「大間崎 大間町大字大間字大間平
大間崎は下北半島の西北に位置し本州の最北端の岬です。対岸である北海道の汐首岬とは約18kmで対し本州、北海道との最短地点とされます。大間崎沖合い600m先には潮流の速い水道の「クキド瀬戸」を挟んで弁天島があり大間埼灯台が設置されています。
大間崎は石川啄木縁の地とされ「 東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる 」の歌は弁天島のことを詠んだものではないかと言われています。
又、隣接する大間漁港はマグロの一本釣りとしても有名で、季節になると津軽海峡にやってくる大マグロを求めて町中が活気づきます。大間崎の先端には「ここ本州最北の地」の石碑が立ち、北緯41度33分・東経140度54分を示し、周囲にも多くの石碑やモニュメントが建てられています。下北半島国立公園。」
岬に立つと目の前に、こんなに近くに北海道が見えるのには驚きです。案内板によると函館山、函館市街が見えるではありませんか。
夕暮れ時であまり観光客が居ませんでしたので、ゆったり本最北端の碑を見て写真に納め、マグロのモニュメントで乗ってみたりして戯れ、楽しく遊んでいました。皆さん何故かハイテンションになった様で何が無くても笑顔なのです。最北端ということで解放されたのでしょうか。
暫し、海、空に繰り広げられる光彩、日輪など光の輝きを楽しみました。なにやらケムトレイルの様なものも見えましたが。その後は店じまい始めたお土産屋さんで買い物を楽しみました。マグロのお土産品を買っていましたが、今夜の二次会用につまみも買い足しました。
宿に向かいました。風間浦村下風呂温泉の下風呂観光ホテル 三浦屋さんが宿泊先です。
下風呂温泉郷の紹介です。
「本州北の果ての海沿い 青森県下北半島 風間浦村に、幾百年ものあいだ湯治場として親しまれてきた『下風呂温泉郷』がある。
「ああ、湯が滲みて来る。本州の北の果ての海っぱたで、雪の降り積る温泉旅館の浴槽に沈んで、俺はいま硫黄の匂いを嗅いでいる。」作家・井上靖の小説『海峡』の一節である。
昭和33年3月9日、「ここなら渡鳥の声が聞ける」と紹介された井上靖が、津軽海峡に面した下風呂温泉郷を訪れ、『海峡』の終局を執筆したのであった。
背後には山が迫り、目の前には津軽海峡が広がる。山海に挟まれたわずかな土地に宿がひしめく下風呂温泉郷は古くから温泉地として知られ、多くの湯治客でにぎわったという。潮の香りに織り交ざる硫黄のにおいに出迎えられ、新鮮な海の幸に舌鼓を打つ。 津軽海峡の水平線に見えるのは夜の空と海とを照らすイカ釣り漁船の漁り火。 小説に描かれていたような情緒あふれる温泉郷が今もなお残っていて、昔と変わらず聞こえてくる潮騒の心地よい響きは旅人の癒しとなる。 室町から続く名湯のある下風呂温泉郷は旅の疲れを解きほぐす「やすらぎの場」。」
三浦屋さんは新装間もない建物でこじんまりしていますが良いお宿でした。乳白色の硫黄泉の天然露天風呂からは津軽海峡が見え、イカ漁の季節は漁火が見える事でしょう。料理は生ウニもまたまた出て、新鮮な魚介類に皆さん大喜びです。お酒も進み、今夜も2次会が深夜まで盛り上がりました。