2023年8月27日日曜日

3166「心臓には記憶がある。そしてRNAには記憶がある」2023.8.27

 今回はIn Deepさんの2023年8月17日の記事を紹介します。


「心臓には記憶がある。そしてRNAには記憶がある…ことから思う、これからの人類のDNA」

 心臓には記憶がある。そしてRNAには記憶がある…ことから思う、これからの人類のDNA - In Deep


心臓の記憶から思い出す、骨髄移植後の「DNAの完全な置換」

興味深い医学報告が、わりと古くからあることを最近知りました。

それは、

「心臓移植を受けた患者の一部に、ドナー(提供者)の記憶が蘇る」

というもので、さらには、

「移植後に性格や嗜好、性的傾向などが変化していく人たちがいる」

ということが、以前から知られていたそうで、それについて、相当長い記事なのですが、資料等からの実例を挙げて記された記事を読みました。

今回は、先にその記事からの抜粋をご紹介したいと思いますが、これを読んで思い出しましたのは、

「骨髄移植を受けた患者はその後、全身の DNA がドナーの DNA に置き換えられる」

ということでした。

このことを知ったのは、2019年12月のことで、ニューヨークタイムズの記事で知ったことでした。以下の記事で取り上げています。

(記事)「本人」とは? : 骨髄移植の後、移植を受けた人の血液のDNAがドナーのDNAに完全に置換されることが判明。特に「精子」は100パーセントがドナーの遺伝子となっていた In Deep 2019年12月24日

 

これは骨髄移植を受けた男性の DNA を調べた結果について報じていたもので、記事には以下のようにあります。

2019年12月7日の米国ニューヨークタイムズより

…骨髄移植から 4年後、ロング氏は寛解し、仕事に戻った後、犯罪研究所の同僚たちの助けを借りて、ロング氏の DNA 検査が続けられた。

DNA テストは骨髄移植の直後から続けられたが、骨髄移植後 4か月以内に、ロング氏の血液はドナーの血液に置き換えられていた。

唇、頬、舌から採取された組織にも、ドナーの DNA が含まれていた。収集されたサンプルのうち、ドナーの DNA の影響を受けていなかったのは、胸と頭髪だけだった。

しかし、最も予期しなかったことは、骨髄移植から 4年後、ロング氏の精液中の DNA は、すべてがドナーのものと完全に置き換えられていたことだった。

nytimes.com

骨髄は、血液細胞が作られる場所(造血幹細胞というものが細胞分裂を経て赤血球や白血球などになるとのこと)ですので、血液が提供者のものになるのは理解できるのですが、「数ヶ月後から数年後には、全身の DNA がドナーのものに変わってしまう」ということが、ややショックでした。

これは、遺伝子的には「他人になってしまう」ことを意味します。

さらには、「精子の DNA が、すべてドナーのものになっていた」という現実です。

つまり、今後子どもが生まれるとした場合、その子は、「遺伝子的には自分の子どもではない」ということになってしまうのです。

ニューヨークタイムズにも以下のようにあります。

ニューヨークタイムズより

ロング氏のテストで初めてわかった「精子がすべてドナーの DNA に書き換えられる」という事実は、避けられない質問を提起する。

それは以下の問題だ。

「ロング氏が、子どもを作った場合、その子の遺伝子はどうなるのか」

子どもは、実の父親であるロング氏の DNA を引き継ぐことができるのか、あるいは、子どもは「すべてドナーの DNA 」で構成されることになるのか。

nytimes.com

このロング氏という方には、すでに 2人の子どもがあり、今後子どもを作る予定はないのですが、若い男性が骨髄移植を受けた場合、その後はどうなるのか、という問いでニューヨークタイムズの記事は締められていました。

しかし、現実的に考えて、「 DNA がすべてドナーの DNA 」なら、生まれてくる子どもは、「パートナーの女性の遺伝子と、ドナーの遺伝子から生まれる子ども」となると思われます。

もちろん、これは良い悪いの話ではないのですが、「本人って何なんだろう」とつくづく考えた話ではありました。見かけも声も記憶も本人のものなのに、「実際には本人ではない」と。

 

