2020年3月22日日曜日

1984「九年後10」2020.3.22

 3月16日現在のコロナウイルスCOVID-19の東北地方の感染者は以下の通りです。
○宮城県 □クルーズ船下船者数 9人 □累計感染者数 1人
2月29日 1人目(70代男性、仙台市在住、日本国籍、クルーズ船下船者)
○秋田県 □クルーズ船下船者数 2人 □累計感染者数 2人
3月6日 1人目(60代男性、秋田市在住、無職、日本国籍、クルーズ船下船者)
3月6日 2人目(10歳未満女性、北海道在住)
○岩手県 □累計感染者数 0人
○青森県 □累計感染者数 0人
○山形県 □累計感染者数 0人
○福島県 □クルーズ船下船者数 7人□累計感染者数 2人
3月7日 1人目(70代男性、いわき市在住、クルーズ船下船者)
3月14日2人目(70代女性、郡山市在住、ナイルクルーズ船下船者)
https://note.com/entamenodendo/n/nb7d7259f7c7f

 驚くことに東北地方では客船「ダイヤモンド・プリンセス」号等の乗客以外の誰も感染していないのです。そして下の図の様に、感染者と昆布の消費量の分布図が見事に相似しているのです。
  
「COBID-19感染者の全国分布図」 
「昆布の消費量の都道府県別分布」
 放射能は目に見えません。コロナウイルスも見えません。放射能は測定器で測定できますが、コロナウイルスには測定器はありません。それだけ不安をあおるのでしょう。9年前に地震、津波、原発事故で東北地方は甚大な被害と塗炭の苦労を味わいました。ある意味で肉体的、精神的な免疫力を獲得したのではないでしょうか。コロナウイルスの被害の拡大に応じて次々と対策が講じられ日常生活が変調をきたし、経済活動も大変な影響を受けています。コロナ大恐慌による金融、経済恐慌の深刻さが増し資本主義の根幹を揺るがす可能性も言われています。

「人事を尽くして天命を待つ」と言う言葉があります。また私の好きな良寛和尚の言葉に災難除けの最良法の言葉があります。
「災難に遭いそうになったら、遭う。病気になりそうになったら、なる。
死にそうになったら、死ぬ。それが災難よけの最良の方法。」

 今一度グローバルから地域社会の縁の繋がりを大事にする見直しが必要なようです。既に新しい時代へのスクラップ&ビルドの扉が開きました。今こそ自分にとなって何が大事か問われています。
 藤原直哉さんは「1に命、2に生活、3に経済」と言います。そして今回の被害の背景に各自がもつ「執着心」があり、その奥には「不安」があるといいます。執着心が強いと被害を受けやすいと。それも物、形、お金でしょうか。色んな意味で人類に危機的状況に直面していて、各自に生き方の基本、価値観が問われ、人生哲学が試されている様に思います。