大沼の浮島、浮島稲荷神社に付いての紹介が以下です。
「大沼は、標高310mの山あいの地にあり、南北約70mの小さな湖沼で、狐の形をしているといわれている。湖畔にある浮島稲荷神社の神池とされ、湖岸の老い松と四面の深緑が調和する神秘的な沼として千年余の間保存鑑賞されてきた。しかし、戦後周辺の自然環境が大きく変化したため六十余りあった浮島が十数個に減少した。昭和62年(1987)大沼地区民が主体となって「浮島を守る会」が組織された。
浮島は風の向きなどに一切関係なく、静かに、あるときは走るように動き、すれ違ったり、一列に並んだり自由自在に遊泳する。大正14年に国の史跡名勝地に指定された。「…大小種々の島形の団塊となり、水面に遊し浮島をなせり。島形五、六十に達す。この島は風なくして除々種々の方向に運動し…奇観極まりなし。…全国浮島中最も著名なるものなり。」(指定理由書より抜粋)」
「大沼の発見は今を去ること約1300年前の白鳳9年(680)の昔にさかのぼる。大和国(奈良県)の修験者役の証覚(小角)が、その弟子覚道をともない、朝日岳を目指し修行の途中、大沼に着いた。島々が浮遊する神秘的な影に感動した役の証覚が、湖畔に浮島稲荷神社をまつり、弟子覚道に託したとされる。祭神は「宇迦之御魂命」「天熊之大人神」。例祭は5月5日。」
空気神社は同じ朝日町の朝日自然観内にある新しい趣向の神社です。最上川の支流の朝日川からくねくね道を登ると一際、目立つ近代的なホテル棟が現れます。別荘、コテージもありレクリエーション施設の山頂に神社はあります。
駐車場から参道を登ると木、火、土、金、水のモニュメントが設置されていています。神社はステンレス製の鏡のような正方形の造形で、空気が御神体です。生憎の曇りでしたが十分に雰囲気を満喫できました。
以下が空気神社の紹介です。
「世界に類のない、神秘に満ちた宇宙からの贈り物。私たちのかけがえのない大気(空気)を象徴とした「空気神社」は、宇宙を創る5元素といわれる「木・火・土・金・水」のモニュメントを通りぬけ、ブナ林におおわれた小高い森の頂にあります。5m四方のステンレス板の鏡が、四季折々の自然の姿を映し出し、本殿はその地下に納められています。古来、万物を生成する根源は、五行(木・火・土・金・水)であるとされている。この五つの働き(五気)を包容し、この世に生きるものの生命を保持し形成を促すのが空気である。
「空気の恩恵を人間は忘れている。世界に先駆けてわが町に空気神社を造ろう」と、故白川千代雄が提唱したのは昭和48年である。この遺志を継ぎ、更に自然崇敬の深まりを願って、昭和63年に空気神社設立奉賛会(菅井敏夫会長)を設立、全国有志の協賛を得て、世界に類例のない、新しい理念による神社設立にふみ切る。
爽やかな大気の中、自然豊かな朝日連峰の麓、「Asahi自然観」を望む高台に、民間の力を結集して建設を遂行。」
時間が大分押して来ています。急いで昼食の長井市のそば処 丸万に向かいます。昼食の時間帯を終えるぎりぎりで到着できましたが、快く迎えてくださりました。美味しい、本場の板蕎麦を満喫できました。