今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2024年09月11日の記事を紹介します。
「幸運は不運の顔をしてやって来る」
欽ちゃんのお話です。
今大変理不尽な目に遭っておられる方、どうぞ参考になさってみてくださいね。
今日は、「ひどい目に遭った時は、運がたまっている」というテーマで、
「心に響く言葉」よりご紹介します。
<引用開始>
■僕の書いた運の本に、女の子から手紙が来たの。
新入社員でいつも上司に怒られて、会社に行くのが嫌になっていたそのとき、
たまたま僕の本を読んだんだって。
そこに「怒られるごとに、運がたまっている」とあって、
今は運をためてる時期なんだと思ったら、会社が楽しくなってきたって言うの。
■僕は、ひどい目に遭ったとき、
「次、でっかい運がやってくるかな」と思うんです。
現にテレビでコマーシャルの生放送を19回トチる大失敗をして、
ションボリして熱海に行っていたときがそうでした。
2ヵ月たって、やり直そうと浅草の下宿に帰って来たら、
その日に(坂上)二郎さんから電話があったの。
それがコント55号の結成につながったのね。奇跡だね。
1日遅れて帰って来てたら二郎さんとコンビになってないんだもんね。
負けは負けのまま終わらない。人生ってうまくできているね。
■ダメなヤツは俺の仲間だと思うから、ダメなヤツほど応援したくなるね。
小堺一機は最初にテレビに出た時、ガタガタ震えていたからね。
後になって小堺が、「(欽ちゃんから)『あがるヤツ、好きなんだよ』と言われたのが励みになった」って言ってたけど、違うの。
俺と互角のあがり症のヤツがいるんだ、スゲーッて、バカにうれしかったの。
この子がもし有名になったら、この子も俺もすごい幸せに思うだろうなあって。
だから師匠でも何でもないの。
教えたこと1回もないんだもの。
テレビに出るきっかけをつくってあげただけでね。
でも面白いよね。僕を師匠みたいに言うんだもんね。
■子どもたちに僕が言ったのは、
「みんなが右を向いていたら、とにかく1回は左を見ろ。
左にいいことがある。たくさん人が集まっているところには運がない」とね。
それと「嫌だ」と思ったことも、とりあえずやってみた。
8年前、24時間テレビでチャリティマラソンのランナーになってくれ、
と言われたときも、本当はすごい嫌だったの。
66歳という年齢ではキツイよ。でも嫌なことには運がある。
『人生の流儀』新日本出版社より
<引用終了>
欽ちゃんは、「損から入ると運が貯まる」と言います。
人とつき合うときは、率先して損な役回りをすると、
だれかが幸運を持ってきてくれるからだと言います。
「運は遠いところからやってくる」という欽ちゃんの言葉も同じで、
まわり道が一番近かったりします。
怒られたり、ひどい目に遭ったときも、一見すると「損」のように思えるし、
「まわり道」でもあります。
でも実はそういう時が一番運がたまる時。
大事なことは、怒られたり、ひどい目に遭ったときに、どんな対応をするのか。
そこで、グチや文句や泣き言を言うのか、
逆に感謝したり、ありがたいと感じるのかどうか。
神様は、そういう所をよく見ていらっしゃいます。
嫌なことには運があり、ひどい目に遭ったときに運が貯まっています。
神さまは、幸運を与える前に、まず不運と見える境遇を準備してくださるようです。
この欽ちゃんの言っていることは、沢山の方が同じことを仰っています。
美輪明宏さんも「正負の法則」、小林正観さんも。。。
今、理不尽なこと、ひどいことに巻き込まれている皆さん。
どうか勇気を持って下さい。
寒くて厳しい冬の次には、必ず、温かで穏やかな春が訪れます。
世の中は毎瞬毎瞬、変化を続けています。
そういう苦しい時こそ、
くさらず 焦らずじっくりと、地中に根っ子を張るチャンスです。
そして、希望を持ってください。
そういう時は、もう目の前まで、春が来ているのですから。
私たちの人生は、苦しく辛く、耐えられないと思うようなものでも、
必ず大丈夫なようにできています。
不運があれば、必ず同じだけの幸運が、
例外なく巡ってくるようにできているのですから。
明けない夜など、ありません。