2024年2月1日木曜日

3324「私たちがもと居た所」2024.2.1

 今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2024年01月21日の記事を紹介します。


「私たちがもと居た所」


今日は、皆さん忘れてはいますが、私たちが生まれる前に居た世界

そして亡くなった後に、帰る世界のことを書きたいと思います。 

日本人は、世界の他の国々とは異なり、 

縄文の昔から、死後の世界(神々の世界=黄泉の国)と、

私たち生きている者の世界が、密接にかかわり合い、

コミュニケーションを取りながら生活してきました。 

能の幽玄の世界がそれを表し、また柳田国男の遠野物語などは、現代の日本人に、その心を取り戻して欲しく、いえ、取り戻さねば国が亡びると・・書かれたものです。 

また、皆さんの中には

もう先に神々の国である黄泉の国に帰られたお子さんや、ご家族が居るかもしれません。

または、ご本人が、もうすぐ帰ろうとしている方もいるかもしれません。

今日のお話は、その世界がどんなに神々に近い場所であったか。 

全てと繋がった感覚を持って、生きていたか。 

そこは決して暗く冷たく、孤独な世界ではありません。  

・時間、空間の制約のない世界

・愛と思いやりの世界

・光の世界

・調和の世界であったか。 

なぜ、そんな素晴らしい世界から、この苦しみだらけのように見える地球に来たのか。

ここ地球で、何を得たかったのか。 

考えてみる、思い出してみる良い材料になるかもしれません。 

1981年4月27日 オートバイ事故で、臨死体験をしている最中の高木善之さんの体験談です。

大手術している所や、家族が嘆き悲しんでいる姿を空中から眺め、そして意思疎通が出来ないことを悟った後の出来事です。

<引用開始>

 

行かなきゃあ でも行きたくない でも行かなきゃあ  

そんな思いで手足をバタバタと動かしてもがいているような感覚。

今、僕はあの病室で死んだのだ。

この思いは、強烈だった。

死ぬって、こんなことだったのか。

激しいショックだった。

しかし、やがてその事実を受け入れた。

事実は、受け入れざるを得ない。

そして嵐が静まった。 

穏やかになった。

もう何もしなくていいんだ もう全てが終わったんだ

そう思うと、不思議と気持ちが楽になった。

苦しみが去り、私はなめらかに上昇し始めた。 

今までの、もがきや、もつれがなくなり、ス―ッとのぼっていく。  

私の人生は 今 終わった。

したかったこともたくさんある。

でも、出来なかったこともたくさんある。

家族はどうなるんだろうか?

仲間達はどうなるんだろうか?

もっと優しくしておけばよかった。

もっと仲良くしておけばよかった。

ごめんね ・・・  でも 仕方がない。

もう苦しむこともジタバタすることもない。

あれこれ考えることもない。

何もかもが終わったのだ。 

今、私は死んだのだ。

さよなら みんな さよなら ありがとう みんな ありがとう

 

■宇宙へと■

地球が・・・苦しみが無くなり、なめらかに上昇し始めた。

次第に高度が増し、目の前の風景が遠くなる。 

河原の両岸が寄ってきて狭まり小さくなる。

山々も集まってきて小さくなり・・・やがて、四国が見えて小さくなる。

日本が小さくなり、そして、ついに目の前に地球が現れる。

これが、地球なんだ。 

これが僕が生きた地球なんだ!

強烈な衝撃!強烈な映像!その美しさ!その大きさ!その厳粛さ!その圧倒的な迫力!

その偉大さ~その美しさに感動!!!幸せ 満足 充足 至福 の感覚。

突然、激しいショックを感じた。 

それは、思い出した衝撃。 

長い間悩み続けた問いを思い出した衝撃。

誰もが必ず考え、そして、答えが見つからず やがて、あきらめてしまう 問い。

自分とは何か どこから来たのか そして、どこへ行くのか ゛

 

■光の中へ■

今、目の前に巨大な地球。

本物の地球~三次元の地球! 

