真向法の指導者、これから指導者を目指す方々を対象にした1日研修会です。5回の講座を行いますが、東京本部は1年間で全て終了しますが地方は年1回で5年要します。これまで既に1クールの5講座は昨年に終了していて、新メニューで第1講が始まります。
東北各県に真向法の会があり真向法体操を通じて健康な方が増える為の活動を行っています。指導者はほとんどがボランティアで奉仕の精神で取り組んでいます。多くはご自分の病、不健康から立ち直るに際して真向法とのご縁があり、その効能、素晴らしさに気づき、各自の日々の身体の手入れ、修練の中でご縁の方にこの素晴らしい健康法をお伝えしたい、という思いが原点です。
真向法の掲げる目標は健体康心で、「健やかな体と康らかな心」が健康です。その姿は「童心・童顔・童体」です。この思想には創始者の長井律(はるか)先生の生き様、哲学が背景にあります。新しい事を創始する方は並みの想念、意志ではありません。人が生きるとは健全化、その継続が必須です。簡単な4つの動作に多くの貴重な真理がちりばめられています。
その研修会の様子を紹介します。
研修は10時から始まりました。参加者は33名です。冒頭、私が挨拶をさせていただき、本部の新体制のスタートの事、これからの取り組み等お話ししました。
午前の講座は座学で「身体の構成要素」で研修部長の林信吾先生が担当です。
Ⅰ人体の成分
1人体の構成とコラーゲン
2コラーゲンの構造と摂取(コラーゲン3本の鎖)
3コラーゲンの役割
Ⅱ骨学
1骨は鉄筋コンクリート!?
2骨の構造
3骨の代謝「リモデリング」
・骨粗鬆症、
・骨折しやすい部位、
・骨粗鬆症の自覚症状と指導
・骨を丈夫にするには
① 食事、②運動、③骨と真向法、④日光浴
かなり専門的な内容の勉強ですが人体生理を知る事は自分の身体の不思議を踏まえてのい日々の健康法の実修に役立ち、指導する時にも裏付けになります。
昼食の後は佐藤指導部長による真向法体操の実践です。真向法は1人で行う4つの動作が基本です。これが完全に出来ると身心の健康が獲得出来ると言われます。しかし中々に難敵で、日々の修練無くしては達成は出来ません。年齢を重ねるに従い、身体を使わなくなることで起きる筋肉の廃用性萎縮、逆に使い過ぎによる過用性萎縮の老化現象は進みます。それにストップをかけて機能回復を図り、ひいては若返りを目指には自己鍛錬は必須です。
1人でする補導体操はますます重要です。基本4動作を出来る為に
指導部長から細かなポイントを指導頂きました。真向法体操は座って行う体操ですが、現在は座る事が出来ない方の為に椅子に座ったままで行う体操も工夫されていてその指導も頂きました。
この第1講は6年前に受講していますが内容も適宜変更して時代に即応し、改めて基本を学習出来る良い機会になりました。
研修会後はお二人の部長さん達と宮城真向体操会のスタッフと夕食会を共にし、情報交換をして懇親を深めさせて頂きました。