ウォール・ストリート・ジャーナルに武漢でのウイルス封鎖に立ち会った人の話が掲載されていた。1月23日に武漢は封鎖されたが、その時にどう対処するかで、その方法が列記されていた。その中で1番が「自分の直感で行動しなさい。」だった。その人は直感で逃げて助かったと言う。色々な情報の中で直感が大事だ。あまり理屈っぽく考え、先入観で考えると苦労する事が多い。常識やこうすべき、のべき論は1番邪魔をする見方だ。それらは事が終わって後で出るものだ。
物事がどうして、どう起きているのか分からない事が沢山ある。その当事者、担当者も分からない。政局でもそういう事が多い。見えない物を見る力、直感が大事だ。考えていると直感から離れている。しかし考えるとしたら理詰めだが、何故だ?との疑問で考えることが大事だ。
今の様なコロナ騒ぎの中ではなぜ現金が必要か。リーマンショックの時は現金が必要と言わなかった。しかし現在とその時とでは潰れた場所が違う。今回は資産が動く前に損益計算書が先に動いた。そして現金、資金が止まってしまった。それで資金繰りで倒産が起きている。
その様に何故かと考える。そこでは理屈は少し役に立つので分かるが、思いがけない理屈が後から分かるので、それはあくまでも仮のものだ。直感でそう思ってやって駄目だったら治す事だ。何も考えない事は、未来に自分が責任も持っていない事だ。今日と同じ明日、未来はない。自分で考えて行動する事が怖いと思うが、それが当たり前の人生だ。
本来、人は明日の事を考え、どうするかがある。色々怖い話をするから躊躇い、避け、対処しないので、その怖い話が本当になってしまう。その怖い話を聞いて考え、対処、戦術を考えていると、それは怖い事にならずに避けられる。
大変な事が起きると思っていると、そうなってもあまり意外感がない。それだけで全然違う。想定外として思考停止しては駄目だ。経営者がそうなったら会社は終わってしまう。そうしてもたもたしていたら終わる。時間の浪費をして終わってしまう。硬直したら駄目だ。パニックを起こさずに普段から対処の方向性を考えておかないとお手上げになる。
考えないと本来やるべきことをしていない事になる。目の前の今だけで、実際に対処すべき事をしていない。そういう人達が1番悲惨な事になる。ソ連崩壊の時がそうだった。1番ひどい目に遭った人はこんなはずが無いと思って動かない人達だ。1つの時代を疑わず、変化を考えず、対処しない人達だ。
もう大変化が起きるのは時間の問題だ。阿鼻叫喚の時が始まる。新しいことを学び始めるか、それによって新しい時代の前と後では10年の差が出る。これからあらゆる苦悩が出る。皆より先に動いているとすいていて楽に出来る。人に言われるのは当たり前で、ヤバい事を修正出来ないのは辛い事だ。これから時代が音を立てて変わって行く。そして取り残された人は最終的に政府が面倒をみることになる。
しかしまともな人は政府に寄り付かない。お金を出すのが政府で、お金を出すのが最後の仕事だ。新しい事は自分達でするしかない。その事を考えていないと新しい事は始まらない。未来への対応、未来づくりは政府からは出ない。そこは時間が止まった感じで、後手後手で動かない。やるべきことは自分で考えるしかない。
戦争でもそうだ。その時代に政府に騙されていた。そのことに気付いて、自分で考え整理して未来作りが始まる。勉強して前へ進んで行く事が大事だ。そんな時代が来る。今回のウイルスは未だ1年位続く。どう行動していくか考えていく事だ。