「御座石神社(ござのいしじんじゃ)。
場所:秋田県仙北市西木町桧木内字相内潟1。国道341号線「小先達」交差点から秋田県道38号線(田沢湖西木線)に入り、田沢湖湖畔北辺を約6.8km。駐車場有り。
伝承によれば、田沢湖の水面と等高で畳のように平らな岩があり、慶安3年(1650年)に久保田(秋田)藩第2代藩主・佐竹義隆公が腰をかけて休んだことから「御座石」と名付けられたところに、文化8年(1811年)に第9代藩主・佐竹義和公が巡見の際に社殿を建立して休息所とした。
ただし、神社としての創始は、室町時代に熊野の修験僧が龍神を祀ったことによるという。よって、近世には「龍神社」と称していたが、明治44年に「御座石神社」と改めたという。現在の祭神は事代主神・綿津見神・龍神(龍子姫神)で、境内(社殿脇)には上半身が人間で下半身が竜の姿をしたブロンズ製の「たつ子姫」像がある。
なお、「御座石」の上に「雨乞石」があり、これに触れて祈ると忽ち雷風雨を呼ぶという。そして、その傍に生えている樹木は「七種木(なないろぎ)」といい、松・杉・桜・槐・梨・エゴノキ・ハンノキの七種類が1株の木になっているというもので、「雨乞石」を守るため自然に生えてきたといわれている。」
「鏡石(かがみいし)。
場所:秋田県仙北市西木町桧木内字相内潟。「御座石神社」(前項)横の駐車場の西側に「潟頭の霊泉」があり、その背後の「高鉢山」(標高571m)の中腹に登る。徒歩10分。
「御座石神社」の近くに「潟頭の霊泉」があり、この清水を飲んで辰子が龍に変身したと伝えられる。そして、その背後の山道を300m程登ったところに「鏡石」と呼ばれる岩があり、信仰の対象になっている。
伝承によれば、辰子がまだ龍に変身する前、この辺りによく山菜を採りに来ていた。当時、この岩は鏡のように磨かれていて、辰子は姿を映して化粧をしたという。結構大きな岩で、下の写真ではわかりにくいが、正面から見ると六角形をしているという。「正面から見ると」というが、急な崖の中腹にあって近づけず、特設の展望台から眺めるようになっている。因みに、田沢湖も上から見ると六角形をしており、関連があるのではないかという説や、「高鉢山」も円錐形で、いわゆる「神体山」の特徴を備えていることから、辰子姫の伝説を別としても、神秘性を感じさせる場所として信仰の場所だったという考え方もあるようだ。」
雨が上がり湖面はガスに覆われています。神社には参拝せずに直ぐに湖岸の鳥居、そして御座石に向かいました。
湖の水の色はブルーの透明な綺麗な色をしています。神人さんが岩場を下りて湖面近くに行き湖の手を入れています。田沢湖と会話?をして、情報を得ているのでしょう。戻って来られて次の様に話していました。
湖の水の色はブルーの透明な綺麗な色をしています。神人さんが岩場を下りて湖面近くに行き湖の手を入れています。田沢湖と会話?をして、情報を得ているのでしょう。戻って来られて次の様に話していました。
「この地は数万年前から文明が栄えていた。この湖水を生活の中心としていた。しかしこの要の部分が潰され、追いやられてしまった。やがて大和朝廷が侵略してきて、その権力で民を労働者として使役していた。」
時代は大分、長い期間の様ですが、アテルイと坂上田村麻呂に象徴されるあの時代以降は使役されのでしょう。
そして「水は情報媒体で、水に触れる事で情報を得られる。」と神人さんはおっしゃいます。
お昼の予定の時間が迫ってきていますので他の見学は無しにして昼食会場の角館に向かいました。