今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年06月06日の記事を紹介します。
「加害者、被害者」
今回竹之高地不動社の神々の奇跡に関する本を執筆していて
亡くなった方が出てきたストーリーがいくつかあります。
その中の一つ、それはある事件にまつわるものです。
出てきた方、つまりこの方は成仏してないわけですが
それは、被害者の方ではなく加害側の方です。
成仏してないということは、つまりまだまだ地上に執着があり、
自分の人生や生き方に納得せず、天に戻れない霊のことです。
この方が亡くなった時点で
多分ご先祖や神様方は天に上げようとしてくださったことでしょうが、
本人にその気がなければどんな方が来ても無理です。
被害者の方といえば
もし被害者が恨んでおり、その気持ちが強ければ
きっとその方も天に登ることができず、
ずっと地上に残ったまま、成仏することはなかったでしょう。
ですが、被害者が加害者を許し、その事件を受け入れ、
もう前に進もうと決心したのならば、
必ず天に返ることが出来、
この地上に縛り付けられ、
地獄の苦しみを味わうことはないでしょう。
加害者の方が、どうして
成仏せず
いつまでもこの地上に縛り付けられ、
心の地獄に陥ってるかといえば、
それは自分がしたことに対して非常に
・強い自責の念
・自己嫌悪
などがあるからです。
自分の心の中の良心・神様の部分が、
自分自身を許さないからです。
今回本に載せた事例は、
たまたまですが この方とお不動様に縁ができ
お不動様に諭され、納得し
涙を流し、自分を許し、天に登られたケースです。
ここで「たまたま」と書きましたが
決してこの世の中に偶然というものはありませんから
きっとこの時が、この方にとっては、機が熟し、
天に登るべき時期であり、
今までの悪行による、苦しみ悲しみが終わる時だったのでしょう。
本に掲載した事例では、
最終的にこの方は天に登られましたので、
ハッピーエンドとなりました。
加害者、被害者
どちらも心の中に闇を作りやすく、
その闇が自分自身を縛り、
天に上る足を引っ張ることが多いですが、
自分を許し、他人を許すことができた時
心は晴れ、天に帰ることができるようです。