2024年6月25日火曜日

3469「空海の優しさ」2024.6.25

 今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2024年06月12日の記事を紹介します。


「空海の優しさ」


人間は、この地球に魂の仲間たちと、劇を演じに来ているのだそうです。

生と死を、何度も繰り返し、役割を変えながら何度も何度も、地球に転生してきます。 

さらに、今の私たちの姿は、今演じている劇中での役割にしかすぎません。

それが、私たちの全てではありません。 

別の劇が始まれば、一瞬にして

性格も、個性も、身体の状況(健康、病気、障害、容姿)、資産の状況も変わります。 

これは多重人格の人の姿を見てもわかります。 

人格が入れ替わった途端、 

・言葉

・体つき

・顔つき

・病気/健康、ケガの治癒

・障害

・興味の対象

・性格 

全てが一瞬で変わります。 

同じ身体であるにも関わらずです。

ということは、自分の意識次第(考え方、物のとらえ方)で、意識が変わることで、物理的な事項も含め、全てを一瞬で変えることができるということです。 

以前記事にもしましたが、大竹しのぶさん 

  

あまりに全身全霊の演技派女優であるがゆえに、憑依型女優ともいわれています。

演じる時に、まさに、その人物になりきって演技するからです。 

ある日彼女が、少年の役をした日、整体に行ったそうです。 

その時、女性整体師さんに 「股間に異物がある」と言われたそうです。 

つまり、完全に役になりきった故に少年の身体になったのです。 

つまり、私たちは意識(思い)を切り替えることで、一瞬で別の人格になることができるのです。

人格が変われば、それに伴って周りの環境も、がらっと変わります。

今の性格、身体は私たちが演じている役割の姿、 

そして、それが永遠に続くものと思っています。 

昨日も、今日も、明日も、、 

それが幸せな境遇なら、まだしも、もし、人を憎み不幸であるならば、意識(思い)を変えることです。 

自分は

・優しくて、

・思いやりがあり

・愛にあふれ

・健康で

・周りの方々に感謝しており

・お互い様

・おかげ様で

・助け合って生きている 

昔も今も、実はそんな人間だった。 

と意識(思い)を変えるだけで、役割を自分で変えるだけで、その瞬間から、新たな人格を生きることができます。 

そして、心が、自然に現実を作っていってくれます。 

  

それは、まさに、神様が、私たち人間に、神様と同じ能力を与えてくださったからです。 

ただ、その真実が隠され、秘密にされてきたので、多くの人が、自分の能力に、気づかなかっただけです。 

空海は、このように仰っています。

「即身成仏」についてです。

私たち人間は、その心次第で、生きているうちに極楽に住むことができるんだよ・・

この即身成仏について、作家の佳川奈未さんの意訳をご紹介します。

<転載開始> 転載元 


人は

着の身 着のまま

ありのままの自分でいても

愛と慈悲を差し出すことで  

即 仏になることができる

仏性は つねに 人の中にあるからこそ

探し回る必要もなく

遠くに求めに行くこともない

ただ

あなたが 

優しさがなんなのかを知っており

それを 目の前の人に 

そっと 差し出すならば

あなたが

人の痛みを知っており 

それを目の前の人を癒すものとして  

あたたかい言葉をかけるなら

それこそが

仏の姿の現れだからです

愛と慈悲 すなわち 仏性は 

頭で 理屈として 理解するときではなく

わが身をもって 実践するとき

花ひらきます

<転載終了>

 

やはり、空海自身も私たちの内には、神さま(仏性)がいらっしゃると仰っています。

具体的に空海が言った仏性とは、内なる大日如来のことです。

そして空海が仰るには、

・人の痛みを知っていること

・優しさがなんなのかを知っていること

だそうです。

すなわち、私たち自身が、その痛み、苦しみ、辛さの中に一回身をおいて経験してみなければ、本当に理解できない心です。 

私たちは、とかく人生の 

・悩み、

・苦しみ、

・辛さ 

などを、避けて通ろうと、もがき苦しみます。

ですが、その経験をするからこそ、人の痛みが理解でき、 

人の優しさも、感じることができるのですね。

皆さんもぜひ、空海の教えてくださった 

「幸せになる秘密」、生きているうちに「極楽に住む方法」を実践なさって見てください。 

目の前の方に、微笑みかけ、優しさと慈しみの心を差し上げて下さいませ。

私たちは、どんな人も、 

・誰に頼らずとも、

・神仏の奇跡や不思議に頼らずとも、

私たちの心は、もう神さまと繋がっています。

自立しています。

どうぞ、内なる神さまのこと、ちょっとだけ思い出してみてください。

幸せへと繋がりますから。