2017年8月19日土曜日

1035「創作1」2017,8,19

  7月23日は陶芸教室でした。宮城県村田町にある「自遊窯 塩内焼  古山少吉郎 先生」の工房に14名で伺いました。
 生憎の小雨です。集合場所の村田町のパチンコ屋さんの駐車場にはライダーのY・Hさんが既に到着しています。雨の中カッパでバイクを運転してきたようです。Yさんは1週間前の座禅断食会に参加していていました。明けの食の時に、テーブルが一緒で前に座っていましたので色々打ち解けてお話をした中で、今回の陶芸教室の参加をお誘いしていました。嬉しき初参加です。

 工房はそこから10分弱ですが、山間の細い道を行き止まりまで進みます。何度来ても県道からの入り口が分り難いところです。野趣溢れるところにあり、木々、草花は雨に濡れて鮮やかな色合いで素敵なところです。古山先生が暖かく出迎えて下さいました。
 かなり老朽化した家屋は昨年と違って床、畳が綺麗に張替えされています。以前は歩く時には沈み込む感じのところが各所にあり、少し隙間もあいています。いつか会費を集めていたら紙幣が隙間から床下に落ちて取れなくなったことがありました。今回は安心して過ごせます。
 雨のお陰で作業には丁度良い気温です。冷房設備がありません。開けっ放しで天然の風が涼を運んでくれますが、夏の快晴の時には汗だくで作業した時もありました。全てに今回は良い感じです。

 参加者は14名で会場も少し余裕があります。皆さん着席し古山先生に挨拶をして13時過ぎから始まりました。
 古山少吉郎先生は異色の芸術家で、かつては料理人だったとか。陶芸家として数々の作品展で入賞していて、そのジャンルは陶芸、絵画、墨彩画と多方面にわたる稀有な工人です。私が顧客として訪れる料理屋さんにも古山先生の陶芸作品が壁面を飾っています。食器としても使われています。
 これまでは生体システム実践研究会宮城支部主催で事務局をしていたTさんのご縁で陶芸教室を開催していましたが、私が支部長を退任したこともあり、4年前から天命塾主催で開催しています。ですから古山先生の陶芸教室はかれこれ15年ほどになります。  

 古山先生の最近の入選昨品を見せていただきましたが、驚きの作品です。
 第21回2017年陶芸財団展で日本陶芸教室連盟賞の前衛部門ので受賞しています。その受賞作品が何と「高橋燃料店」と言う作品で、LPガスボンベなのです。
 果たして何故、ガスボンベ缶が作品にしようと思ったのか、どのようにして作成したのか?そこには単なる奇抜さを求めるものでなく、類稀な発想、視点と精巧が技術の裏づけがあります。

 更には2015年の陶芸財団展、陶芸大賞の前衛部門の受賞昨品は「3,11祈り」です。半球が合う作品で、合掌をイメージしたのでしょうか。球面には無数の突起があり、全て1個、1個作り貼り付けたとのことです。


 古山先生の作陶展の紹介を見つけましたので紹介します。