2020年7月14日火曜日

2097「水害と光害、蝗害5」2020.7.14

 2020年5月28日のイン・ディープさん記事の続きです。

南アジアは化学薬品の大地と化す
 必然的にそうなるでしょうけれど、さまざまな報道を読んでいますと、「イナゴへの対策は、基本的に大量の殺虫剤散布」なのですね。
 基本的には、インドのイナゴ対策の殺虫剤散布は、
・空中からの広範囲への殺虫剤散布
・農場単位での無人機による殺虫剤散布
・トラクターなどによる陸地からの殺虫剤散布
というように、陸空共に徹底的に化学物質が散布されているようです。
 最近は、地球単位で「消毒の時代」となっていまして、以下の記事のように、それについての懸念を書かせていただくこともありますけれど、もはや止めようがないほどの進行ぶりとなってもいます。
人類絶滅への道 : コロナウイルスとイナゴに対しての「殺菌と消毒の嵐」が吹き荒れる中、地球の微生物と昆虫類が「大絶滅」に向かう可能性。そしてその次は…」In Deep
 基本的に、消毒剤も殺虫剤も共に「人間の健康にとても悪い」という事実があります。最近では以下の記事などに記させていただいています。
「過剰な消毒と殺菌が「人間の肺を破壊するメカニズム」がわかった」In Deep
 インドでは現在、殺虫剤散布が広範囲で行われていますが、インドより早くイナゴの被害に遭っていたパキスタンでも大規模な殺虫剤噴霧が続いていまして、つい最近は、「パキスタン政府は、中国政府から大量の化学物質の提供を受けた」ことが報じられていて、さらに激しくなっていくようです。
 イナゴと戦うためにパキスタンは中国政府から37万5000リットルの化学物質の提供を受けた
 パキスタン国家食糧安全保障調査大臣は 5月27日、中国政府からイナゴと戦うために 37万5000リットルの化学物質を提供を受けたと述べた。
 パキスタンは現在、新型コロナウイルスの拡大に直面しており、そしてイナゴの大群もパキスタンの農業の存続に関して深刻な挑戦になっていると大臣は述べた。
thenews.com.pk
 中国政府としては、自国にイナゴが入ることだけは避けたいと考えていて、隣国パキスタンでイナゴの進行が止まってほしいと考えているでしょうから、今後もいくらでもイナゴ駆除に薬品の提供などの協力を続けるはずです。
 それにしても……パキスタンは、今年 2月の時点から殺虫剤散布を続けているのですが、「その時よりさらにイナゴは増えている」という……。
 いずれにしましても、これはもう止まらないと思われます。
 このように、インドとパキスタンという南アジアを代表する国が、イナゴ駆除のために全国的に「化学物質の大散布」を行っています。
 そして、先ほどのドイツの報道にありましたように、「インドでは、イナゴの繁殖は 11月まで続く」のです。
 そのあいだ、数カ月間、化学物質の散布が南アジアの全域で展開され、そして都市部では、新型コロナウイルス対策での街頭と人々への消毒が続くというなかなか壮絶な展開となっています。
 これからどうなっちゃうんでしょうね。
 ちなみに、10年前のことですが、オーストラリアでイナゴが大量に発生した際に、「イナゴ駆除のために大量散布された殺虫剤フィプロニルでミツバチが大量死した」という報道があったことも思い出しました。
 イナゴは昆虫ですから、「ひとつの種の昆虫を殺そうとすれば、他の昆虫も死ぬ」のはある程度は当然のことで、昆虫の絶滅もさらに進みそうです。以下は参考記事です。
地球上の昆虫の減少が「カタストロフ的なレベル」であることが包括的な科学的調査により判明。科学者たちは「100年以内にすべての昆虫が絶滅しても不思議ではない」と発表」
In Deep
 いずれにしても、インドでは、地域により、異様な高温、異様な大雨、歴史的な暴風雨などで、すでに農作は壊滅的なダメージを受けています。本来ならこれからのシーズンが本格的な農作の開始となるのですが、一体どうなっていくのかわからない状況となっています。
何より、南アジアは人口の影響が大きい。人口の多いパキスタン(2億1000万人)とインド(13億5000万人)で深刻な食糧問題の発生が近い、あるいはすでに起きているということから、この影響は時間と共に世界的なものに拡大していく可能性もありそうです。
 そして、仮にイナゴの大群が中国に侵入するようなことがあった場合、それは非常にカタストロフな状態となっていくと思われます。

