日頃は私が皆さんの補導体操を行いますので、私が補導体操をして頂くことは無く、自分が一人補導で自己調整をして、身体を整えていますが、年に1度だけ佐藤会長に補導体操をして頂けるご褒美を頂けます。今年も先生からお声を掛けて頂き、嬉しくお言葉に甘えて指導を頂きました。ありがたきことです。お陰様で身体もすっきりして、元気充実、若返りました。
真向法は肝心要の腰を整える体操です。腰は脚と背骨を結ぶ部位でそのバランスの乱れ、歪みが腰痛だけでなく全身の不調和を来たします。私も含めて是まで沢山の方が、この体操の自修で腰痛等の改善、健康への蘇りを獲得しています。そして、日々の精進、研鑽で更なる健康生活を目指しておられます。同行同修の仲間の修練の結果は姿に現れ、その健康度は一目瞭然です。
一通り補導体操の指導が終わり、体操の細かな指導を頂きました。特に第3体操で足を開脚して前屈して行う動作で、腰が出来ているかどうかで実技が違ってしまいます。
真向法体操の創始者の長井津(わたる)先生が脳溢血からの半身不随を仏典のお経から気付かれて礼拝を行う中で病気を克服、回復を遂げた体操ですので、基本は礼拝です。最初は第1と第2の2つの体操で指導を始めて、その名称は、念仏体操、礼拝体操と言われていたようです。その後、体操の内容の充実と共に名称変更して真向法になりました。
礼拝体操と言われた位ですから第1体操は頭面接足礼、第2体操は五体投地礼がベースになっています。第3体操もその考えの延長で手の着き方は、正座での礼拝の手の着き方と同じです。
今、色々な健康法、体操が注目を集めて著書などで紹介されていていますが、べたっと開脚するのでなくあくまでも礼拝を基本にした体操が真向法の基本だと指導下さいました。そのモデルは教師のKさんです。Kさんは座法も含めて、実技が完全に出来る方ですので皆さんに理想形を示して、その動作をして頂き、違いを確認して頂きました。
後半は段級審査です。3名ずつ佐藤会長の前で実技を行い、その内容を審査して頂きます。
今回は初めての5級の方から最高位は6段の方まで15名の受審でしたが、その5級を受ける方々と高段者の体操の実技の差は明らかです。
目出度く審査も終わりました。後は佐藤会長を囲んでの慰労会、懇親会です。