佐比内公民館の向かいにありますが、ここは山全体が石灰岩の様で、方々に岩が剥き出しになり窟があります。ここも何度か訪れています。佐比内岩谷観世音は鳥居が新しくなっていますが名が記された額は古いものの様です。
以前の時の内容は以下のブログ「1054「玄気3」2017,9,6」をご覧ください。
「佐比内はアイヌ語で「サッピナイ」、水のない里の意である。地下には石灰岩の地層があり、そこに吸い取られるためか、その名も水無川には水がない。観音さまはその川のほとりの岩の中に祭られている。」とあります。
岩谷観世音の説明板に以下の様に記してあります。
「岩手県紫波郡紫波町佐比内字片山にあり、石灰岩の洞窟にて高さ三・五米、幅二・六米、奥行八・五米、入口は楕円形にて風光頗る佳なり。
平安時代桓武天皇の延暦年中、征夷大将軍坂上田村麻呂東征の際洞窟に隠伏せし蝦夷を平定し観音像を安置して戦勝祈願と戦没士卒の冥福を祈り創立せしものと伝う。
本尊は聖観音像にして、当国第十四番札所なり。
御詠歌 ふだらくは よそにあらじ岩谷寺 大悲の光なべて照らさん」
次の様な記載もあります。
「此処は忘れられないパワ-スポットだ。ネットで知ったのだが, 最初の探索ではいくら探しても見つけられず。二度目でやっと辿り着くことが出来, 感極まって知らず 「マンセ~!!」 と絶叫したほどだ。
サイトの情報は ”鳳仙寺の道路向かい” だったので, お寺さんの真西ばかり探していたのだ。押しボタン式の信号から西に入り, 車は丁字路を右折する前にある農村公園の駐車場に置かせてもらう。公民館でも大丈夫とは思うが。
鳳仙寺から国道396号線を挟んで向かい側のあたりに岩谷観音があります。ここはかなりわかりづらく、396号線からはその存在を伺い知る事は困難です。鳥居の奥に見える洞窟の中に、岩谷観音があります。岩谷観音は、田村麻呂が洞窟に隠れていた蝦夷を討ち、戦勝と平定を祈願し戦死者の冥福を祈って、聖観音像を安置したのがはじまりということです
佐比内岩谷観音の創建は延暦中期として今から1,210年程前に創建されたと考えられる。鳳仙寺が寛文元年に館前(元寺の屋号ある付近と推察)から現在地に移して建立されたとするとお寺ができる約八六七年前からお観音さんはあったことになります。岩谷寺の堂宇所在場所は不明ですが、ご本尊が聖観世音であることから仏寺であったものを明治初めの廃仏毀釈によって廃寺とされ神格化されたものと思います。
年代等は定かでありませんが、古くから佐比内の観音信徒有志で8月10日には鳳仙寺の和尚による法要をいとなみ念仏をあげていもました。遠野街道からの参道には幟旗がたち地域ばかりでなく近郷の観音信徒の参拝が多くあり賑わいました。境内では花相撲があり、かき氷、綿あめ、おもちやの出店もあり、時には舞台をかき股旅踊りなどもありました。夜には子ども建が行灯を吊し8月10日の観音さんの境内は遅くまで大きな桜の木を中心に夏の夜まつりでした。」
皆さんで岩谷の観音様を拝し、暫し見学です。ここではライブも無く、特に神人さんからもコメントはありませんでした。
昨日キャンセルした所も午前に巡りましたのでかなりハードな内容になりました。昼食に予定の時間も迫っています。バスに乗り込んで一路、北上市に向かいます。バスの中は皆さんお昼寝です。エネルギー的にいろいろ消耗があるようです。