2020年7月13日月曜日

2096「水害と光害、蝗害4」2020.7.13

 蝗害について興味深い記事を紹介します。最初にイン・ディープさんの2020年2月22日の記事の冒頭の旧約聖書の内容です。
「疫病と…聖書的な災いが現実に:狂気的な数千億のイナゴの大発生による被害範囲がアフリカ、中東から中国までの20カ国以上に拡大。国連は6月までにイナゴの数が「現在の500倍に膨れあがる可能性」を警告

旧約聖書 出エジプト記 10章 04-06節
もしもあなたが私の民を去らせることを拒むのなら、私は明日、あなたの領土にばったを送り込む。ばったが地の面を覆い、地面を見ることができなくなる。そしてそれは、雹を免れて残されていたものを食い尽くし、野に生えているあなたがたの木をすべて食い尽くす。
さらに、あなたの家、家臣の家、すべてのエジプト人の家に溢れる。あなたの先祖たちも、先祖の先祖たちも、この土地に住むようになってから今日まで見たことのないものである。」

 さらに2020年5月28日のイン・ディープさん記事の内容を抜粋して紹介します。
「インドの歴史上最悪のイナゴ襲来のカタストロフに見る世界的な食糧危機、化学物質にまみれる大地。そしてその基本的な原因は異常気象と異常気温だということ
イナゴ襲来の第二波は想像を上回る規模に成長中」

