2020年5月19日火曜日

2041「コロナ断食7」2020.5.19

 現在コロナウイルスによる感染から、重篤な症状をきたし死に至る方々もおられます。多くは肺炎、又は血栓症によるもので、免疫の過剰によるサイトカイン・ストーム(免疫暴走)をきたしています。サイトカイン・ストームは以下の様に記されています。
「体内に免疫を持たない新型ウィルスが進入すると、体内で過剰免疫反応を起こすことがあります。サイトカイン・ストームとは、免疫系への防御反応としてサイトカインが過剰生産されアレルギー反応と似たような症状を起こし、最悪の場合死に至る作用のことをいいます。」

 健康な身体では摩訶不思議な機能が働き色々な外部からの感染を防御出来ます。健康法としての座禅断食会は身体のデドックスを促すと同時に座禅時の呼吸法が自律神経、身体機能を賦活化する効果があります。ひいては免疫力を高め、集中力、物事に動じない胆力が付くと言うか、精神力も得られるのではないかと思います。
 さらに仙台会場では法蔵師門下で唯一、生体エネルギーの理論に基づいた技術を活用して環境エネルギー、場を高めて実施しています。その場がもたらす極度の飢餓からのストレスフリーは非常に身体能力向上に寄与しているのではないかと思います。
 座禅断食の捉え方の参考になる医学的なある知見を紹介します。医学博士で医師の崎谷博征氏のブログから抜粋して紹介します。
 ドクターヒロのリアルサイエンスhttps://ameblo.jp/nomadodiet/

「『ファステイングとカロリー制限の真実!』2019.08.16
 ときには、何も食べないで過ごすのも「頭がスッキリして良い」と喧伝されています。
みなさんはファスティング(断食)を経験したことはあるでしょうか?
 現代のアンチエイジングを研究するサイエンスの分野でも、カロリー制限食が老化防止やガンなどの慢性病予防に効果があると無前提に語っています。
 ファスティングやカロリー制限は、低血糖という生命体の最大の危機を招くために、強いストレス反応を引き起こします。これが慢性病のトリガーなのです。
 さて、拙著『慢性病は現代食から』でも詳述しましたが、ファスティングやカロリー制限食の効果は、腸内のバクテリアの増殖を防ぐという点に絞られます。
 あと、もう一つそれに付け加えるとすると、プーファの摂取量(脂肪が最もカロリーが高い!)が低下することです(ただし、その後の低血糖によるストレス反応で逆にプーファの遊離脂肪酸が増大する)。
 拙著にも述べましたが、ファスティングやカロリー制限食の効果はズバリ、腸内細菌のエンドトキシン(LPS)を減らすことによることが研究報告されています。
 マウスにカロリー制限食を与えたものでは、体重減少(褐色脂肪組織の増大)、インシュリン感受性の向上、ストレス耐性の向上などが認められました。(途中省略)
 ファスティングやカロリー制限食を長期間行うと、低血糖というストレス反応から起きる重大な問題によって、デメリットがエンドトキシンを減らすことより大きくなるからです。
 ちなみにファスティングやカロリー制限食で「頭がスッキリする」というのは、典型的なストレス反応の一種で、よい兆候ではありません。この状態はコルチゾールやエストロゲンが高くなって、いわゆる「高警戒状態(hypervigilance)」になっているだけで、統合失調症の主症状でもあります。」

 長期にわたる断食はストレス過多でコルチゾールやエストロゲンが高くなり弊害が大きいとありますが私もそう思います。しかし短期間にストレスと感じない場でリラックスして、呼吸法を念頭に座禅を行う座禅断食会は断食の良好な効果を引き出せ格好の機会になるのではないかと思います。腸内細菌を整えてそこの毒素(エンドトキシン)を減らし、食習慣、生活習慣の変化への大きなきっかけになる事は間違いないです。