今回の「心臓移植後のさまざま」に関しても、どこか似たような雰囲気がありますが、しかし、心臓は、血液の循環にとって主要な臓器ではあっても、血液を作り出す場所ではないですので、「心臓移植後にドナーの記憶や性格が移転する」という話は、ミステリアスな面もあり、それだけにむしろ興味深く思いました。

ここから、記事をご紹介します。

オリジナルはものすごく長いもので、翻訳した部分も結構長いですが、これでも、全体の3分の1くらいだと思います。

なお、記事に出てくるポール・ピアソール(Paul Pearsall)という人は、アメリカの神経心理学者だった人で、この方が「心臓の記憶」というものにはじめて気づいた方のようです。英語版 Wikipedia には、以下のようにあります。

 

> ピアソールは、心臓移植を受けた人々のカウンセリングを行っていたことでも知られており、これらの患者が、手術後に性格に重大かつ不可解な変化を経験し、気質や個人的な好みがドナーに似るようになると主張した。 Paul Pearsall 

アマゾンで探してみましたら、『心臓の暗号』という 1999年の著作が日本語に訳されて出版されていました。興味があるので購入しましたが、まだ読んでいません。

では、記事です。

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臓器には独自の意思があるのだろうか

Do organs have a mind of their own?  Mercola.com 2023/08/12

心の規範

臓器移植後、特に心臓移植後、性格の変化が頻繁に観察される。

この現象の存在は、意識がどこから来るのかという唯物論的パラダイムに疑問を投げかけるため、医療専門家たちの間ではこの現象に対して非常に不一致な見解が存在している。

多くの人はそのようなことが起こることを断固として否定し、他の要因が原因であると考える人たちが多い。しかし、私たちに説明できない何かが起こっているという圧倒的な証拠を前にして、それを研究せざるを得なくなった人たちがいる。

たとえば、ウィーン大学病院外科のベンジャミン・ブンゼル博士は 47人の心臓移植患者を研究した。

その結果、心臓移植患者の 79%が自分の性格は移植によって影響を受けなかったと確信していた。15%は新しい心臓によるものではなく、移植という生命を脅かす出来事によって性格が変わったと確信していることがわかった。

6% (合計3人) が、新しい心臓による性格の明らかな変化を報告した。

これら 3名はそれぞれ、ドナーの記憶から来ていると感じたものに対応するために、以前の感情や反応を変える必要があると感じたと述べた。

ある人は、常に不安を抱えていた状態から、穏やかな心を持つようになったと報告した。2人目(17歳の少年の心臓を受け取った 45歳の男性)は、ヘッドホンやカーステレオで大音量の音楽を聴きたくなるようになったと報告したが、家族もそのような変化を報告した。

3人目の人は、移植手術後、教会に通うことに惹かれ、結婚生活が変わり、ドナーが自分の中に生きているかのように感じたと報告した。

以下でさらに説明するように、神経心理学者だったポール・ピアソール氏、約 10%の心臓移植患者が、ドナーから来ていると信じている感情を経験することに明らかに敏感であることを発見している。

最もよく知られている性格の変化は、クレア・シルビア氏が書いた回想録『心の変化』の中で詳しく説明されている。47歳で心臓と肺の移植を受けた。

クレア・シルビア著『心の変化』より

移植当時、シルビアは看護師から、ドナーはバイク事故で亡くなったメイン州出身の 18歳の少年だと聞いたが、病院は、彼女にそれ以上のことを告げることを拒否した。

移植から 5か月後、彼女は、名前がティム、名字が Lで始まる、背が高くてやせた青年についての鮮明な夢を見た。シルビアはこう書いている。

「私たちはキスをし、そうするうちに私は彼を私の中に吸い込んでしまうような気がしました。そしてその瞬間、私たち二人、ティムと私は永遠に一緒にいることがわかったのです」

「私は目が覚めて、ティム・L が私のドナーであり、彼の精神と人格の一部が今私の中にあることを知りました、本当にわかったのです」

最初はシルビアは、医師からの「(そのような感情は)放っておいてください」というアドバイスを受け入れたが、手術直後から始まった「ビールを飲みたい、チキンナゲットを食べたい」という奇妙な新たな欲求から、「私の存在の中心そのものが(それまでの)私のものではなくなったのです」と述べている。

