2018年12月1日土曜日

1505「唱導85周年6」2018,12,1

社会的フレイルには、閉じ籠らないこと、外に出ていく事が大事です。閉じ籠りで一気に進みます。

 日野原重明先生は以下の事を励行されていました。
1、肉を食べる 
2、歩く 
3、好奇心:98歳で書道をはじめ、105歳で乗馬をされた。
4、誰かの為に:オキシトシンという幸せホルモンが出ます。自分以外へ向けてこの意識を持つ事が大事です。普通は80歳になると閉じ籠るので、やり続けることが大事です。
 先日75歳で樹木希林さんがは病院から自宅に戻って亡くなりました。
5、センチナリアン:現在67000人が100歳を越えています。皆さん自立している人が多いです。PPK、ぴんぴんころりんが多く、慢性炎症が少ないのです。長生きすれば家族に迷惑を掛けないですみます。

 筋肉と野菜がポイントです。

・要介護の原因
 75歳以上の3人に1人が要介護です。脳血管17%、認知症16%、虚弱15%、間接疾患11%。24%がロコモ症状です。
 骨と筋肉が大事です。もっとタンパク質を摂る事が必要です。卵、肉が良いです。幸せになる為の健康法としては、好きなものを食べること。その中で減塩だけはする。
テレビは見ない方が良いです。視聴率だけで皆の健康を考えていません。健康になる為には繰り返すことが必要です。しかしテレビは繰り返しません。
1日1食になると骨粗鬆症になります。3食しっかり食べるとのが良いです。

・高所得者の死亡リスク高い
 人間的な繋がりが大事です。85歳の黒柳徹子さんはヒンズースクワットをしています。10回3セット。スクワットを4回に分けてするのです。
血糖値が下がり慢性炎症が下がります。テステステロンが上がり、チャレンジ精神が向上すします。更に踵落とし、つま先立ちを5秒する。これが効果があるのです。
 
・マイオカインの働き
 若返りホルモン向上し、認知症抑制,糖尿病減少、癌減少、血圧が下がり、鬱も減少します。
 楽しむために自分流の健康法をやり続けることが秘訣です。

・男性更年期障害
 LOH症候群、肥満、高血圧が出てきます。

※引用参考資料
LOH症候群(late-onset hypogonadism)とは、男性ホルモン(テストステロン)の部分的欠乏によって起こる症候群。加齢男性性腺機能低下症候群(PADAM(partial androgen deficiency of the aging male))とも呼ばれる。女性の更年期症候群に対する男性の加齢疾患なので男性更年期障害と呼ぶこともある。日本においては加齢に伴う変化として、長らく診療の対象外とされていたが、21世紀になり急激な高齢化社会の出現を背景に治療対象として見なされるようになった。欧米では 1980年代より老年病学や生殖内分泌学の観点から注目されていた。
 発症時期が一定しないが、概ね40歳以降、加齢などによりテストステロンが低下することにより発生する。実態は低テストステロン症候群であり、生殖能力の低下のみならず精神症状を含めた全身的な症状が認められる。インスリン感受性が悪化しメタボリック症候群を発現しやすくなる。2型糖尿病患者に高頻度で見られ骨粗鬆症、心血管疾患、内臓脂肪の増加、耐糖能異常、高脂血症のリスクが増加することが知られている。特に20代から40代でテストステロンが低い場合は、2型糖尿病、メタボリック症候群のリスクが増大する。 
 男性も精巣のライディッヒ細胞やアロマターゼ(芳香化酵素)によって血中濃度で5 - 70ピコグラム/ミリリットルのエストロゲンを生成し、50歳を過ぎても閉経した後生殖期の女性より高いレベルの濃度を維持する。加齢によるテストステロンの減少とともに、男性も閉経した女性と同様にエストロゲン欠乏の作用が生じるとも推測されている。女性の更年期障害に比較し男性の更年期障害は一般に認知度は低い。また、日本で「Aging Male 研究会」が設立された当時には、マスメディアが男性更年期障害を大きく取り上げたことから、診療に不慣れな診療現場に男性更年期障害を訴える患者が殺到したが、その中にはうつ病など精神科領域の患者も多く含まれていたことなど診療現場で混乱が生じた。