「インドで史上最悪級のイナゴの襲来が発生したことがここ数日伝えられています。
先ほどのインドでの新型コロナウイルスの感染事例が多い地域として、いくつかの州が挙げられていますが、非情なことに、「イナゴの被害の大きな地域もその州と重なる」のです。
5月27日までの時点で、イナゴによる最も大きな被害を受けているのは、ラジャスタン州という北部の州で、他に、マディヤプラデーシュ州、マハラシュトラ州などがイナゴの被害を受けていますが、その光景は、以下の写真のように「現実ではないような」雰囲気があるほどのものです。(虫が嫌いな方にはごめんなさい)
現時点での報道では、過去 30年で最悪というような表現が使われていますが、イナゴの大群はいまだに成長し続けていますので、インドの歴史で最も激しいものとなる可能性もあります。そうなる理由も示すことができます。
まず、以下は、現状についてのドイツ DW の報道からです。
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インドは過去30年で最悪のイナゴの大群と直面している
India faces its worst locust swarm in nearly 30 years
DW 2020/05/27
インド政府が新型コロナウイルスを封じ込めるための戦いを行う中、膨大な害虫が、インドの 50,000ヘクタール以上の耕作地を破壊しており、インドの食糧供給にさらに負担をかけている。
5月26日、インド政府は無人機とトラクターで、サバクトビバッタの大群を追跡し、殺虫剤を散布した。
これはインドが過去 30年近くのあいだに経験した最悪のイナゴの大群の 1つだ。このイナゴたちによって約 50,000ヘクタールの耕作地が破壊され、インドは 1993年以来の最悪の食糧不足の危機に直面している。
インドのイナゴ警告機関によると、ラジャスタン州とマディヤプラデーシュ州では、地域により 1平方キロメートルあたり 8〜 10個の大群が活動しており、マハラシュトラ州やウッタルプラデーシュ州などにも拡大している。
今後、風速と風向によっては、イナゴがインドの首都デリーに向かって移動する可能性があると警告している。
国連食糧農業機関(FAO)によると、サバクトビバッタは通常、6月から 11月にかけて、インド西部とグジャラート州などの一部で発生する。ところが、インド農業省によれば、今年 4月にイナゴの群れが発見されている。
FAO の推定によると、4000万匹のイナゴの群れは 35,000人分もの食糧を食べるという。すでに、インドのイナゴは、ラジャスタン州とマディヤプラデーシュ州の農作物を破壊している。これにより、通常よりも生産量が低下しており、食料品の価格の上昇が発生している。
農業危機とそれに続く食糧インフレは、新型コロナウイルスのパンデミックに対するインド政府の対応を著しく妨げている。
インド政府が新型コロナウイルスの拡散を阻止するために突然、全国的なロックダウンを強要した後、インドの多くの労働者たちが経済的に困難に陥り、何千人もの移民労働者が飢餓で亡くなった。イナゴの群れによる農業危機は、政府の救援活動をさらに妨げている。
ここまでです。
記事に、
> 何千人もの移民労働者が飢餓で亡くなった。
とありますので、すでにインドでは「ロックダウン中に、飢餓による死が発生していた」ということのようです。
なお、なぜインドで今年、このような「通常はないようなイナゴの大量の出現」が起きてしまったのかというと、基本的には、「異常気象」によるものなんです。
たとえば、今現在、インドは「信じられないほど暑い」です。
なんと、まだ 5月だというのに、たとえば、新型コロナウイルスとイナゴの被害に同時に見舞われている北部のラジャスタン州などは、「気温が 50℃に達している」ようなのです。
5月27日の報道より
この熱波の直接的な原因は、サイクロンによるものでした。
先週、インドは「アンファン (Amphan)」というサイクロンに見舞われたのですが、そのサイクロンの反時計回りの大気の流れの循環が「インドの風の方向を変えてしまった」のです。ちなみに、このサイクロンの被害そのものも大きく、インドで 100人以上が亡くなった他、農業にも甚大な被害を与えています。被害を受けた人の数は、450万人に上るとインド政府は述べています。
それ以前も、今年のインドは「とにかく雨が多い」のです。
以下は、5月25日のインドの報道からの抜粋翻訳です。
インド気象庁のデータによると、ラジャスタン州では 3月1日から 5月25日までに 25の地域で、平年の 60%以上の大量の雨量が記録された。さらにマディヤプラデーシュ州では 39の地域で平年をはるかに上回る大量の降雨が記録された。
ウッタルプラデーシュ州とハリヤーナ州でも多くの地域が平年より多い雨に見舞われている。(downtoearth.org)
このような中で何が起きたのかというと、インド研究評議会の専門家が以下のように述べたことが伝えられています。
「サバクトビバッタは、古く乾燥した葉や植物よりも、新しくて柔らかい葉を好むのです。それらのほうが容易に消化されるタンパク質や炭水化物を含んでいるからです。イナゴは、どこに移動しても、そのような若い葉を探すのです」(downtoearth.org.in)
つまり、「雨が多かった中で、イナゴの好きな軟らかい葉のある植物のある面積が格段に増えた」ということになり、それに加えて、異様な気温の上昇もむしろイナゴには好都合で、サバクトビバッタは、砂漠の極限の暑さと乾燥の中でさえ生き残ることができる昆虫ですので、「暑い上に湿気が高く、エサとなる軟らかい植物が多い」という
「イナゴにとってのパラダイス」が作り上げられてしまったようなのです。

