全体が滞り、貨幣の信用が危うくなり、お金を持っている彼らがこの状況に不安を感じないのは可笑しいことです。もう直ぐ、食べものをお金があっても買えない時代になって来ているのです。
今の産業構造はお金をどうやって儲けるかだけです。農業も農薬、化学肥料を使っての商売になっています。
例えば、新潟魚沼産こしひかりはカナダ産の苗をF1化されたものを栽培しているのです。遺伝子操作してF1化しているのです。ですから魚沼で採れたこしひかりと魚沼産こしひかりは違うのです。
宮崎産の牛はオーストラリアのもので、原種を宮崎から持って行き、向こうで特許を取られたものなのです。この様にして純粋な日本産が無くなってきています。日本の純系を守って育てて行かないと駄目です。
売る為に資材を買い、売るビジネスになっています。出荷用のものを農家は食べないのです。その収益で得たお金でスーパーに買い物に行く。それらは間違いなく消毒し、薬は使われているのです。玉子も無精卵で長持ちします。消毒されていて半年持つ生玉子もあり、防腐剤を使っているのです。昔は、玉子は籾殻で保存して1週間は新鮮に食べられたものです。
ウサギ、猪、熊はご馳走でした。その獲物は各家庭に分けられた。鹿も刺身で食べました。これから食べ物が無くなったらどうやって生きて行くのか。捕獲した動物を解体出来るのか。サウジアラビアに行った時、羊を解体してくれましたが、血も全部食べました。味付けは塩だけで美味しかったです。そのように何でも食べられように今から訓練しておくことが大事です。
路上生活者は工夫して生きています。ダンボールよりも発砲スチロールの方が暖かいです。星の観察の時にそれを使って暖かく出来ました。山の中で火を付けられるか。雪の中で雪洞を作って寝る。サバイバル的な事を沢山経験してきました。だから私は何処でも生きていけます。魚を釣る。てんぐすをどう作るか。蚕の背中の綿を取って三倍酢でゆっくり伸ばして作る。そして骨を使って釣り針を作る。小さい頃は遊びもデンジャラスにやっていました。生活の中ではいつもサバイバルに生きていけば良いのです。
地球環境が悪くなるのは何故なのか。その原因は人間です。これから食べものが無くなったらどうするか。皆で助け合うしかありません。そういう世界へ産業構造の崩界から進んでいきます。そういう時代になって行き、環境が悪くなったのは、人間がお金を得る為に資源を取り、薬物を取り出して汚染していることが原因です。
中国は大量に化学肥料を使って草原を畑にしています。草原は緑のダムで、それを壊してしまい、その結果、川は氾濫することになります。化学肥料の土壌が流れ、東シナ海はプランクトンの異常発生が起きて赤潮になります。
水は中のものが熱を持つと、それを抱きかかえて水温が上がります。二酸化炭素が動かないと、空気は熱膨張します。体積が増えて上空に上がり、それが冷やされて対流が起きます。それで守られているのです。もしそれが止まったら人間は窒息死することになります。
海は軽いものが上に来て温まります。海水が温かくなると上昇気流のようになります。熱帯の低気圧となり、そこに外から空気が流れ込みます。そうして平均化しようとします。
平均気温は16度です。それを挟んで、赤道で温度が上がると大陸の熱を奪って平均化しようとします。それが日本列島でぶつかる。それで豪雨がもたらされます。今起きているのは人災で、それによって異常気象が起きているのです。
お金のために環境はどうでも良いとやっているのです。1994年に京都議定書が出来て二酸化炭素削減が決まりました。その時、私は40歳で講演しましたが、その時に決まった事が疎かになり、お金が主になっているのです。地球環境が大事です。金融崩界はどうでも良いのです。大事なのか環境をどうするかです。