2019年4月25日木曜日

1650「飛躍1」2019.4.25

 2019年4月13日にNGO仙台テンメイの第13回通常総会が開催されました。
仙台テンメイは2006年3月3日に発足し、同年9月9日に設立総会を開催しました。早いもので13年目を迎えました。子供が小学校に入り6年、中学、高校に各3年、今年は高校を卒業していよいよ社会人か大学進学です。

発足時の定款に本会の目的、事業は以下のようにあります。
(目的)
第3条 このNGOは、今までのような都市と農村の分離ではなく、地域内での一体型コミュニティをつくることにより安心・安全の確保や地産地消による流通コストの削減、地球環境の保全と資源の有効活用のための循環型社会を容易にし、同時に互助共生の精神と自給自足の推進により、お金の要らない地域コミュニティを実現し、お金にとらわれない真の生き方を実践することを目的とする。
(事業)
第4条  この組織は、前条の目的達成のため、次の事業を行う。
  1. お金の要らない社会をつくるための地域コミュニティ共有資金管理システムの構築。
  2. 得意分野を中心にした各地域の里づくり。
  3. 地域農業者との連携による安心・安全で品質の高い農業及び関連事業。
  4. 循環型社会に欠かせない住宅を含めた森林事業、幅広い利用が可能な麻事業、不要物の資源化やエネルギーとしての利用可能な太陽炉の事業。
  5. 精神性を高めるためのセミナー開催や教育・文化の創造。
  6. 無病のための健康・医療関連事業
  7. 里と市中心部間を結ぶ定期バス運行やマイカー共有利用の交通事業
  8. その他必要な活動。 
総会にはありがたい事に20名の会員の方々が出席くださいました。議案は原案通りに可決承認頂きました。ありがとうございます。今年は仙台テンメイの飛躍、真価発揮の年になるべく皆さんと一丸となってゆるゆると楽しみながら進めそうです。
 総会後の研修会は4名の方々のお話しでしたがその内容を紹介します。

 最初は「農業で飛躍した姿を見てください」と題してN,Tさんに話して頂きました。彼はテンメイ名取農場の高柳亭に住んで、O農場長のアドバイスを受けて就農して3年目を迎えています。昨年の研修会に引き続きの発表です。



 「現在、テンメイ名取農場の高柳亭に住んでいます。2017年に就農して今年で3年目です。
 大学を卒業して11年間サラリーマンをしていました。最初の3年は東京の水産会社で冷凍水産物の仕事をしていました。趣味でサーフインをしていて、仙台は波が良いのでこちらでサーフインしたくて仙台営業所のある会社に転職しました。仙台に移り住み8年間、機械の切削工具の営業の仕事をしていました。
 仕事をしていて、このままではやってもやっても豊かにならないと思いだしました。常に我慢が付きまとう生活で消耗して行きました。確かに収入は安定して得られるのですが、自分のハートに嘘をついているのは否めなく、嘘の無い本当に豊かな人生を送りたいと思っていました。
 そんな中、天命塾の講演会に参加して学び始めました。その中で2014年に大和農場での農業体験会に参加しました。ジャガイモ堀りの農作業をしていて身体に電気が走るのを感じました。それはそれまでの仕事には無かった本物感を感じました。
 それから就農出来るように農場長に相談しながら色々準備をして行きました。農業は自然との共同作業で、土づくり、微生物、気候など学ぶ必要があります。そして安定した収入を得るにはその環境を構築する努力が要ります。