「佐藤先生とは昨年の名古屋、大阪でのホロトロピックネットワークの会で一緒でした。今日は日本列島祈りの旅のお話をしますが、ことの始まりからお伝えしたいと思います。
ビジョンクエストを2012年5月1~3日に岐阜県の洞戸で行いました。そこにはメンバーの船戸先生のところでいろいろお世話になりました。ビジョンクエストとはアメリカインディアンの通過儀礼で、山の中で3日間断食をして過ごします。15歳の男児がするもので、結界を作ってします。その時6人でやりました。3日間断食し瞑想をして過ごしました。下見に行ったときは皆既月食の日で、5月本番の時の最終日、3日はスーパームーンでした。
ビジョンクエストは結界を張ってするのですが、地元の神主さんが大きな石を山の林の中に運んで使って作ってくれました。3日間が終わり、皆さんは明らかに変容を起こしました。しかし、終わった後に何故結界を張ったのかと言い出しました。明らかに結界で蛇やら諸々から守られたのにです。
洞戸でビジョンクエストが成功したのは神主さんのお陰です。その神主さんが今回のビジョンクエストを行ったことで、「洞戸の戸が開いた」、と言いました。そして「戸の名が付くところはアイヌの怨念を封じ込めているところで、そこの怨念が薄らいだ。」と。
アイヌは日本中にいました。しかし彼らを和人が虐殺したのです。そしてその怨念の封印をしたのです。その方法を空海が教えたようです。この東北の地にはそのような地がいっぱいありました。京都など都を作る時などに結界を張る建築法がありますが、怨念が東北から来るのを防ぐ為のものです。しかし洞戸で神主さんから聞いた時は、その事を気にも留めずに聞き流していました。
2013年に口羽和尚と会いました。それは中村公隆和尚の神戸の鏑射寺を訪れた時でした。その年にポピの長老が四国の剣山でセレモニーをする予定があったのですが来れなく成りました。わたしもインディアンの長老なので、代わりに剣山でパイプセレモニーをすることになりました。2014年5月に30人で、剣山山頂で行いました。そこでメッセージ、啓示があり、2016年から祈りの旅を始めることに成ったのでした。
その前の年、2015年に口羽和尚のお寺のある出雲へ50人で行ってきました。出雲ではアイヌの後に出雲族が来て治めていて、そこに王国がありました。そこを神武達の天尊族が奪い、多くの出雲の民達を虐殺した歴史があります。
剣山には北イスラエルの10支族が日本に来て住み付いていました。出雲にはドラヴィダ人がアーリア人に追われて来ていましたが、背が低くて目がパッチリしている人種です。天皇家も何代か出雲族の女を娶っていました。
日本が興る時、各地で先住民の虐殺があり、その怨念が日本中に残っているのです。戸とは呪術で、スサノウが神富を貶して糞戸(ふんへ)したことが記されています。
2014年の剣山から2015年には出雲へ行き、今年、2016年、5月28,29,30日の三日間、には北海道に「封印されたアイヌの怨念の鎮魂の旅」行ってきました。