2020年7月12日日曜日

2095「水害と光害、蝗害3」2020.7.12

 今回の水害の雨雲の様子をひまわりの映像等を紹介します。

今日は上品な龍が振り返って微笑んでいる感じ2020.7.9

まるで中国大陸南部から龍が日本列島にやってきているようだ7月8日

引き続きチベットから揚子江流域にかけて猛烈な雨雲。7月8日

中国揚子江流域は依然として大雨。三峡ダムの放流で下流域は大洪水。中国から日本まで巨大な雨雲が広がっている。7月6日

太平洋の真ん中で渦を巻く水蒸気。まるで日本列島の龍が東に立ちはだかる壁を押しのけようとしているように見える7月9日

 龍体列島と言われる日本ですが、大陸から流れて来る雨雲はさながら龍の姿で日本を覆う感じです。移り行く姿を固定して見ると静止像が浮かびますが、経時的に見ると気象変化の1瞬の状態です。しかし地上では人間的視点で見ると許容限界を越えた巨大な変動反応をもたらしています。上の太平洋の写真の巨大な空間軸で見ると、これまた小さな点の事で、スケールにも入らないものです。時空間の次元は意識の変容で変わりますが、災難は無難に越したことはありません。
 中国も大量の降雨の影響で三峡ダムの決壊かと危惧されています。もし決壊したとすると下流域の4億人に被害が及ぶ可能性とか。その中国にこの水害とは別な蝗害(こうがい)が及んできています。今年初めごろにアフリカから始まった蝗害は何万キロを飛び、中東、インド等を経て中国に達し甚大な農作物被害が生じています。
蝗害は以下の様に記されています。

「蝗害を起こすバッタを飛蝗、トビバッタ、ワタリバッタ(英語では「locust」)という。また、飛蝗の群生行動を飛蝗現象と呼ぶ。飛蝗現象下にあるワタリバッタの群れが航空機の飛行を妨げる場合すらある。
群生行動をしているバッタは、水稲や畑作作物などに限らず、全ての草本類(紙や綿などの植物由来の製品にまで被害が及ぶ)を短時間のうちに食べ尽くしてしまう。
当然、被害地域の食糧生産はできなくなるため、住民の間に食糧不足や飢饉をもたらす事が多い。また、大発生したバッタは大量の卵を産むため、数年連続して発生するのが特徴である。日本を含む大抵の国では、殺虫剤の普及により過去のものとなっているが、アフリカ諸国など国土が広大で組織的な駆虫が難しい地域では、現在も局地的に発生し大きな被害を出している。
日本での発生は稀なため、漢語の「蝗」に誤って「いなご」の訓があてられたが、水田などに生息するイナゴ類が蝗害を起こすことはない。」

2020年7月11日土曜日

2094「水害と光害、蝗害2」2020.7.11

 今回の水害をもたらした線状降水帯はここ2年程前から目にするものですが、線状降水帯とは次の様に説明されています。

「梅雨前線に伴う大雨特別警報が出た近年の豪雨としては、平成29年7月の「九州北部豪雨」、平成30年7月の「西日本豪雨」があり、いずれも「線状降水帯の停滞」が大きな原因となっています。
線状降水帯とは? 
 積乱雲が数十km以内の幅で長く連なりおよそ100km以上の長さに伸びた結果、降雨域が線状に細長く伸びて見えるもの。

なぜ線状に降水域が連なるのか? 
 次々にたくさんの積乱雲が同じ場所ででき続ける「バックビルディング(後方形成)」が起こる条件が整うと、同じ経路で積乱雲が移動しながら発達した結果として、線状に降水帯が連なる。

バックビルディング(後方形成)の模式図


 気象庁レーダーによって観測された熊本県南部で豪雨が発生していた際の気象庁レーダーによる降水強度分布(mm/h)(令和2年7月4日・日本時間午前2時15分)。気象庁のホームページよりダウンロードした画像に一部加筆。

なぜ線状降水帯が南北移動しなかったのか? 
 梅雨前線を挟んだ南北の2つの高気圧がほぼ固定されており、7月4日の九州南部における気流の条件がほとんど変化せず、線状降水帯の位置を動かす要因がなかった。


