2019年7月13日土曜日

1733「福島巨石7」2019.7.13

「千貫森には、大昔この地方に大貫坊という雲をつくばかりの巨人がいたという伝説があり、ある時この地に土をいれた「たんがら」(ものを入れて背負う道具)を担いで現れ、その土を空けたのが千貫森で、少し残った土をこぼしたところが一貫森だというのです。このことから、かつては奥州街道を行く旅人の目印とされ「峠山(とうげやま)」「たんがら山」などの多くの名で広く親しまれてきました。
 この千貫森には強い磁場があるようで、磁石の方位針が定まらず、南北を指さないポイントが随所にあり、この地は、昔から良質の砂鉄が採取できたと言われていますので、これが要因になっていると考えられ、古い住宅では、床の間の壁の多くが砂鉄で塗られていることからもうなずけます。
 そんな千貫森はなぜか昔から発行物体が飛来する不思議な場所だと有名でした。折も折旧飯野町は昭和59年に「サンデー毎日」のグラビアで紹介され、全国的に有名になり、その後の平成元年のふるさと創生事業をきっかけに「UFO」で町おこしをすることになったのです。
 では、なぜ千貫森の周辺で多くのUFOが目撃されるのか。
 一つ目の仮説として、千貫森のピラミッドのような不思議な形とその地下部分の強力な磁場が関連しており、UFOにとってこの山全体が巨大なパラボラアンテナのような役割を果たしているのではないかと考えています。
 二つ目の仮説は、千貫森の中心には北西から南東にかけて、あたかもピラミッドを守るスフィンクスのごとく変わった形の巨石が点在しています。「モアイ石」「船形石」「タイコ石」「くじら石」などと呼ばれるもので方位石もあり、同じ物がエジプトの大ピラミッドでも発見されています。これらの巨石と古くからある古墳・神社などの位置を直線で結んだ場合に見出される規則的な配列ことをレイラインと言い、イギリスの考古学者によって発見され、このライン上ではUFOが目撃されると言われています。
 千貫森とUFOの関係を解明するには、これからも様々な調査をしていく必要があります。しかし、UFOが存在するならば、そのヒントをこの山のどこかに残してくれているはずです。」
http://ufonosato.com/blog/?p=7576

 外はまだ雨が降っています。無理することなくツアーは続きます。次の目的地は千貫森から南の方向に直ぐの所にある「岩塚巨石」です。以下の様に紹介されています。

「岩塚巨石、庚申(千貫森の南側)福島市飯野町大字青木字岩塚
 飯野町の巨石が確認されている場所の中で、宗教的あるいは民族的な信仰の場として、「岩塚」ほど聖なる雰囲気を持つ場所は他にありません。
 「岩塚」は周囲が松や杉の林で囲まれており、現地へ続く森の道を入って行くと、先ずはじめに「岩塚」の西側の巨石が目の前に迫り、この石の大きさに圧倒されます。ここには稲荷神社が祀られていて、巨石の根本には狐の穴があります。
 巨石の頂上には岩塚の三等三角点が儲けてあり、その周囲には足尾山、猿田彦大神、山祇神、己待信心塔、日吉神社、三日月供養、天熊人神祭印、道主貴神祭馬頭観音等があり、また岩の割れ目には文殊尊が鎮座しております。その他、200塔にも及ぶ庚申塔が並んでいて、信仰の深さが伺えます。」

 道路脇に車を止めて向かいます。入り口に写真入りの案内板があります。「巨石と庚申の塚」これより50m先。雨に濡れた草を踏み小道を進みます。直ぐに目の前に巨石が現れます。左右の巨石の重なる所に登る道があります。足元が滑りますので慎重にロープを掴みながら階段を登り進みます。





 岩の上には稲荷神社の社が祀られています。狐の穴もあります。その先に庚申塚がありますが。雨の中進むのは止めてここで引き返しました。