彼女の体内の神秘的な新しい存在は、彼女が妊娠したときのことを思い出させた。

そのとき、彼女は自分が「異質で私の制御を超えているが、第二の魂が私の体を共有しているかのように、ひどく貴重で傷つきやすいもの」を体現していると感じた。そしてその魂は典型的に男性的なものであり、彼女をより攻撃的で自信に満ちたものにした。

シルビアの友人たちは、移植後、彼女はより男性らしく歩くようになり、丸みを帯びた金髪の女性に惹かれることに気づき、「まるで私の中の男性のエネルギーが彼らに反応しているかのようだ」と語った。

 

ピアソール氏の発見

特定のガンの治療には、骨髄を破壊する大量の化学療法が必要だ。骨髄は、血球と免疫系を生成する。これらの患者では、多くの場合、最初に化学療法を受け、その後、失われた骨髄を補うために健康なドナーからの骨髄移植を受ける。

神経心理学者だったピアソール氏は、患者たちの間の変化を経験し、臓器移植の心理的影響を研究し、心臓移植後に「性格の重大かつ説明不能な変化」を経験した人々のカウンセラーになることを余儀なくされた。

ピアソール氏は 73人の心臓移植患者(およびその家族)、他の臓器移植を受けた 67人、そして現在は亡くなった臓器提供者 18人の家族からのインタビューをまとめた。

ピアソール氏の言葉を引用すると、次のようになる。

「心臓や心肺の移植患者やドナーの家族とのインタビューのテープを聞くと、彼らが私に話してくれたことに今でも驚かされます」

これらのインタビューから、彼は次のような多くの共通パターンを発見した。

 

・ドナーが夢を通して、またはドナーが自分の体で経験した致命傷に似た何かを感じることによって、(移植を受けた側が)ドナーが死亡したときのトラウマ的な様子を繰り返し思い出す。

・ドナーの好みに合わせた料理や音楽の好みの変化が起きる。たとえば、生涯、菜食主義者だった人が肉食になったり、肉食だった人が菜食主義者になるというようなことだ。

・性的嗜好の変化がある。たとえば、生涯レズビアンだった人が男性に惹かれるようになって男性と結婚する、性的欲求が高くなる、あるいは逆に性欲を失うなどだ。

 

私の男性の同僚の一人は、女性の心臓を移植された後、女性になることを余儀なくされ、現在性転換中である男性患者を抱えている。ピアソール氏はまた、インタビューしたある移植患者から性的指向の変化が報告されたと語った。

 

心臓移植の経験

ピアソール氏は著書の中で、彼が遭遇した最も説得力のある症例のいくつかを共有した。

しかし、これらの話のいくつかは非常に並外れたものであるため、正直、私はそれらに懐疑的だが、残念ながらピアソール氏は故人であるため、彼にそれらを確認することはできない。

たとえば、次のような話がそうだ。

私は最近、テキサス州ヒューストンで開かれた心理学者、精神科医、ソーシャルワーカーの国際グループと話をした。

私たちの心理的および精神的な生活における心臓の中心的な役割についての私の考えを彼らに話した。そして、私のプレゼンテーションの後、ある女性の精神科医が、質疑応答の最中に私のマイクのところにやって来て、細胞の記憶と考える心についての私の考えを裏付けるような経験をした患者の一人について私に話し出した。

その事件は彼女を非常に動揺させたので、彼女は涙を流して話すのに苦労した。聴衆も私も理解するのが難しいほどすすり泣きながら、彼女はこう言った。

「私にはそのような患者がいます。殺害された 10歳の少女の心臓を移植された 8歳の少女です」

「彼女が、ドナーの少女を殺害した男の夢について夜に叫び始めたとき、母親が彼女を私のところに連れてきました。彼女は娘がそれが誰であるかを知っていたと言いました。数回のセッションの後、私はこの子の言っていることの現実を否定できませんでした」

「彼女の母親と私は最終的に警察に電話することに決め、少女の証言をもとに殺人犯を見つけ出しました。私の患者であるその 8歳の少女が提出した証拠により、犯人は簡単に有罪判決を受けました」