気象庁による熊本県南部で豪雨が発生していた際の地上天気図(令和2年7月4日・日本時間午前9時)。気象庁のホームページよりダウンロードした天気図に一部加筆。
 黄海からの冷たい空気の流れと太平洋南方から暖かく湿った空気の流れが、梅雨前線を南北方向に挟んで2つの高気圧によってもたらされています。九州付近の1004hPaの等圧線に注目すると、ほとんど緯線に沿うような東西方向に伸びていて、太平洋高気圧は多少東に移動しても南側の気圧配置がほとんど変わらない状況だと言えます。
 一方で、梅雨前線の北側の黄海高気圧は、黄海の冷たい海面水温によって冷やされて形成されているので、もともと位置が固定されて動きにくい性質を持ちます。このように、梅雨前線を挟んだ2つの高気圧による気圧配置を広い視野で見てみると、東西方向へ多少のずれがあっても、梅雨前線の南北方向の位置がほとんど変わらない状況であることが分かります。
 したがって、東シナ海から九州、西日本にかけての広い範囲で見たときに、南北の高気圧の位置関係は7月3日から4日にかけてほとんど変化せず、梅雨前線の位置は固定されてしまいました。このような広範囲で見渡した際の条件が変わらない中で、線状降水帯がバックビルディングによって維持されると、強雨域の南北方向の位置が固定されてしまいます。

なぜ九州なのか? 
 九州北東部のメソ低気圧の西側で風が加速される効果が、もともと水蒸気の絶対量が多い九州西方の海上に対して作用すると、線状降水帯への水蒸気供給量が著しく大きくなる。
http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20200706/

2020年7月10日金曜日

2093「水害と光害、蝗害1」2020.7.10

 九州南部、熊本から生じた甚大な水害は福岡、佐賀、そして岐阜、長野でも発生して大きな被害が各地で出ています。原因は日本の直ぐ南方にある高気圧が停滞してそこに吹き込む低気圧が線状降水帯を成して想定外の雨量が数日間にわたり降る事によると言われます。激甚災害で天災の扱いですが、果たして天災と言って済ませて良いのかとふと思います。
 海水温の上昇がもたらす海流の変化が地球温暖化のそもそもの原因と言われて大分経ちます。海水温の上昇の原因は何かというと、海水の富栄養化によるもので、その原因は中国等での近代化農業の普及による大量の化学肥料などの使用と言われています。
木内鶴彦さんは20数年前からこの事は指摘していました。
 
 木内さんが警鐘を鳴らしていたもう一つは光害の事です。原子力発電が起動して発電を終日行う事が可能になり、夜間の発電による電気の使用を促す目的で夜間電力料金の低額化が勧められました。夜の街中は安全のためにとライトアップキャンペーンがなされて街灯が整備されました。
 住宅もオール電化が快適な生活をもたらすと宣伝され、ガスを使用せず安価で安全、安心とIHクッキングヒーターが常設される住宅が沢山建てられています。電子レンジの害も一頃の様に言われなくなり、生活に欠かせないものとなって暫く立ちます。電子レンジの使用で原子レベルの構造崩壊を来して発熱させ食べ物の生命力を損ないます。当然それを食べる人にも悪影響があります。IHクッキングヒーターも同様に健康被害が危惧されますが、便利快適が優先順位の上位になり健康が失われてきています。

 更にセブンイレブンの名が示す様に、7時から11時まで営業だったコンビニエンスストアが24時間営業になり、ファミレスなどの深夜営業、24時間営業が行われるようになりました。安価な夜間電力の使用と新たな消費行動を促す消費者の購買誘導です。
 今回のコロナ自粛で生活モードが変わりある意味では不要不急の行動が抑えられて良い変化が引き起こされるかもしれません。
 昔はテレビも午前零時になるとNNKが放送終了して日の丸の画面がでて君が代が流れていましたが、今はラジオ、テレビなども24時間です。更にインターネットの普及、携帯電話、スマートフォンの普及で情報は昼夜の別なく終日可能になりました。

