以下の紹介があります。
「三陸復興国立公園碁石海岸の北方に位置する代表的な景勝地「穴通磯」。長い年月をかけ、海水の浸食によって岩に3つの巨穴が空いた様は、見る者を圧倒させるとともに大自然の雄大さ、美しさを感じさせてくれる。また、穴通磯の洞穴をくぐり抜けると開運成就、子宝にも恵まれるという伝説もある神秘的な場所だ。碁石海岸穴通船(わかめ漁に使われる小型船)に乗船すれば、この洞穴をくぐり抜ける体験ができるとともに、海面すれすれからリアス海岸独特の海岸美を見上げながら、海上を爽快に駆け抜ければ、ここでしか味わえない感動間違い無し。」
「海蝕によって3つに穴が開いた奇岩の中の奇岩で、波が穏やかな日にはトンネルのように穴をくぐり抜けることができます。古くから縁起のいい奇岩とされ、子宝に恵まれない若夫婦を漁師が小舟に乗せて穴をくぐり祈願したところ沢山の子宝に恵まれたという言い伝えがあります。右の穴をくぐると男の子。真ん中の穴をくぐると女の子を授かるとのことですよ♪残念ながら現在は震災の地盤沈下により真ん中の穴しか通ることしかできませんが縁起がいいことから多くの観光客の皆様に喜んでいただいています。」
私たちは駐車場から遊歩道を下って5分ほどで展望所に到着です。珍しい巨石に皆さん驚きです。自然の妙技でしょうが何とも不思議な形態に残ったものです。暫し写真撮影に興じ、穴通磯に向かってあわ歌を皆さんで響かせました。
ここでは先に中山さんが音を発しで歌い、最後にあ~の音を出して左回り3回を行いました。その時のお言葉です。
「あ~あ~あ~ (あわ歌)
伝えます。
踏み行く道は、これよりの大きく広きへ広がりて、
皆々様に、多くを知りて頂きます。
嬉しき、楽しき、驚き、苦しき、皆々混じりて参りましょうが、
只々、平らに過ごし行き、
その身のご用意なさりませ。」11:04
次の目的地は陸前高田市にある黒崎仙境です。碁石海岸のある末崎半島の隣の広田半島ですが、リアス式海岸ですので道はかなりの距離です。広田半島に先端にありますが、黒崎仙境温泉の案内の幟旗を目にしながら進みます。
程なく立派な神社が左手にありますますが、黒崎神社の里宮で、広い駐車場があります。そこを過ぎて温泉の筋向いに車を止めて、遊歩道を10数分半島先端に歩きます。
右手に小さい社が祀られていますがここが黒崎神社本宮です。その先の半島の先には展望所がありますが、地震の影響で閉鎖されていて立ち入り禁止です。
その神社正面の海岸、その両側にそそり立つ岩壁の間から海が見下ろせます。その地が黒崎仙境です。見下ろすと吸い込まれる様な、どきどきする感じの景観です。
以下の様な紹介があります。
「峡谷断崖を挟んだ岩上に、直径約2mくらいの大石塊が二個、相対してあり、天狗がお手玉をして遊んだと伝えられています。
黒崎仙峡の岩頭に立てば万里の潮風に心身抱かれ、洋々たる前面を見渡せば煙波正に渺々とした大海原は、人をして陸上古今の変遷を超越し神代の感を抱かしめる。
更に四望の心を脚下に移すと、水面より十五米(五丈)断崖直に海に没して紺碧の色その深さを知らない。
左に雌沼雄沼と呼ばれる海水深く侵食洞入する渓谷の岩窟あり。その奥は見ることが出来ないが、沼に似た所よりその名があり、激浪の侵入する時、荒削りの岩肌に五彩の飛沫を吹き上げる様豪快と言う外ない。
沼を挟んで岩上に径一米(数尺)くらいの大石二個相対してある。之天狗の投げ石、又お手玉と伝えている。見る程に造花の奇妙と言ってよい。
――― 承安二年(1172) 鎮座黒崎神社誌ヨリ」
http://blog.goo.ne.jp/familyplot1976/e/f03bdf68e880321d138944535a437e4f
http://www.kurosaki-onsen.com/kankou.html