2016年10月10日月曜日

722「黒石16」2016,10,10

 今回の巡りも終えて、このようにブログに纏めてみるとある意味で客観視が出来ます。黒石寺がゴールですが、私があわ歌会で頂いたお言葉にテーマがありそうに思います。その内容を簡略化すると以下です。
「承りたるその事は、次第に重きとなり来たり。
 大いなるその身を如何に為し行かれる哉。今一度、動きを為し行かれませ。
 新たなるに付いて、急ぎ申し上げたし。是よりの二日の間に致しましょう。」
新たなるに付いて、急ぎ申し上げたし」の内容を、二日間の旅での、中山さんのお言葉を通して、解き明かしてみたいと思います。

 今回のお言葉では大いなる、大きなる等の「大きい」の言葉が多用されていて、更に、「ひとつ、開く」もキーワードになっています。前半のお言葉を纏めてみると次のようになります。
「大いなる是より、大いなるこの地、大いなるこの水、皆々共に、新たへ参る。来たる時を、見事に乗り越え、遥かなるへと参る身は、それぞれ大きく揺らがぬ事なり。しっかり守りて参られませ。
 この大きなる見事なる地、よくよく見定めおかれませ。時迫り来れば、ますます大きなり。ここに、この身を置きて響かせるたるは、この国の大きなる柱へ繋ぐもの。これより変わりて生まれ出づるこの地は水、岩、皆々、大きなる働きなり。
 大きなる柱を致したる元へと帰りませ。この大きなる姿、しかと確かめたり。これより一度沈み、その内なるを全て引き上げ、大きく飛び立たれませ。その時、この地も篩いて変わる。」
 そして、「日は迫り来る。これよりの60数日にて知る事となります。」とあります。

「伝えようぞ、是よりの時。三つの鍵は開かれる」の言葉から2日目は始りました。
 果たして三つの鍵とは何なのか。今回二つ、以前のものと合わせて三つの小石を拾いましたがその関連もあるのかも知れません。鍵が開かれるとどうなるかですが、以下の言葉が参考になりますでしょうか。
「新たへの道照らすは、響きと共なり。一つとなりて、それぞれの身へ届き、発すれば、道開き行く。それぞれの身より発し行く響き、元なると一つとなり行き、この地へと響かせなされ。変わり行く、行く、大いなる時、開かれませ。」
 
 そして「これより繋がる黒き石、共に働く 大いなる石、繋ぎて下され。」とあります。今回、繋ぐことが出来ると以下のことが生じるようです。
「この地を閉めて、蓋してあるは、響きを大きく伝える箱なり。この歌聞けば、さらなる音、この地へ発し行く。響きと共に、この山より発し行く
 無しへのその入口に立ちて、響き行けば、元へと参る、必ずの事、起きまする。
 二つは一つに、区別も一つに、皆々一つとなり行けば、大きなる元へと向かいます。生まれ変わりは、この大きなる巡り。さあさあ皆々様、方々、ご用意なさりて、集いて下され。これより大いなる元なるを、出だす時。皆々一つと成りなって、この時が旅立ち。」

 そしていよいよ大きな黒石に相見えてのお言葉です。
「ようよう相見えたるは喜びなり。元へと向かうその身が、入口を超え行かぬは、不可思議千万なり。
 この身は大きなる岩としてこの地を守り、うまし土地と為し来たり。然るに、この地を封じたるもの多くあり。写り来る知らせはつまびらかにならず。大いなる口おしき想いありたり。かかる事ごと聞き届け、皆々新たに参るを喜びと致す。
 元なる気はこれより降り来て、この地と共に参る。広き大きなる地と、共々に繋がり、結びて、新たへ参りませ
 その声、承りた。この地上の皆々に、発し行く事となる。大いなる篩いは、先刻、承知。 しっかりなされよ。
 篩いは進すみ行く。この地だけにあらず。全て新たになり行く故、大きなるものなり。
 響き持ち、元なるへ繋ぎ、しっかり結びませ。
 大切なるはそれぞれの思いなるなり。」

 締めくくりは「大切なるはそれぞれの思いなるなり。皆々一つと成りなって、この時が旅立ち。」ですが、果たして如何でしょうか。更にポイントの言葉を選び出して文章にすると以下の様になります。

「新たなるに付いて、急ぎ申し上げたし。
 来たる時を、見事に乗り越え、遥かなるへと参る身は、それぞれ大きく揺らがぬ事。この国の大きなる柱へ繋ぐが、水、岩、皆々、大きなる働きをなす。
 大きなる柱を致したる元へと帰り、これより一度沈み、その内なるを全て引き上げ、大きく飛び立つ。それによりこの地も篩いて変わる。その日は迫り来て、これよりの60数日にて知る事となる。
 三つの鍵は開かれ、響きと共なり。一つとなりて発すれば、道開き行く。元なると一つとなり行き、この地へと響かせ、変わり行く。大いなる時、開かれませ。
 これより繋がる黒き石、共に働く 大いなる石、繋ぎて下され。
 響きと共に、この山より発し行く。無しへのその入口に立ちて、響き行けば、元へと参る必ずの事、起きまする。
 二つは一つに、区別も一つに、皆々一つとなり行けば、大きなる元へと向かいます。生まれ変わりは、この大きなる巡り、大いなる元なるを、出だす時。皆々一つと成りなって、この時が旅立ち。
 元なる気はこれより降り来て、この地と共に参る。広き大きなる地と共々に繋がり、結びて新たへ参りませ。これから地上の皆々に、発し行く事となる。大いなる篩いは、先刻、承知。篩いは進すみ行くはこの地だけにあらず。全て新たになり行く故、大きなるものなり。
 響き持ち、元なるへ繋ぎ、しっかり結びませ。大切なるはそれぞれの思いなるなり。」

 次回、中山さんのあわ歌会は10月7日、陸奥三陸鎮めの旅は8~9日です。9月に台風が記録では初めて上陸した三陸の地を巡ります。果たして如何成りますでしょうか。