受付を済ませ皆さんと総門から入山しますが最初に集合写真をとりました。
雨が強く、風も強く吹く中での参拝になりました。以下は参詣地図、案内です。
恐山の境内は1周3km程度の参拝コースがあり、徒歩約40分で巡ることができます。その境内には火山岩で形成された136の「地獄」があり、現世で犯した罪の罰を受ける地獄を表しているのだとか。
恐山で温泉というのは想像できないかもしれませんが、境内を参拝する前に身を清めるためにかつては参拝客全員が入浴していたとか。また、湯治場としても知られ、入湯した人の中には皮膚炎が治ったといった例があるそうです。「冷抜の湯」「古滝の湯」「薬師の湯」は男女別となっており、月替わりで入浴可能な湯が変わるとか。「花染の湯」は混浴で、どの湯も入浴は無料です。
この天候です、参拝者は少なく閑散としています。初めて参拝の方々は木内さんと同行して菩提寺に向かいました。私は何度も来ていますので、ひとり温泉に入り皆さんの帰りをお待ちしました。温泉は貸し切り状態で良き清めを頂きました。
恐山は、地蔵信仰を背景にした死者への供養の場です、各所に祀られる地蔵さん、賽の河原には石積、沢山の風車が見えます。風車は輪廻の象徴であり、お花の代わりに供えるのだそうです。
地獄巡りでは様々な地獄を巡りますが、硫黄ガスが噴き出しており、稀に藻が発生し、池の水が真っ赤に染まるそうです。私は地獄巡りをあまり好みではないのでほとんど足を踏み入れませんが。
私は宇曽利湖の奥に見える8つの外輪山の1つ大尽山の山容が気に入っています。綺麗なピラミッド形で極楽浜から進む世界を象徴するようにも感じます。
皆さん濡れながらも参拝出来たようです。私以外に2人の女性が温泉体験出来たようです。一息ついて昼食会場のむつ市に向かいます。
恐山をでる道の右手に三途の川にかかる太鼓橋があります。悪人には、この橋が針の山に見えて渡れないと言われているとか。「人は死ぬとお山(恐山)へ行く」と信じられていて、死ぬとこの三途川を渡って向こうに行くということなのでしょう。
恐山入口近く道の右手山中に鬼岩があり、門番の役割をしているようです。雨ですからそのまま通り過ぎましたが以前にあわ歌の中山博さんと訪問した時の写真を紹介します。その時のお言葉は以下でした。
「正して、正して、正して参られ。
是よりもこの地を訪ねる多きの方々、皆々、正して参られませ。
ここより大きなる北よりの気を発して参られ。」
429「北方来光2」2015,5,8
http://tenmei999.blogspot.com/2015/05/429201558.html