2019年4月20日土曜日

1645「体内環境3」2019.4.20

 化学物質過敏症は病名として認知されて大分立ちますが、最近は電磁波過敏症が各所で言われますが、未だ正式な病気としての認知には至っていないようです。
 情報、通信技術の進歩は著しく、この4月には世界に先駆けて韓国、米国で5Gと言われる5世代通信の機器が発売されました。日本でも2020年に実用化の方向で進められている様です。しかしその環境への悪影響についてはほとんど触れられません。
 現在の4G世代ですら大きな身体的影響が出ています。電磁波についてはスマホにとどまらず、電子レンジ、IHクッキングヒーター、LEDなど警告されていますが、スマートフォンの使用による学力の破壊が問題視されています。

 詳しくは東北大教授川島隆太先生の「スマホが学力を破壊する」集英社新書~スマホをやめるだけで偏差値が10上がります。「脳トレ」の川島教授が明らかにした、脳とスマホの驚くべき関係!~に書かれています。
 帯に本書の内容として以下の様にあります。
・スマホを4時間以上使用すると、2時間の学習効果が消える
・自宅学習の減少や睡眠不足が成績低下の原因ではない
・スマホを持つ様になった生徒は成績が下がる
・スマホを使わなくなると成績が急回復する
・LIN等のメッセージアプリが学習に及ぼす悪影響
・複数のアプリを同時使用する「スイッチング」の恐るべき危険性
・スマホの長時間使用は脳発達に悪影響を与えている可能性も

5Gの危険性について以下の様な記事がありますので紹介します。

危険性その1 人体
 5Gはこれまで利用されていた通信の周波数よりもはるかに高い周波数帯(30GHz~300GHz)を利用します。この周波数帯は軍事等での利用はあるにせよ、一般ではこれまで使用されていなかったものであり、人体への悪影響が囁かれています。
 主な疾患としては、偏頭痛や脳疾患の危険性、生殖機能の低下などが考えられます。電磁波過敏症で自殺するというケースもありますし、今後5Gが導入されて健康被害を訴えない人がいないとは限りません。他にも、細胞組織の破壊やストレスタンパク質の生成、メラトニンの減少、DNAの損傷などが起こる危険性があります。

危険性その2 セキュリティ
 IoTとの連携が考えられている5Gには、当然ながらセキュリティ上の問題が発生します。例えば、車の自動運転が主流になってくると、クラッカーのサイバー攻撃等によって思わぬ交通事故が引き起こされる懸念があります。そのため、バイオメトリックス認証のような、より強固なセキュリティが求められます。

危険性その3 環境
 人体が影響を受けるだけでなく、当然環境への被害も考えられます。2010年に行われた研究では、高周波に触れたアスペンの苗木が壊死しているという報告が上がっています。
 また、5Gの導入に当たり、より多くの衛星を飛ばす必要があり、衛星を飛ばすのに必要なロケットエンジンから生じる黒色炭素(ブラックカーボン)がオゾン層や気候に影響を与えます。ブラックカーボンは地球温暖化の主要な原因でもあり、今後さらに気温の上昇が加速する可能性があります。
 また生態系そのものへの被害も懸念されています。鳥類が巣を捨てるという現象や羽が傷つく被害などの報告が既にあります。女王蜂の産卵能力にも影響があると言われ、巣のサイズが小さくなると考えられています。
https://inim.online/2018/10/24/5g/