新生地球の夜明け」と2021年03月30日「心が作り出す世界」の2つの記事を紹介します


新生地球の夜明け

コロナウイルスによる、地球の立て直しに関して→変容する世界の中で にも書きましたがこのウイルスの特性は、陰陽五行(木・火・土・金・水)から見た場合は、「金」。

「金」の司る感情は、「悲しみ」や「ウツ」。 

今回の大きな地球規模の変容で、世界中の人々が今味わっている感情です。

ですが、悲しみとは、本当は、「慈しみ」、「慈悲」のことです。

コロナウイルスのパンデミック化を契機として、私たちは、強制的にこの感情を味わい、

心をざわつかせています。私たちの意識が、どんどんと心の内側へ向かって行っています。

悲しみを経験した人は、きっと他人に対して優しくなれることでしょう。 

慈しみの心を持てるでしょう。


・自然は征服するもの

・他人に迷惑をかけずに生きていく

・今まで努力して自分の力で生きてきた

・努力さえすれば、何でも手に入れられる 

そのようにおごり高ぶった心は粉々に砕け散ることでしょう。

神々が無意識のうちにそのような方向付けをしたからです。 

偉大なブッダが悟った時、初めて宇宙智から知らされた縁起の法則とは、

「私たちの人生は、自分の思いや努力によって作られているのではなく、自分以外のすべてのおかげで成り立っている」ということです。 

私たちは、今まさに、それを体験として知ろうとしています。

私たちの人生は、自分以外の、全てのおかげで成り立っている。だとしたら、大切ではない人など、一人としていないはずです。いつも目の前にいる人を大事に生きる。 

という、般若心経の神髄も、今まさに、同時に学ばされています。 

私達の思いで私達の人生が出来ているのではなく、縁として働いてくれた

・神様や、

・友人、

・知人、

・家族

のおかげであれば、その方々に対して、感謝をして生きて行くことが、一番大切なことかもしれないですね。 

そのような

・運命の流れを受け入れること

・何事にも感謝すること

・周りに優しくすること 

これらを、今まさに、全人類が急速に学ばされています。

この大きな変容が終わる時、新たな地球が顔を表すことでしょう。 

分裂した地球の、どちらかに立っていることに気づくことでしょう。 

今味わっている不安「金」の司る感情、「悲しみ」や「ウツ」。 

これは、決して悪いことではありません。 

これらをきっかけに、意識を心の内に向け、

・おかげ様

・お互い様

・優しさ

・思いやり

・すべての出来事の受容

・運命を受け入れ自分が変わること

それらができれば、美しい地球の夜明けに立ち会えることでしょう。


心が作り出す世界

空海が教えてくださったことに、次のようなことがあります。

私達が、この世の中で見たり聞いたりすることは、 全部、もともと私達の心の内にあるものである。心の中にあることしか、私達は経験できない。


・不平不満、愚痴、憎しみ、ねたみ、

・自分さえよければ、人より優位に立ちたい、

・お金が全て

そう思っている人は、その通り阿修羅の世界の中に生きて行きます。

逆に

・感謝や笑顔、

・優しさ、

・思いやり、

・助け合い、

・お陰様

心の中がそれらで満たされている人は、その通り美しく、優しい世界で生きて行くことになります。


これは1200年前に空海が教えて下さった真実です。

即身成仏、私達は生きている内に、天国でも地獄でも行ける

とはこのことです。

ですので親の生き方を見て育つ子供たちは、親と同じ道を歩んで行くことが多くなります。

親の私達自身が心の中を天国にすれば、私達も幸せになりますし、同じく子供たちも本当の幸せを手に入れることが出来るでしょう。

さて、それではお金もかからず、簡単に出来る「心を天国にする方法」の一つをご紹介します。


良寛さんが大切にした「和顔愛語」です。

良寛さんは新潟で生まれました。江戸時代末期を生きたお坊さんで、詩人として多くの人に知られています。良寛さんは多くの人に慕われ、愛された方でした。

その良寛さんが大切にされていたことが「和顔愛語」(わげんあいご)という言葉だったそうです。

「和顔愛語」とは、その字の通り、

和やかな顔で、温かい言葉を口にする。ということを言います。

良寛さんは、人に与えるようなお金やモノを何も持っていなかったので、誰かに何かをあげることはできませんでした。 

ですが自分の言葉なら贈り物にできる。そう考えました。

ですので良寛さんの口から出てくるのは、

・温かい言葉や感謝の言葉、

・人を勇気づける言葉、

・人を明るい気持ちにさせる言葉、

・人を癒す言葉

ばかりでした。

良寛さんの「和顔」というのは、人への素敵なプレゼントだったのかもしれませんね。

 

2500年前のブッダも同じことを教えて下さいました。

ブッダの教えに無財の七施(むざいのしちせ)というものがあります。


無財の七施とはお金をかけなくても相手のためにできることですが、その中に

・優しい言葉、思いやりのある言葉で接する

・温かい笑顔で接する

ということがあります。

笑顔で優しい言葉を口にする人の回りには、同じように笑顔の人が引き寄せられて集まってきます。

でも、いつもいつも笑顔で優しい言葉をかけ続けるのは大変なことかもしれませんね。

うまく笑えない時や、優しい言葉など出ない時ももちろんあります。

ですが、そうありたいと思うだけで、後は私達の内に居らっしゃる神様が後押しして下さいます。

私達が住む地球には、次のような法則があります。

与えたものが、受け取るもの 

相手に対して、厳しい言葉をかければ、自分も同じように人から厳しい言葉をかけられます。

優しい言葉をかければ、人から優しい言葉をかけてくれる人が現れます。

 


良寛さんはきっと、優しい言葉をまわりに投げかけ続けた人だったのですね。だから多くの人に慕われ、愛されました。笑顔の良寛さんの周りには、きっと笑顔の人達が集まってきたのでしょう。そう考えると、笑顔の人達に囲まれ、幸せになる一番簡単な方法は、自分が笑顔でい続けることなのかも知れません。

私達も良寛さんのように、人様に愛される人間になりたいものです。