今までのように1音を上がり下がりしての抑揚が無く、最初の音を伸ばす歌い方です。チベットの旅で変化が生じたようです。
部屋には強い響き、振動が満ち満ちています。暫し、変化の響きに耳を傾け、浸りましたが、歌うのは少し難しくなった感じです。慣れれば又是までの歌の変遷と同様に、今必要な体験、経験を通してのお与えになることでしょう。これまでを括って新たな始まり、フラットでゼロに戻して、99の日、くくりの日に丁度いい感じです。
後半で私もあわ歌の拝受を頂きましたが、ただただ響きに委ねて浸る感じです。その時のお言葉です。
「包まず申す。
承りたるその事は、次第に重きとなり来たり。大いなるその身を如何に為し行かれる哉。
只ただのその身の前にあるは、この地なれば、ひとまず、この今一度動きを為し行かれませ。
新たなるについて、急ぎ申し上げたし。是よりの二日の間に致しましょう。
写す事、これあり。」
明日からの2日間の日月星の巡りの中で何かお伝えがあるのでしょう。私の拝受の前の時に書かれた絵と言葉がありました。1本の木とその根元に石碑があります。下にお言葉があり、「訪ねて下さい」とあります。
中山さんから明日からの巡りで、この絵に思い当たる所があるかとお尋ね頂きました。考えてもピンとくるところがありません。いずれにしてもこの絵を記憶に留めて明日からに臨むことにしました。
あわ歌会の後に、あわ歌唱和会がありましたが、初めての方も2名参加していて、私たちも新しい歌にまだ習熟できていませんので、3回あわ歌を歌いましたが、最後の頃には些か乱れ、音が下がり気味になり、付いて行くのが大変な感じです。歌い終わってのお言葉です。
「明日より二日、この響き、より高く、より清く、
皆々共々に、大いなる力、必要なり。」
明日からの巡りで新しいあわ歌の響きでより高く、より清くが求められています。最後に集合写真を撮り、後は食事会です。
乾杯の後に、中山さんたちからチベット旅行のことなどお聞きしながら楽しい宴です。
10人で行かれた中、1人はラサに着陸して直ぐに高山病になり期間中は病院とホテルで静養していたとか。洪水で道が通行止めになり、今回の主たる目的地のカイラス山に行けずに足止め、結局諦めて帰国したとか、色々なことがあったようですが、抜けるようなチベットの空と山々の景色は素晴らしいものでした。相も変わらず、淡々としている中山さんです。
美味しい仙台の山海の恵みに舌鼓を打っていただき、明日早めの出発ですので、10時前には散会して目出度く、くくりの日を締めくくれました。