2019年4月28日日曜日

1653「飛躍4」2019.4.28

 3番目はO、H農場長さんです。演題は「仙台テンメイ農場の展望」です。


 「仙台テンメイ名取農場は2006年6月3日に初めて、畑作業がスタートしました。その年の9月9日に発足式をしました。
 私は唐桑半島で生まれ育ち、小学校は1級僻地、中学校は3級僻地に通い色々な経験をしてきました。高校では寮生活し、国鉄に就職し40年務め、八戸臨海鉄道に出向し1年半で左足が動かなくなり40日間入院しました。
 それが転機となり、会社を早期退職しました。波動リーディング、生活習慣予防指導士、EMなどを勉強していました。生活習慣予防指導士の研修所が仙台では中山歯科しかなくそこで受講して大久保先生を知りました。
 暫くして友人から天命塾で開催している宇宙の会に誘われて行き、それから講演会に参加する様になりました。その中で木内鶴彦さんの講演会で共感するものがあり、やがて木内さんがNGOグリーンガイヤをスタートする時に、仙台天命塾でもNGO仙台テンメイを立ち上げる事になり、そこに当初からかかわっていました。

 農場は名取から始まり、東松島農場ができました。テンメイの大きな目的は村作り構想です。食べ物の必要性、生体エネルギー技術を活用し優れたものを栽培して、病気も改善出来る事を目指すものです。村構想はその都度違っていきます。原点は私が育った田舎は100軒ほどの集落で、畑、田、山林、浜あり色んな職種の人達が暮らしていました。そこでは皆で助け合って生きていました。その集落は3,11の津波で跡形も無く流されました。

 これからはお金が無くても食べ物があれば心豊かに生きられます。それでは今何をするか。名取で野菜栽培を13年して来ました。土壌が良ければ育ってくれます。手伝ってくれる人の事を考えてこれまで設備を変えて来ています。
 今度新しい小屋が出来、これからは堆肥場、ハウスの水かけタンクを設置して点滴チューブで自動潅水装置を作る予定です。納屋では小屋に荷物を移して野菜加工の作業場を作る計画です。

 これから世の中はどうなるか。食糧難に備え、仲間が食べられる穀物、米、麦、大豆、ジャガイモ等保存が効くものを主で栽培し、野菜は合間に栽培して行く、サバイバル対応を考えています。
 山の土地の大和農場ではジャガイモ、カボチャ、小麦、蕎麦など。やがて皆が集まったら田んぼを増やして住める家を作って行く予定です。

 しかし一緒にする人の精神、心が共鳴共振しないと上手く行きません。これから心豊かに楽しくやって行ける村づくりをして行きたいです。夢を持って楽しんでやって行く。電気は木内さんの太陽光発電を活用し、生体エネルギー技術で場の環境を作る。
 私は会社に勤めている時も新しい事ばかりさせられていました。お前は都合良く使われて損しているな、と言われましたが、それが自分の役目かと思います。もし中途退職しないでそのまま出来上がったレールに乗って生きていたら、今ゴルフばかりしていただろうな、と思います。
 これからはバーチャルなデジタルの害を伝えて行く必要があります。いつの間にか私も70歳になってしまいましたが、これからの事にワクワクしています。これまで小麦を3回作ったのですが、最初に収穫した時は感動しました。野菜の栽培と違うものがありました。 
 今年はお米をバケツで栽培する計画です。そこで1株から2万粒を収穫している人がいるのです。グリーンガイヤの委託実験として水耕栽培と共にやって行く予定で進めています。
 これからも活動を続けて行き、若い人たちにバトンタッチをして行きたい。」



 夢、ロマンが燃える農場長の活躍はテンメイの不可欠です。これからも土壌作りで植物を育て、若く志ある人たちを育てて行くコンダクターとして更なる飛躍が期待できそうです。