 街の夜の光が植物などの生態系を破壊してやがて光合成、植物の呼吸にも影響して二酸化炭素の排出が増え、地形によっては二酸化炭素が地表部に滞留して酸欠による自然死も危惧されると木内さんは指摘していました。
 また、夜型の生活でサーカディアンリズムの変調から睡眠の不足、ストレスから心身のアンバランスを生じ身体機能の低下をきたす事になり、人間の健康被害にも繋がると言われていました。
 インターネットの普及は更なる大きな健康被害をもたらして来ています。情報革命が現代文明の根幹をなしています。その利便性は分かるのですが、そこから発する電磁波、パネルのLED光の身体への影響は無視され、経済優先で産業政策が勧められています。これも明らかな光害です。20年前には社会に認知されていない新たな危険要素です。

 情報通信の進化により電話の通信技術が1Gから始まり、フォーマの3G,更にスマホの4G、今年からは5Gが使用開始されてきています。5Gの技術でこれまでの100倍程の情報量の通信が可能になり、高速、大容量の情報送信が出来るのですが、そこから発する電磁波はより強烈に人体に影響をもたらすのです。
 今回のコロナ騒動でステイホームが推奨され、更なるIT技術が駆使され普及する事でしょう。国が勧める破壊的イノベーションのムーンショット計画を推進して行くに恰好な状況です。

 更に青色LEDの開発が日本の研究者によりなされ、ノーベル賞を受賞したこともあり、国策の産業振興としてLED照明の製造、普及を積極的に行い、2020年4月からは蛍光管、電灯の製造、販売が原則的にできなくなっています。気が付いたらLEDしか購入、使用できない世の中になっています。
 健康への配慮が無いままに物事が決められ、お金優先の世の中です。5Gによる地球環境の破壊、環境劣化が進み、ひいては次なる未知なる病気が発症し劣化が進むのではないかと危惧しています。

 物事を選択する時には基本的に各自が自己責任で行います。あなたにとって最優先事項は果たして何ですか?自分の必要が全てを決めます。今回の水害も廻り回り、大きな付けが届いた様に思えますがほとんどの方はその自覚がなさそうです。自然環境、生態系を含め、我良し、傍良し、八方、全て良し、を生きれる視点、叡智が望まれますが如何でしょう。

2020年7月9日木曜日

2092「夏至大祓い7」2020.7.9

 6月30日は水無月、夏越の大祓いでした。大祓という行事は一般的に以下の様にいわれています。
「大祓いは「生活の中で知らず知らずに身についた、罪や穢れ、災厄をお祓いする」という意味を持ちます。大祓によって、1月~6月、7月~12月の半年間についた不浄なものを祓い、清らかな状態で次の半年を過ごせるようになるのです。」

 本来は禊祓いであった様です。そして祓の方法には、水を用いる禊(みそぎ)と、祓麻(はらえぬさ)にて祓う方法とに二大別されるそうです。

禊(みそぎ):川や海の清い水につかり身体を洗い滌(そそ)ぎ、ツミやケガレを祓(はら)い清めること。「祓(はらえ)」の一種。「禊祓(みそぎはらえ)」ともいう

祓(はらえ):罪穢(つみけがれ)や災厄を除くための行事。「ハライ」ともいう。
 日本古来の宗教思想である神道(しんとう)は、汚穢(おえ)を忌み、清浄をもっとも貴ぶ観念が強く、そのために祓が重んじられる。
 祓の起源は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が、黄泉(よみ)の国(キタナキ国)の穢(けがれ)を筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小戸(おど)の檍原(あはぎはら)において禊祓(みそぎはらえ)をなされたのに始まる。
 祓の方法には、水を用いる禊(みそぎ)と、祓麻(はらえぬさ)にて祓う方法とに二大別される。いずれも罪穢を、地下の世界である根(ね)の国、底(そこ)の国に追いやるのである。いやなことをば水に流すというのは祓の思想による。
 神道では神前に参拝するに先だって、かならず祓を行い、これを修祓(しゅばつ)という。祓詞(はらえことば)を奏し、祓麻にて祓を修するのである。
 また、大祓(おおはらえ)といって、定期的に6、12月の晦日(みそか)と、臨時には罪穢にあったときに行う祓がある。
 6月晦日の大祓を名越(なごし)(夏越(なごし))の祓という。大祓には人形(ひとがた)や茅(ち)の輪(わ)などが用いられることがある。

