満腹でいざ次の瀧へ出発と思ったら、Kさんが何やら大事なポーチを法体の瀧のトイレに忘れたようだとのこと。もう一度、瀧へ引き返すことにしました。しかしせっかく行ったのに見つかりませんでした。朝の高速道路で休憩した前沢SAのトイレかと思い連絡したのですが見当たりません。大事な徳字の印字された鏡が入っていたのですが、心を切り換えてありがたく捧げ物にさせて頂くことになりました。
改めて目的地の、にかほ市の「奈曽の白滝」に向かいます。来る時も道路の寸断、工事の為に迂回しなくては成りませんでしたが、奈曽の滝への道も通行止めで迂回路を通らなくてはならず大幅に距離が伸びます。
しかし車のガソリンのメーターが残り1/4を切っています。かれこれ仙台から350キロは走行しています。あと40キロほどありますが鳥海山の山中でガソリンスタンドはありません。奈曽の滝は比較的、街中近くにあった記憶があります。山中を引き返すよりは進む選択をしました。
道は鳥海山に登る感じで狭い山道を進みます。中島台レクリエーションの森の上を過ぎて後は下りです。既にメーターには給油の警告ランプが点って暫く経ちます。下りはエンジンブレーキでガソリン節約して進みます。
最寄のガソリンスタンドを調べると象潟町小滝にあります。そこは奈曽の滝に曲がる交差点にあるJAのガソリンスタンドです。
果たして辿り着けるか、今日は日曜日で果たして農協のスタンドは営業しているのか、最悪はJAFか、など頭を色々な思考が巡ります。ようやくスタンドの看板が遠くに見えてきました。どうやら営業しているようです。車中は喜びの大歓声です。
全ては丁度良い加減でガソリンを給油できました。この車は満タンで50リットルですが給油したのは47,5リットルでした。残り2,5リットルで危ういところ、危機一髪でした。めでたしめでたしです。
皆さんも山中で万が一ガス欠で停車したらと不安を抱いていたようです。何しろ昨年の神人ツアーでのバス車中泊の経験がありましたので致し方ありません。Kさんは、もしそうなったら私がポーチを忘れて引き返したことが・・と心配していたとのことです。今回はお陰様でお守り頂いたようで全て順調で良い加減です。
直ぐに金峰神社に到着し、そこから奈曽の白滝へ下ります。以下の様な紹介があります。
「小滝集落の南側に、鳥海山を御神体とする修験の拠点の一つの、金峰神社があります。
その参道をいくと、杉の一本造り観音像等文化財が納められている宝物殿があります。庭園を通り薄暗い石段参道を下ると、滝の音が心地よく聞こえてきて、右手には、神社社殿、左手眺瀑台からは、社殿と向かい合うように「奈曽の白滝」が見えてきます。
さらに降りて行くと目の前で、「奈曽の白滝」の豊富な水が、高さ26m幅11mで流れ落ちる全景が見られ、その迫力と清涼感を十分感じられます。金峰神社6月の例大祭では、重要無形民俗文化財指定のチョウクライロの舞が奉納されます。「奈曽の白滝」は国の名勝に指定されています。」
階段を下り、間じかに白瀧の瀑布を観賞しました。水しぶきを全身に浴びてすざましいエネルギーを頂きました。憑き物が落ちるような浄化作用、鎮静作用、励起作用がされます。
神社本殿から丁度、奈曽の白滝が綺麗に見えます。暫し癒しの時空を楽しみました。