1日目の講演会は、前半は東大阪市の石見太田工業株式会社代表取締役竹田浩之氏の実践報告、後半は佐藤政二先生の講演でした。先ず竹田氏のお話しを紹介します。
竹田浩之 太田石見工業社長
プロフィール:永年にわたり、内装仕上げ業に従事する中、本当に誇れる産業・企業・事業であるか?疑問を持ち続けた中、佐藤先生に出会い、これまでにない空間を提供出来る技術を取り入れ、誇れる産業・企業・事業を追い求め続ける。
自社では石膏ボードの二次加工製品リラックスウォールを販売している。この製品は生体エネルギー技術応用設備の「びくま」アース磁場装置+力丸P(石膏ボード専用力丸)で石膏ボードを2次加工している。
わが社の業務内容は軽天工事で各種ボードを使用し、左官工事、塗装工事、内部解体、現状回復工事をしている。生体エネルギーに出会い5年間だ。
平成18年に父から継承して社長になった。会社は創業30年になる。お金だけの仕事で元受けにたたかれる事ばかりで仕事に達成感が無く、むなしさだけだった。10年前に業績が悪化し、当時、豊田市の豊大株式会社の荒川社長に出逢った。荒川社長から生体エネルギー技術を教えていただき、勉強を始めた。
建築業界は新築が減り、リフォームが増えて行く傾向が強い。その中で建築資材として使用される石膏ボードに生体エネルギー技術を導入した。
石膏ボードはごみ処理焼却時に発生する大気汚染物質、有害汚染物質を石灰で吸着して作っている産業廃棄物活用商品で自然の物でない。排燐脱硫石膏ボードがほとんど安全安心とはいいがたいものだ。
リラックスウォールと既存の石膏ボードを使い比較実験を行った。
先ず、植物の密度効果で調べた。密植するとストレスがでるが、それをカイワレ大根で検証した。明らかにリラックスウォールでは良好な結果がでた。実験区では芽が沢山出て、根も密に出ている。対象区はどちらも少ない。味覚分析でも明らかに違った。
人間の唾液を使用してのストレスチェッカーでもリラックスウォールの建物の中と外で明らかな違いが得られた。数値は、1人は建物外で69が室内で2。もう1人は建物外20が室内2だった。
2008年11月12日クローズアップ現代の番組で石膏ボードの事が放映されていた。松江市で突然、有毒ガスが発生したことがある。通常の100倍の硫化水素が発生していた。中国の石膏ボードは米国で中毒が起きて輸入禁止になっている。
この石膏ボード、産業廃棄物で住宅は作られている。人体、健康に悪いと分かっていても現状は使われている。一般住宅で1戸当たり200枚から300枚使用されている。リラックスウォールで健康住宅を作る事が出来る。
リラックスウォールは既存の石膏ボードより優れていますが、その上にマルセイの生体エネルギー資材、やす丸、トワXなどで加算する事が前提で使用する必要がある。
石膏ボードメーカーは日本に2社しかない。そこの製品をわが社の工場で「びくま」アース磁場発生装置で2次加工している。石膏ボードの廃材に火を入れて再度、水で結合出来、リサイクルが可能だ。