 次に紹介しるマナさんの大祓いのお話しが私には共感、納得できます。
「古来、私たちが完全に「神の意識」「神魂」であった頃は、魂と身体が「清浄無垢」であることを理想として、朝には神々を仰いで、その神氣をうけ火し、その波動のままでイノリをしていました。
 夕べには神々に感謝しつつ、日々、惜しまぬ心で、喜びから貢献をしていました。ところが、「原初の傷」を負ってからというもの、人をあざむいたり、憎んだり、罪悪感を持ったり、恐れを握ったり、「神氣が枯れた状態」を身にまとうようになってしまいました。
 愛、祝福、感謝、喜びなどが枯れてしまった気、つまり、氣枯れ(けがれ)の気をまとって生きるようになったのです。
 その古い「氣枯れの気」の服を脱ぎ去ることもなく、着ぐるみ姿のまま生きておられるわけです。それは、古い自分のまま、古い時空間を身にまとっているのと同じであり、新しい神という意識がすっぱ抜けています。新しい創造神として覚醒していないのです。  
 古い化粧を残したまま、新しい化粧をほどこしても意味がないのと同じで、昨日の自分の意識のまま、昨日の時空間に入ったまま、イノリをしても何の意味もないので、昨日の自分の波動、昨日の時空間の波動を完全に忘れて、完全に手放しましょう。古い時空間のゲーム場(波動)を閉じるわけです。
 ずっと積み重ねてきた古い時空間を、すがすがしく祓い清める神儀が「水無月の大祓」の意義です。(みなづきのおおはらえ)
 6月30日には、色々な神社で「水無月の大祓」の神儀が行われると思いますので、宜しければ、みなさま各自で「自発的に」ご参加下さい。
 そして、大祓を受けたあとは、二度と「氣枯れの気」を身につけず、「あれ?気分が落ちてるかな?」と感じたなら宇宙の中心の愛を意識して、氣枯れのバイブレーションをすぐに脱いで下さい。
 あっぱれな喜びあふれる神氣を「意識的に」身につける習慣をつけましょう。これが瞑想です。愛、祝福、感謝、爽やかな清々しさを身につけて、日々、全体のために貢献なさって下さい。
 「水無月の 夏越し(なごし)の祓する人は  千歳の命 延ぶといふなり」
この古歌には、「まことの姿に立ち返りたい」と願う先人たちの、ひたむきな意識がうかがわれます。今回、コロナ騒ぎも加わったために、一段と「氣枯れの気」がひどくなっており、今こそ「水無月の大祓」の必要性を強く感じて、(以下省略)」

 全国各地の神社で夏越大祓いが行われたようです。夏至までの大きなエネルギーの高まり、日食の岩戸隠し、そして岩戸開き。エネルギーが反転して大祓いを迎えました。2020年の後半が始まりました。日々の行を通して心して秋分、冬至を迎えたいものです。

2020年7月8日水曜日

2091「夏至大祓い6」2020.7.8

 2020年12月22日にグレートコンジャクションが起きます。グレートコンジャクションとは木星と土星が重なるもので20年に1度起きるものです。
 木星は可能性を成長させる働きがあります。一方、土星は基盤、ルール、土台で、成長、上昇させる働きがあります。
 是までは地のエレメントの時代でした。1802年から2020年までが地のエレメントの時代で、そして200年毎にグレートシュテーションが起きて、2020年12月22日から風のエレメントに変わります。
 是まではほとんどが地のエレメントの20年間でしたが、その200年の中で風のエレメントになったことがあります。それは1981年からの20年間で、その時はインターネット、携帯電話の情報通信が起きて来た時代でした。

