翌18日朝は台風が丁度日本海を通過して行き事なきを得ました。台風一過、まだ風はありますが天気は大旨回復して良さそうです。私は朝風呂にゆったりと入り、朝食を美味しく頂いて元気です。皆さんも清清しい朝を迎えたようで何よりです。少しゆっくりして8時半過ぎに出発しました。
今日最初の目的地は昨日、引き返した遊佐町の「丸池様」です。私は10回ほど訪れていますでしょうか、素敵な神秘の世界で、この地では重要なところです。
天気は申し分のない快晴で好天です。是までは午後に訪れる事が多く、朝の丸池様は果たしてどんなかと楽しみです。
丸池様は箕輪鮭孵化場の奥、鳥海山大物忌神社の境内にあります。直ぐ近くを清流の牛渡川が流れています。橋を渡ると直ぐに神社の社叢地で程なくして左手に丸池様が樹間に見えてきます。
エメラルドグリーンの池は太陽が輝き幻想的な色合いで神秘の世界です。池底には倒木が朽ち果てずにまるで龍の如くうずくまっているいます。
丸池様の紹介です。
「直径20メートル、水深5メートル、鳥海山から湧き出る湧水だけで満たされた池です。
透明な池を見ていると、底の方からボコボコと水が湧いている様子が見られます。
水の色は幻想的なエメラルドグリーンで、光の加減により微妙に色を変えていきます。
後三年の役で、鎌倉権五郎景正が敵に目を射抜かれ、三日三晩その敵を探し求め見事に討ち取ったあとにこの池で目を洗ったため、この池に住む魚は鎌倉景正に敬意を表してすべて片目であると言われています。
鳥海山大物忌神社の境内地であるため手つかずの社叢が残っており、地域住民からは古くから信仰の対象として大切にされてきました。」
「この池は、県内唯一といわれる湧水のみを、水源としています。直径約20m、水深3m50cm。
水はあくまで冷たく澄んでおり、水中の倒木さえもなかなか朽ち果てず、まるで龍のごとく池底にひそんでいます。
「丸池様」なる信仰の対象となっており、けっして魚など捕ってはなりません。
この「丸池様」の社叢(しゃそう・・人が手をかけず勝手に育ってきた、神社の林、聖なる森という意味)は全くの原始林なので、町の天然記念物にも指定され、保護につとめております。1996年9月 遊佐環境百年委員会」
満たされた心地良さに浸っているとにわかに天気が急変して雨が降り出しました。池の水面も雨が打ちつけ始めました。急いで車に戻りましたが皆さんかなり濡れてしまいました。台風の影響ですね。今日の午前中はこんな変化の激しい天候になりました。次の目的地は鳥海山に南側の山中にある胴腹滝です。途中では収穫前の稲穂が首をたれて迎えてくれました。