2018年12月7日金曜日

1511「卒業3」2018.12.7

 卒業式は引き続き、今回欠席のお導師 杉浦和尚からのメッセージの映像を上映となりました。忙しい中に近藤太郎社長がお山の根本道場まで出向き、お導師に面談した時の様子も含めて、皆さんへのお言葉です。
 
「私はいつも自分が好きで生きています。好きな自分でいられること、そして生きている間に色んな事があってそれで良いと思います。家内と二人で色んな事を話していますが、先日、自分が死んだらどう言う人だったか?自分をどう言われたいのか?という事が話題になりました。
 私は「面白い人だった。」と言われたらそれで良いと思っています。そう言われることが私の唯一の誇りです。人間が面白さを無くしたらまったく面白くない。「あんたはアホな事を言っている。」と家内に言われるのですが、それが自分の取り得です。自分は面白い為に生きているもので、何処まで行ってもそれを無くしたらダメだ、と思います。

 人間が悧巧になり過ぎて、自分が皆に尊敬され様と一喜一憂することがありますが、それはナンセンスです。しょうもないことがあるのが人間です。生き方を追求する為に偉そうにいう事は嫌いです。この前、ノーベル賞を受賞した本所さんが「混沌が好きだ。」と言っていましたが、訳けが分からないから面白く、混沌が面白いのです。だから人から見て、「あれは何と言う人だ?」と言われるのが面白いのです。
 分からない方が混沌で、賢くなろうとしたらそれは退化です。分からんから面白く、分からん事を楽しむ、そのスタンスで生きて行って欲しいと思います。分からないから生きているのであって、分かろうとするのはナンセンスなのです。そういう分かろうと言う想いを捨てて行く、という思いを持ってほしいです。兎に角、馬鹿になることです。しかし本当にそう思わないと成れないものです。

 今の世の中は人より優れて、賢くなろうと言う風潮がありますが、それが問題なのです。人間が人間であることは分からないはずだから、分かる事を放棄して、生きる事を面白く生きることなのです。
 PPKのこれからの生き方は、元々馬鹿なのだから、馬鹿さで生きるのがこれからの生き方です。こう言うと、どうすれば馬鹿になれるのか?の質問が来るが、その質問はナンセンスです。面白い人間は馬鹿な人間なのですから。」

 映像のお導師は椅子に座って話していますが、元気に身振を交えて話が尽きない感じです。太郎さんとの対談は1時間半ほどに及んだ様ですが25分に編集してくださっています。脚は弱っても口は健在で頭も面白さ加減が進んでいる様で何よりでした。ただ物でない正真正銘の面白人間です。
 お導師から今日の卒業式に参加の皆さんに「贈る言葉」を頂いています。一人一人にジミーさんから授与してくださいました。   
 皆さんに頂いたお導師からのラスト言霊があります。
 「本来無一物」


 その解説は
「何もないから何でもできる。万物は元々、空。
  執着すべきものは何もない。
  一切のものから自由自在に。」



 究極の認識、悟りです。これが皆さんへの卒業の言葉です。自由自在に生き、面白き人生を満喫することがPPKの真髄でしょう。
 私が頂いた贈る言葉です。
「大久保直政さん
 我が思いが世界を創る」


 そうなんです。お導師ありがとうございます。お導師は少し違う、異なった視点でこの次元を捉え紐解いて下さる稀有な方です。
 仙台天命塾の育ての親で小山市の根本道場には毎年新年早々に皆さんで伺い、信念会を開催しています。今度は2019年2月11日月曜日、建国記念日です。ご縁の方は是非参加下さい。詳しくは以下をご覧ください。
http://genkiup.net/seminar/seminar326.pdf