2016年12月26日月曜日

800「陸奥中心6」2016,12,26

 次の目的地は一関市東山にある猊鼻渓です。以下の様な紹介があります。
「日本百景の一つに数えられるげいび渓は、砂鉄川が石灰岩を侵食してできた約2キロメートルにわたる渓谷です。川岸には高さが100メートルを超す断崖絶壁がそびえ、国の名勝にも指定される幻想的な深山幽谷となっています。
 げいび渓の名物として知られるのが、船頭が棹一本で巧みに舟を操る舟下り。そそり立つ岩肌に響く「げいび追分」を聞きながら、春の新緑にはじまり藤、山百合、ゲイビセキショウなどの花々、鮮やかな紅葉、小鳥のさえずり、水面を跳ねる川魚など、四季折々の色彩と風情を楽しむことができます。
 また、雪が舞う冬の期間は、アツアツの木流し鍋を味わいながら防寒対策もバッチリの「こたつ舟」を運行。まるで水墨画の世界に飛び込んだような風景が心に深く刻まれます。舟下りの所要時間は往復で約90分。最近では、女性船頭さんも活躍しています。慌ただしい日常を忘れ、ゆったりとした時間を味わってください。」
「岩手県で最初(1923年10月8日)に、国の名勝に指定された。全長2キロメートルで、高さ50メートルを超える石灰岩の岸壁が連続、至る所に奇岩や流れ落ちる滝が点在し、付近と同様に鍾乳洞も見られる。名称の由来は峡谷出口近くに位置する、侵食された鍾乳石が獅子の鼻に似ていることから名付けられた。(猊とは獅子のこと)
 東北の耶馬渓と謳われる。船頭が謡う猊鼻追分を堪能しながらの舟下りを楽しめることから、観光地として人気がある。紅葉の他、藤の名所としても名高い。観光客が乗船するのは手漕ぎ船である。」

 私たちが乗り場に着いたら丁度、臨時便が出るとのことで、早々に、こたつ船に乗船して川下りを楽しみました。飲み物船内販売もあり温かい飲み物を仕入れていざ出発です。
 船頭さんは2人で男の船頭さんは棹一本で上手に船を進めます。女の船頭さんは室内で見所を案内して下さり、帰りには、げいび追分の民謡を美声で披露してくれました。鴨が沢山寄ってきますので餌を与え、餌付けも楽しみながら、面白い体験に大喜びです。皆さん寛いで自然の渓谷美を堪能頂きました。


 2キロの上りの船旅を終えて、船着場で下船して20分程の散策です。




 名の由来になった獅子が鼻を間近に観て、仙帯岩、大猊鼻岩の断崖、巨岩は圧巻です。その大猊鼻岩に空いている岩穴に運玉を投げて、入ると願いが叶うといいます。5個で100円です。Iさんが挑戦しましたが残念賞でした。







 この仙帯岩あたりの渓谷が昨日、中山さんが描かれた絵に似ているのでここかと思ったのですが、違うようです。ここはあわ歌を響かせることなく、下りの船に乗り込みました。

 運玉に付いては、実は私が下見にここを訪れた11月13日に5個投げて2個を穴に入れることができました。運玉投入認定証を頂きました。ラッキーです。

 その時も良い天気に恵まれてまだ紅葉の見ごろでした。船の乗船場から出発して直ぐ右手に白鷺が樹上に止まって私たちを迎えてくれました。最初動かずにじっとしているので人工物かと思ったのですが、明らかに本物の白鷺です。

 また、左手の山を動く動物がいます。黄色いテンの様です。私達を追いかけるように崖を下り、木に止まってこちらを見て迎えてくれました。船くだりを終えて乗船場に戻るまで白鷺は同じ木に止まっていて、私たちが着くと同時に飛び立って行きました。これまたラッキーなことです。
 初体験の方がほとんどで、天気にも恵まれて皆さん猊鼻渓船くだりを満喫頂きました。