振り返ってみるとNGO仙台テンメイあっという間の13年でした。2007年(平成19年)3月3日施行の定款に会の目的、事業は以下の様に定めています。
(目的)
- 第3条 このNGOは、今までのような都市と農村の分離ではなく、地域内での一体型コミュニティをつくることにより安心・安全の確保や地産地消による流通コストの削減、地球環境の保全と資源の有効活用のための循環型社会を容易にし、同時に互助共生の精神と自給自足の推進により、お金の要らない地域コミュニティを実現し、お金にとらわれない真の生き方を実践することを目的とする。
- 第4条 この組織は、前条の目的達成のため、次の事業を行う。
- お金の要らない社会をつくるための地域コミュニティ共有資金管理システムの構築。
- 得意分野を中心にした各地域の里づくり。
- 地域農業者との連携による安心・安全で品質の高い農業及び関連事業。
- 循環型社会に欠かせない住宅を含めた森林事業、幅広い利用が可能な麻事業、不要物の資源化やエネルギーとしての利用可能な太陽炉の事業。
- 精神性を高めるためのセミナー開催や教育・文化の創造。
- 無病のための健康・医療関連事業
- 里と市中心部間を結ぶ定期バス運行やマイカー共有利用の交通事業
- その他必要な活動。
今、改めて見ると大きな夢に向かって未来を作ろうという意欲が見られます。NGO仙台テンメイは有意の学びの場として活動してきていた仙台天命塾を基盤にしています。現在も私が塾長として仙台天命塾は活動していますが、塾の長年の講師をお願いしていた木内鶴彦さんの考えに賛同する全国各地のメンバーと共にネットワークを作り、情報の共有、事業の連携、一体化を目指して2007年NGOグリーン・ガイヤが設立しました。
その設立発起人で設立時会員としてNGO仙台テンメイは発足しました。ですから目的はNGOグリーン・ガイヤと共有するところが多々あります。NGOグリーン・ガイヤの会員は個人で無くNGO,や法人組織がなる事で構成されています。
NGOグリーン・ガイヤの代表は木内鶴彦さんで、理事長は私が発足時勤め、再登板と言う事で現在も理事長役を担っています。木内さんの太陽光を活用した国際特許を活かした事業展開とそこから得られる資金を活用し、有機的に連動して研究、実践の意味合いで会員が活動してきています。
しかし捕らぬ狸の皮算用で中々に木内さんの事業化が進まず、それに伴いNGOグリーン・ガイヤの活動も停滞していますが、仙台テンメイは基本的なスタンスは発足時から変わらず、善き仲間と必要な事を淡々と実践し、愉しみ乍ら学ぶことを目指して来ています。
各自の自由、個性を尊重し、それぞれの道を目指し、袂を分かち離れて行った方々も多くいます。来るもの拒まず去るものを追わずで、それはそれで善きことで浄化、正常化の過程を経て来ています。
座学では得られない学びを農場での農作業実践を中心に行い、仙台テンメイ「いのち野菜」を会員の皆様に提供し、農場も充実してきています。生体エネルギー活用の能力高い野菜は食べて明らかに素晴らしさ、他との違いが分かり、皆さんに好評です。
お陰様で理解者、賛同者も増えて来ていて、農作業を手伝う方々が沢山になって来ています。昨年はO農場長が体調回復して元気復活で、予定通り作業も進み、助っ人の存在はありがたい事です。学び、実践し、いのちを育む体験は多くの気づきの場になってきています。
仙台テンメイは少し時代の先を歩んで来ていますが、これから訪れる激変の時代に即応できる能力、至源を頂ける場になっています。