そんな山を近くで無いかと探していると、猫魔ヶ岳の当たりではないかと言います。私は思わず、えつ!です。午後にカットした猫魔ヶ岳へ向かう登山道途中にある八望台展望所あたりだったのか!と些か落胆しました。午後に龍ヶ沢湧水か八望台展望所のどちらかを選択するに当たり龍ヶ沢湧水に決めて、八望台展望所を止める決断をしていたのです。
もう今日は無理ですので、いつか誰かに行ってもらおう、と中山さんは言って山形のSさんに頼もうかと話されています。いずれにしろ最後の目的地は22日のあわ歌会で私が頂いたお言葉の「この場所にてしっかりと致します。心得て願います。」のところです。
猪苗代湖南岸はあまり訪れる機会がありません。その中にあって、下見に来た時に鬼沼からの磐梯山を見て強く惹かれるものを感じていました。鬼沼の入り江の奥の小山に福良八幡神社がありますが、うらぶれた鳥居から参道を登り参拝しましたが果たして如何なるかです。
鳥居の前に車を停めて参拝しました。車を降りるなり、中山さんはかなり身体が反応して、胸が苦しいと言います。ここは何か強烈なものがある様です。小山の参道を進みますがあまり手入れがされていません。神社が北の湖側にありますが木で磐梯山は良く見えません。中山さんはそこから南に10mほど林の中に入って行き、ここのようだ。と言います。どうやらかつてはその場所に祀られていたようです。
そこで北を定め、中山さんを中心に皆さん指定の配置で円を成してあわ歌を響かせました。その時のお言葉です。
「憤怒の川、渡らんと致したこの時なり。よくぞ巡りて参りきたり。
この響きを受けたれば、これよりこの地にて、ひと旗揚げて、皆に知らすぞ。
このうまし身は、この海守りてここにあり。
その事知らすは、大きなる事。
さあ、さあ参られませ。(柏手)
大いなる息吹を有り難き。只今の言葉よくよく知りたり。
平らかになさりて、この響きと光に合わせて、共々にこれよりも柔して参りませ。
お頼み申す。(柏手)
おーん。つつがなきよう努めよう。響きを送りて下され。(拍手)
あーいー」17:49
あわ歌を歌い終わり、先ほどまでの中山さんの苦痛は消えたようです。お陰様で全ての巡りが終わりました。皆さんで集合写真を撮りましたが、締めにお言葉をと言うことで最後に中山さんからの以下のお言葉を頂きました。
「伝えは大きく拡がり行きて、皆々様の思いと響き、この上なき力を頂く。
共々にお頼み申す。」17:55
お陰様で奥州ゼロ磁場巡りの旅を終えることが出来ました。車中で書いた山の尾根の絵もここのようでしたが、相似的にある猫魔ヶ岳の当たりも大事なようです。車で郡山に向かう途中で最高のビューポイントがあり、鬼沼、猪苗代湖、磐梯山が山頂まで綺麗に見ることが出来ました。しっかりとご褒美を頂けました。
SさんとKさんを郡山駅に下ろしてお別れです。私達は仙台駅に8時過ぎ頃に到着して目出度く無事に終えることが出来ました。皆さんと最終新幹線までのささやかな晩餐会をしてお別れしました。次回は9月10,11日の陸奥日月星一体の旅です。