立体の地球が圧倒的な迫力で語りかけてくる。

それを見たとたん、激しい衝撃。

生きている。 

地球は生きていたんだ。 

魂が揺すぶられる。

感動の涙がこみあげてくる。

今、自分が変わりつつあることがはっきり分かる。

自分が、地球と宇宙とつながっていくような感覚。

ついに分かった。 

一生問い続けた 問い。

自分とは何か どこから来たのか そしてどこへ行くのか 

その答えをついに見つけたのだ。  

感動的な答え。 

それは、光。 

すべては ひとつ。 

命は光であり、光の世界から来て光の世界に帰る。

すべての生命は、一つにつながっている。

ああ、分かった・・・これが分かればすべて分かる。

何のために生まれてきたのかも分かる。 

どのように生きればいいのかも分かる。 

なぜ、こんな簡単な事が分からなかったのでろう。

すべては一つ。

すべてはつながっているのだ。

すべての 謎 が解けた。

すべて 分かった。

もう 何もいらない。

安心 安らぎ 満足 本望 もう 何もいらない。

安心して いくことができる。 

安心して 帰ることができる。

もう 何も いらない。

もう 何も いらない。

暗黒の宇宙の中で、地球だけが美しく輝いている。

周りがゆっくりと明るくなり、音響が湧き上がってくる。

光は、次第に輝きを増し、ハ-モニ-は強まってくる。 

やがて、激しい眩しさに何も見えなくなり、轟音に包まれて何も聞こえなくなる。

ああ、今から光の世界に帰るのだ。 

自分の周りの強烈な光が、四方八方に飛び散っていく。

光の世界に入って行く・・・

 

■光の世界■

ここには、何もない。

物質的なものは、何もない。

しかし ここにはすべてがある。

過去 現在 未来 のすべてがある。

未来永劫がある。 

永遠がある。 

めくるめく~光の波。

無数の映像~無数のフラッシュ。

自分の過去現在未来のフラッシュ。 

自分の未来。

再生-地球環境-平和運動- 

そして死

<引用終了>

 

高木さんは、その後生還します。 

そしてパナソニックの研究員を辞め、「地球と調和する小さい社会」を目指す 

ネットワーク『地球村』(NGO)を作り、ずっと活動されています。

今、生きている私たちは、このような「光の世界」から来たことを忘れ、日々の生活に忙殺されています。

そして、日々起きる色々な出来事に一喜一憂して生活しています。

この世界から地球に生まれる時に、神さまと約束してきたことや、地球でやりたかったことなど、すっかり忘れています。

それは私たちがここでの生活によって、より深く学べるように、自ら記憶を一旦消去して来ているために仕方のないことです。

ですがその代りに、目的遂行のために、様々な出来事が、身の回りにベストなタイミングで

起こるようにしてあります。

様々な人との出会いがセッティングされており、その出会いにより沢山の感情を味わえるようになされています。 

喜びも悲しみも、愛情も憎しみも、家族や、友人、同僚などがその役割を担います。

そして私たちは、予定した寿命が尽きると、予定していた死因により、元の光の世界に戻って行きます。

私たちは、この「光の世界」から、ここにやって来ました。

すべては一つ、すべては繋がっている世界からやってきました。

それはここ地球でしか味わえない、様々な感情を味わうこと。

魂を向上させること。

人を助けるためです。

あなたは、あと何年したら、そこに戻りますか?

この地球で、沢山の経験をしましたか?

沢山の感情を、味わいましたか?

人に優しくしましたか?

人を憎みましたか?

笑顔を人に向けましたか?

人を愛しましたか?

感謝することは、できましたか?

お陰さまの気持ちで生きてきましたか? 

決して、恨み、つらみ、憎しみの心に囚われたまま肉体を脱ぐことがありませんように・・・ 

肉体を脱いだ後の世界は 心の世界そのままです。 

心の内が、自分を取り巻く世界、現実になります。 

この物質次元に生きていた時よりも、明確にそれが現れてきます。 

どうか皆さんが、内に居らっしゃる神さまに気付き、本来の美しき心を思い出し、お幸せになれますように。