2020年7月20日月曜日

2103「地球生態系1」2020.7.20

 この前のブログで蝗害に触れましたが、地球規模で見るとこれまでにない生態系の変化、生き物たちの異常が報告されています。人間も地球生態系に生かされている生物ですから、他の動植物の変化は当然影響があるものと考えられます。今置かれている生物達の異変を探ってみたいと思います。

 2020年07月14日の以下のイン・ディープさんの記事から抜粋してしょうかいします。
病気だらけの地球で : 人間界では新型コロナ、ペスト、デング熱、謎の肺炎が流行。さらにはウサギやミツバチ、ゾウなどの「動物のパンデミック」も進行中

滅亡的な渦中にある人間社会と生態系
 日々の報道を見ていますと、今は実に「病気の時代」であることが強く実感されるときに生きていることを自覚します。
 人間の世界では、いまだに主に新型コロナウイルスの話題が他を席巻している感じですが、この新型コロナウイルスにしても、「世界中でどんどん感染確認例が急増している」のです。少し前よりはるかに加速していて、公式に発表されている世界の感染者数も 1300万人を超えました。
 いくつかの国や地域では、それぞれの国が 3月にロックダウンを実施した前よりも確実に感染例が急増しているのに、欧米を含む多くの国では、経済を再開させ、観光なども再開させたりしています。日本でも、Go Toトラベルとかなんとか。
 新型コロナの感染力のもともとの強さと、その後の変異の状態を思えば、現在のように「どんな対策をとったところで時間の経過と共に感染者数が増えていく」ことは多少予想はついていたと思われるのですが、今、感染拡大に関係なく経済を再開させようとしているのなら、なぜ最初からそれをしなかったのかと思います。ロックダウン後で壊滅的な影響を与えた後に、今さら何をどうやったって遅すぎる。
(途中省略)

 この新型コロナウイルスについて、最近、アメリカのスタンフォード大学の疫学教授が、ギリシャの報道メディアのインタビューに答えていて、
新型コロナウイルスの致死率は、45歳未満はほぼ 0%です」と述べていました。
 もうずいぶんと症例の数が集まってのこの数値ですから、ある程度信頼できるものだと思いますが、基礎疾患や肥満がない限り、45歳未満の人は、死亡する可能性がない病気だと述べています。
 ですので、現実として、「いったい、何を恐れて社会を止めているのかよくわからない」という形而上的な世界に今の私たちは生きているということはいえそうです。まあしかし、こうなってしまったのですから、仕方ないですね。
 さて、そのような新型コロナウイルスのような感染症が流行している中で、今、いろいろな「他の感染症」が流行の気配を見せていまして、それは人間も動物もなんですが、少しご紹介したいと思います。
 いくつかは以前のブログなどでもご紹介したことがあり、羅列のような形となりますが、まあ、本当に「病気の時代だなあ」と思わせるものがあります。

人間の病気
 カザフスタン:きわめて致死率の高い謎の肺炎
 中央アジアのカザフスタンで、今年になって以来、「謎の肺炎」が流行していることが、カザフスタンにある中国大使館からの警告で明らかになっています。
 以下の記事で、「半年で 1700人が死亡した」ことをお伝えしています。
カザフスタンで、新型コロナウイルスではない可能性が高い「謎の肺炎」が流行。すでに1700人以上が死亡したと中国大使館が警告」I地球の記録 2020/07/11

 しかし、この謎の感染症の流行と死者は、ここに来て急激に増えていることが、その後のイギリスなどの報道で伝えられています。イギリスのデイリースターは、カザフスタンの保健省の発表を引用して以下のように伝えています。
 6月29日から7月5日までの 1週間に 3万2000件以上の肺炎の症例の患者が発生し、この肺炎で 451人の死亡が記録されている。
この数値が正確であるなら、現在のカザフスタンでは、
・毎日平均 4500人ほどの患者が発生している(カザフスタンの人口は1800万)
ということになり、そして、
・その致死率は 14%に達している
ということなります。

 新型コロナウイルスと比較して、あまりにも致死率が高いために、新型コロナウイルスの変異体ではないと思われますが、カザフスタン保健省は、「まだウイルスを特定していない」と述べたと報じられています。