2017年3月7日火曜日

871「五大巨石9」2017,3,7 世嬉の一・

 午前の巡りを終えて昼食です。一関市内の世嬉の一、蔵元レストランせきのいちです。昨年の巡りでも昼食を頂きましたが、今回も前回同様に、手延べはっと・もち膳を頂きました。




 手延べはっとは各自で鍋に伸ばして入れて、野菜と煮込みます。中々に美味しく、4種の餅椀も付いています。餅を頂いていると、更にあん餅の果報餅が配られました。テーブルごとに配られた御餅椀の中に、1つのお椀だけに萩の小枝が忍ばせてあります。その小枝を引き当てた方に果報、幸運が舞い込むとのことです。


 隣のテーブルではSさんが引き当てました。私たちのテーブルでは中々声が上がりません。私も直ぐに餅の下を探って見たのですがありません。誰だろうと想いながら餅をほお張ると何と小枝が歯に当たるではありませんか。ラッキーボーイは私でした。ここに昨年からツアーで3度来店してもち膳を頂いていますが、全ての果報は私が頂くという超幸運です。ありがたくお祝いのお酒を頂きました。




 心身満たされて、売店でお好みのお酒、甘酒など買いこんで、いよいよ午後の巡りの開始です。 
 目的地は隣町の平泉町にある立石山です。この山は私に与えられたミッションで見出した山です。初めて中山さんを同行する機会となりました。

 一関市から平泉町への道で峠を越え下りになるころから、平泉の町が開け、右前方、北東方向に大文字焼きの駒形山が見え、その峰続きに目指す立石山が見えます。
 その立石山を車中から見て中山さんが歌のフレーズを口ずさみ始めました。その歌は石原裕次郎の「我が人生に悔いはなし」のフレーズのようです。これは私へ頂いた立石山でのものですから、私へのお与えのようです。この歌は私の大好きな歌で、よく歌う曲です。裕次郎が死を直前にし、己の死を意識して歌った最後の曲です。レコード発売後、3ヶ月で亡くなっています。

 どんな歌詩かと直ぐに調べて、中山さんは更に納得です

「我が人生に悔いはなし」 作詞 なかにし礼  作曲 加藤登紀子

鏡に映る わが顔に
グラスをあげて 乾杯を
たったひとつの 星をたよりに
はるばる遠くへ来たもんだ
長かろうと 短かろうと
わが人生に 悔いはない  

この世に歌が あればこそ
こらえた涙 いくたびか
親にもらった 体ひとつで
戦い続けた 気持ちよさ
右だろうと 左だろうと
わが人生に 悔いはない

桜の花の 下で見る
夢にも似てる 人生さ
純で行こうぜ 愛で行こうぜ
生きてるかぎりは 青春だ
夢だろうと 現実だろうと
わが人生に 悔いはない
わが人生に 悔いはない」

長かろうと 短かろうと、 右だろうと 左だろうと、 夢だろうと 現実だろうと、
わが人生に 悔いはない。がキーワードの様です。

 表と裏、ヤーヌスの双面顔のローマ神話の世界です。その表裏を1つにすることで、我が人生に悔いが無い、と。