 地のエレメントの時代は目に見えるもの、身体で感じるもので、物質的な価値があり、心地良く、安定した社会の為に法律の整備がなされました。衣食住の充実、健康で豊かである事、その為の沢山のお金が生み出されました。そこでは縦型社会で、実力重視の序列の上下が出来ます。その社会では似たような成功を目指す様になって行きます。それと異なる価値観は歓迎されません。この時代は物質世界の価値観です。

 風のエレメントの時代は2020年から2219年の200年になります。風のエレメントの特徴は大気の循環、呼吸の巡り、思考、知性と関係して来るものです。情報量が増えます。貴重で速いものが優位になり、個性が求められます。そして多角的で多様性が求められます。横型社会の形成になります。そこでは選択肢が多い方が良く、自由で縛られない発想が求められます。感性が優れていることで道を開けて行きます。この時代は精神世界の価値観です。

 地から風へと進化します。地の恩恵と成熟がありますが、地でのデメリットは物質、お金が中心だったことです。そして規定から外れられなかったこと、責任を追及すること、そして大量消費、大量廃棄だったことです。
 これからはAI化し、IoT化が進み発展することになります。そして突然変異が起きるのです。
 3月22日に土星が水瓶座に入りました。風のエレメントの新しいやり方が試されることになりました。これから仕事の問題が発生していきます。アイディアを出して沢山の選択肢を持ち、柔軟な発想ですることが大事になります。
 アイディアの共有とアップデート、情報を分かち合う事です。風に如何に乗って行くかが大事になります。常に最近の情報を扱い、臨機応変に仲間と横のつながりを作り、情報共有をして行くことです。
 これからは自分自身が太陽と繋がり、地を活かして、風へと進化する時です。いよいよ大変な時代になってきたと言えます。

「グレート・コンジャンクション」について補足します。
 およそ20年ごとに起きる木星と土星の会合の事です。一般的な解釈としては、「これまで積み重ねてきた努力や経験が何らかの結果となって現れ、今後の明確な目的意識につながる」と言われます。社会的にもグレートコンジャンクションが起きる年は決定的な変化を迎える年になりやすい、と言われています。
 これだけでもかなりレアな現象なのですが、2020年は冥王星も加わったトリプルコンジャクションになるのです。
 木星は、古くから幸運の兆とも言われています。1年同じ星座にいるので、木星の位置は基準にしやすく木星の位置によって運気が上がるという印象があります。この運気が上がるというのは、今までの努力が実になったり、新しいアイディアが浮かびやすかったりということ。努力しなくてもいいことが起きるというような、真のラッキーとは少し違って「あなたの撒いた種が芽を出す」という感じでしょうか。
一方の土星はというと、あまりいいイメージはありません。土星には「いらないものを捨てる、物事を建設的に固める、価値観の変更を迫られる」などの印象があります。つまりは、「今まで平和に暮らしていた人に大きな課題が与えられる」イメージです。

 2020年にやってくるグレートコンジャンクションは、可能性を広げる木星といらないものを捨てていく土星がぴったり重なる時期です。それまでにきちんと努力をした人は、その才能が開花する可能性が高いといえます。反対に、今までの環境や価値観にしがみついて何もしなかった人には辛い現実を突きつけられる可能性が高くなってしまいます。
 2020年のグレートコンジャンクションでも、世の中が激しく変化するため痛みを伴う可能性があり、その痛みを乗り越えられるように、しっかりとグレートコンジャンクションに対応できる自分を作り上げる必要があるのです。
 木星と土星がぴったりと重なるグレートコンジャンクション。2020年はそれに加えて冥王星が重なるトリプルコンジャンクションも起きると言われています。激動の一年になることは間違いなさそうなので、しっかりと準備をしていきたいものです。