石神社を下り、次に石巻市雄勝町桑浜にある白銀崎・白銀神社に向かいました。ここも震災前に何度か来ていますが、久しぶりです。
白銀崎にはホテル雀島という宿泊施設があったのですが閉館していました。かなり前にここに宿泊した事がありましたが今は昔です。以下が白銀崎・白銀神社の紹介です。
・白銀崎・白銀神社 石巻市雄勝町桑浜
「豪壮な男性美を誇るリアス式海岸。みやぎ新観光名所百選に選ばれ、四季を通じて雄大な自然を見せてくれます。
白銀神社
主祭神 :金山毘古神、金山毘売神
由緒 :元明天皇の和銅年中(508~714)飛鳥・奈良時代の創祀と伝えられ、(口碑)白銀(金)大明神と称されていた。神祇伯より藩主伊達忠宗・宗村の諸公白銀崎山追出駕の砌り当社に参拝日和祭を行い奉幣のことありと記されている。社殿は再度造営され明治に及ぶ、明治5年に現社名に改め村社に列せられた」
以前はホテルの駐車場に止めたのですが閉鎖しているので、路上に止めて神社への参道を10分ほど進みます。左手には小高くなっていてホテルの建物がまだ残っています。神社は朱塗りの真新しい社殿で奉賛会が大事にお守りしてきている様です。参拝して目的地の岬に向かいます。左手に太平洋が見え、荒々しい波が岩に打ち寄せています。岬のは白銀崎灯台があります。以下が紹介です。
白銀崎灯台。
「白銀崎(しろがねさき):美しいリアス式海岸と、荒波揉まれる岬の岩壁。これぞ、南三陸金華山国定公園といわんばかりの白銀崎は、みやぎ新観光名所100選で第3位に選ばれた名勝。白銀神社への遊歩道も整備されている。岬で待っているのは、深い海の碧と、砕ける波の白とのコントラスト。雄大な自然が作り出す光の影。岬に立って風を受ければ南三陸のふところを知ることができるだろう。(地域密着-旧雄勝町HPより引用)。」
丁度、太陽が西に沈み始めた頃で雲間から太陽が光を発していて、海面にきらきらと綺麗な輝きを作っています。
灯台の先から南南東を見ると、小さな島が点在したその先に大きな均整の取れた山の島が見えます。この島が金華山です。ここ白銀崎は金華山の眺望の地なのです。ここから礼拝をしていたと言います。
金華山は荘厳な零場として海に浮かぶ信仰の島です。島全体が黄金山神社の神域となっていて、「奥州三霊場」に数えられています。「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えがありますが、私も3年続けて大晦日に参拝しましたが御利益は・・。
山頂には大海祗神社があり、昔、「黄金のうんち」を埋める為にある方の御神事に同行したことがありました。山頂から千畳敷へ向かう途中に天柱石という巨石があります。高さ10mほどの直立した花崗岩の巨石で金華山弁財天の降誕した場所とされていて、磐の上に投げ銭を乗せれば願い事がかなうと言われています。金華山は日本五大弁財天の1つです。
以下の様に紹介されています。
「金華山(きんかざん)は、宮城県石巻市の太平洋上に浮かぶ島のことである。人口は5人。これは全員が後述の神社の神職であり、他に一般の居住者はいない。
黄金山神社
金華山は、島全体が黄金山神社の神域となっており、地場の信仰の対象として有名である。恐山、出羽三山と並ぶ「奥州三霊場」に数えられている。「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えがあり、参拝客を集めている。また、神の使いとして保護されている多数の鹿が生息している。毎年10月第一、第二日曜には鹿の角切りの神事が行われる。
環境
島全域が山であり、最高点は445m。山頂には 二等三角点(点名「金華山」)が設置されている。平地はほとんどない。神社付近を除く大部分が国有地である。古くから信仰の島であり、1979年には南三陸金華山国定公園として指定がされ、2015年には三陸復興国立公園へ編入されたため、手つかずの自然が多く残されている。
植生は、ブナ・モミ・マツなどが多い。2011年の東日本大震災による巨大地震と大津波では、金華山桟橋の港湾施設が甚大な被害を受け、黄金山神社に至る参道や島南西部の道路が一部崩落した。」