2016年9月18日日曜日

700「覚醒1」2016,9,18

 9月は天命塾のセミナー、イベントが盛り沢山です。月初の4日の日曜日は澤野大樹氏(情報誌INTUITION執筆主幹)の講演会でした。演題は『巨大な龍が覚醒する!!』です。サブタイトルは~DNAの龍、人という龍、鏡という龍、日本列島という龍、地球という龍がフラクタルに覚醒する!!~ 何とも怪しげな感じ満載の言葉が並びます。
 月間情報誌INTUITIONは私も購読していて、手元に残っているのはno46号(平成15年10月)のものですから10年以上の愛読誌です。仙台では5ヶ月ぶりで、今回が10回目の講演会です。10の数字になり桁が変わりますので、大きく飛躍する内容になるのではないかと期待してお迎えしました。
 お話は予想以上に面白い展開、内容で皆さんとても満足してお帰り頂けました。懇親会でも和やかな中、かなり濃厚なお話を沢山伺うことが出来ました。少しその内容を紹介します。
 
 冒頭は7月13日にあった「天皇陛下の生前退位の意向」報道から始まりました。
「天皇陛下の生前退位のお言葉が8月8日にあり、リオオリンピック、スマップ解散、ポケモン等、めまぐるしく展開する3次元世界です。何故、天皇は生前退位を表明したのかです。
 私は6月20~24日に皇居の勤労奉仕団に行ってきました。皇居の草刈、掃除をするのですが、奉仕団のメリットは天皇、皇后、皇太子に直接会えることです。そして宮内庁職員が皇居を案内してくれるツアーともいえるものです。
 宮中三殿賢所(さんでんかしこどころ)という宮中儀式を行う皇居の最重要箇所があります。賢所では祭祀の潔斎儀式を行うところです。高谷朝子さんは19歳で女官になり、57年間も掌典職(しょうてんしょく)を務め92歳の御存命の方です。その方のテレビインタビューを見ました。
 内掌典は平安時代から変わらない職務で賢所を守り、女性が5~6人が暮らしていて、朝6時から夜9時まで勤めています。雲の上の霞の彼方の方で、天皇に会うより難しい存在で、彼女らは天皇にも会わずに祈念している人達です。宮中の篝火(かがりび)を守って、火が絶えないようにしているのです。
 その火のことを浄火(じょうか)と呼びます。浄とは清いという意味で、穢れと清いを区別する仕事です。そこには穢れ思想があります。清いことを「清(きよ)」、穢れを「次(つぎ)」と言い、腰から上が清、腰から下が次。皇居の中は清、外は次。皇居から外出したら清める必要がある、と考えています。
 穢れ思想は弥生思想で縄文には無く、垣根や境界は縄文にはありませんでした。

 アラハバキの急先鋒が今なされています。日本の建前が盛大にアラハバかれることで、それが皇居でなされています。天皇は日本の象徴で、天皇は日本の雛形で、日本で一番本音を言えない存在と言えます。言いたいことを言えない、やりたいことをやれない、行きたいところへ行けないのです。しかし建前で生きている天皇も、婉曲的に本音をちらつかせてきていました。一昨年、ペリリュー島、現在のパラオへの太平洋戦争の慰霊に行きたいとの思いがあり、安倍、日本会議が反対したのですが行って艦上から慰霊しました。天皇は一部の宮内庁の職員を通して本音を出していますが、それを読み解く能力が必要です。
 しかし、天皇の意向が表に出るような時に、電通やマスコミを通して色々なスキャンダルを出すのです。今回、奉仕団に参加して、本音が分かったことがあります。奉仕団の団長は天皇と会話が出来るのですが、制限があり、自分から話せないのですが、天皇から声を掛けてもらえるのです。それがご会釈(勤労奉仕)の場なのです。
 ご会釈の場で君が代の合唱を今の天皇の時代は歌わせてもらえないのです。昭和天皇の時のご会釈の場では歌わせてもらえていたのですが、今上天皇は君が代が嫌いなのです。
 普通は建前と本音を分けています。身体も建前で生きると癌になります。天皇も癌になりましたが、皇室は建前で作られているのです。皇居という国の基礎が建前で出来ていると日本全体も建前で出来てしまい、国民にそれが波及してそう生きる様になるのです。