「時間、武器、場所、彼が着ていた衣服、彼が殺した少女が彼に言った言葉……心臓移植を受けた少女が報告したことはすべて完全に正確でした」

そのセラピストが席に戻ると、その場にいた臨床の専門家たちは沈黙して座っていた。

 

私の知る限り、上記の話が起こったことを独自に確認できた人は誰もいない。ただし、ドナーの最後の記憶がレシピエントによって呼び戻されるケースは他にも報告されている。

たとえば、ある 36歳の女性は、婚約者に新しいウェディングドレスの写真を見せるために通りを走って横断中に死亡した 21歳の少女の心臓を受け取った。移植を受けた 36歳の女性は、ほぼ毎晩少女について次のような夢を見ると報告した。

彼女が若くて可愛くて、とても幸せだったことを知っています。私はいつも少し落ち込むタイプの人間でしたが、どういうわけか、移植以来、私の中にこれまで経験したことのない新しい幸せを感じているのです

彼女の気分が大幅に改善したことは、家族もすぐに気づいた。

他にも説得力のある例がある。次の話は、車が電車に轢かれて亡くなった 19歳の少年の心臓を受け取った 41歳の男性からのものだ。

目が覚めたとき、感じました。雷雨や大雨の後は、どのように気分が違うか知っていますか? 空気中のその感覚を知っていますか? それを感じたかのようなものでした。まるで自分の中で嵐が起こったかのような感じでした。

雷に打たれた感じです。私の中に新しいエネルギーが湧きました。また 19歳になったような気分です。私はきっと強い若者の心を手に入れたのだと思います。なぜなら、これまで感じたことのないような轟音や湧き上がる力のようなものを自分の中に感じることがありますから。

おそらく(19歳のドナーは)トラックの運転手か何かだったと思いますが、おそらくセメントトラックか何かに轢かれて亡くなったのだと思います。このスピード感と生のパワーを自分の中に感じています。

患者の妻:夫は子供に戻りました。以前は呼吸困難で体力もまったくありませんでしたが、今ではティーンエイジャーのようです。移植によって彼は完全に変わりました。彼はいつも力やエネルギーについて話し続けています。彼はこう言います…彼は、自分が巨大なトラックを運転している、あるいは大型の蒸気機関のエンジニアであるという夢を何度か見たことがあると言います。彼は、自分へのドナーが大型トラックを運転していて、それがさらに大きなトラックに衝突したと確信しています。

別のケースは、ドナーの心臓が患者の意識に拡散するさまざまな方法を示している。

本当に不思議なんですが、家の掃除をしているときや、ただ座って本を読んでいるとき、突然、この珍しい味が口の中にやってきます。説明するのは非常に難しいですが、非常に特徴的です。何かの味がするのですが、突然、 私は、ドナーのこと、彼または彼女が誰で、彼らがどのように生きたかについて考え始めます。しばらくすると、味は消え、思考も消えますが、常に味が最初に来るようです。

________________________________________ここまでです。

記事の中に、クレア・シルビアさんという47歳の女性が出てきます。事故で亡くなった 18歳の少年の心臓の移植を受けた方です。この方の手記も日本語で出版されていることをアマゾンで知りました。『記憶する心臓 - ある心臓移植患者の手記』という1998年の本です。

本の紹介には以下のように書いてあります。

> 原発性肺高血圧症という難病に冒され、心肺同時移植手術を受けたクレアは、手術後、自分の中に別の誰かが存在していると感じ始めた。食べ物の好みや性格にも変化があらわれ、不思議な夢を見るようになる。一体自分に何が起こっているのか、答えを求めてクレアの旅が始まる。 Amazon

 

「クレアか…」とつぶやきながら、この本もいつか読んでみようと思った次第でした。

ただ、骨髄移植などとは異なり、「心臓の記憶」を伝承する経験はごく一部の人たちだけに起きるようです。クレアさんの場合は、手術も「心肺同時移植」ということで、大ごとであったようです。

しかし、こういうことを知りますと、まあ極めて当たり前のことではあるのですが、

「すべての臓器は大事なものだなあ」と思います(本当に当たり前のことを書くのかよ)。

 

RNAが記憶を保持していることは2018年に解明済み

臓器ひとつひとつ、あるいは血液細胞ひとつひとつに「記憶がある」という考え方はメルヘンに聞こえるかもしれないですが、その根本が DNA (あるいはRNA)にあるとするなら、そんなにメルヘンでもないのかな、とも思います。

たとえば、2018年には、米カリフォルニア大学の研究者たちが、

「アメフラシの RNA を他のアメフラシに注入移植することにより《記憶の移植》に成功した」と発表しています。以下の記事で取り上げています。

(記事)RNAに「記憶は貯蔵」されている : 生きた生物間での「RNA の注入による記憶の移植に成功した」米カリフォルニア大学の研究を思い出す In Deep 2021年2月18日

 

場合によっては、「記憶全部が RNA によって牛耳られている」という可能性さえ感じさせる研究でした。

この記事を書いた 2021年2月というのは「人工的な RNA を体内に注射する」ということが、世界的に展開され始めた頃でした。日本もこの少し後から、本格的に(結局、1億人以上などに) RNA の注入が行われました。 

もし仮に。

くどいようですが、「もし仮に」ですが、RNA が記憶を保持する主体だとした場合、 

「得体の知れない記憶が入る可能性もある」 

のかなと、当時感じていました。

思えば、接種キャンペーン開始直後に、世界中でメジャー報道メディアでも報じられていたのは、「ワクチン接種後に鮮烈な悪夢を見る」という報告でした。

そんなことも思い出します。

2021年6月のメルマガ(6月11日発行の第146号)のタイトルは《ワクチン後に「夢」に介入しているものは何なのか?》というものでした。

先行して接種が始まったアメリカなどで、多くの人たちが、接種後に「それまで見たことのないようなリアルで鮮明な悪夢を見る」という報告をご紹介したものです。

その一部は以下の記事でも取り上げています。

(記事)精神病を引き起こす具体的な要因は? 世界保健機構のデータベースにリストされている「ワクチン接種後の精神障害の症例」が 12万1559件だと知り

 In Deep 2021年12月2日

先ほどの心臓移植の記事にあった、殺害された10歳の女の子の心臓の移植を受けた 8歳の女の子が、

「ドナーである 10歳の女の子が殺されたときの状況を完全に覚えていた」

というようなことも思い出させます。

もしかすると、ワクチン接種後の悪夢というのは、「共通した悪夢を見るようなタイプの RNA の記憶なのかなあ」などとも思いましたが、そのようなことは科学的でもないですし、わかりようがないものです。 

ただ、これらとは違う話ですが、骨髄移植で DNA が「すべて変化」するのなら、「ワクチン mRNA が逆転写した場合はどうなんだろうな」とは思います。

逆転写については、以前、以下のような記事で何度か取り上げましたが、DNA 汚染の話題が出ている現在だと、これらの話もかすんでしまうものなのかもしれません。

(記事)ワクチンmRNAのDNAへの「逆転写」がスウェーデンの研究で確認される。しかも接種後「6時間」という早さでヒトDNAを修飾することが示される

In Deep 2022年2月28日

(記事)「最大の目的は逆転写」 : その理由 In Deep 2022年9月21日

 

ちなみに、比較的最近のドイツの研究で、「骨髄からも、スパイクタンパク質が検出された」ことが示されています。以下の記事にあります。

(記事)ショッキングなドイツの研究論文:スパイクタンパク質は、骨髄から血管から本体まで「脳のあらゆる部位から検出され」それらは一様に脳組織を破壊していた

 In Deep 2023年4月12日


最初に取り上げましたニューヨークタイムズの記事に出てくる男性が「すべての DNA がドナーのものに置き換わっていた」ことが判明したのが、骨髄移植 4年後でした。

もしかすると、あと 2年か 3年すれば、ワクチン mRNA の挙動と働きがわかるようになるのかもしれません。場合によっては、DNA に統合した事例があるのかどうかもわかるのかもしれません。

しかし、接種者全員の DNA 検査なんてできるわけもなく、「気づけば、なんとなくみんな、かつてとは違う人になっていた」という雰囲気的なことしかわからないのかもしれないですけれど。