2017年10月24日火曜日

1102「鬼門8」2017,10,24

 弘法岩屋を終えて昼食です。12時少し前に西会津町の名所の一つ鳥追観音の隣にある
観音茶屋で鶴亀定食を頂きました。地元の取れたて野菜の天ぷらと山菜などのおかずにおこわ飯、手打ち蕎麦です。素朴な味に皆さん満足です。部屋には薪ストーブが 赤々と燃えています。ゆっくり寛ぎ暖を頂きました。食後は隣の鳥追観音を拝観しました。





 鳥追観音の説明は以下の様にあります。
「鳥追観音如法寺は、仏都会津の祖・徳一大師が、千二百年前の平安初期大同2年(807)に、会津の西方浄土として御開創なされた屈指の観音霊場であります。
 御本尊鳥追聖観音は、僧行基御作と伝え、衆生を導いてこの世の寿命を全うさせ、あの世は西方浄土の阿弥陀仏の世界へ安楽往生させるという御誓願と、子授け・安産・子育て・厄除け・健康・長寿の広大無辺なご利益から、老若男女の厚い信仰を集めております。
 また、会津ころり三観音の一、会津三十三観音番外別格の結願所として、二世(この世・あの世)の安楽を願い、≪命のふるさと・鳥追観音≫へ参る巡礼者が絶えません。
 さらに、当地西会津は、霊峰飯豊山の南麓に位置し、阿賀川が悠然と流れる山紫水明の里であり、如法寺境内には、樹齢千二百年の高野槙が孤高に聳え立ち、春は桜と若葉、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の趣きもまた格別で、まさに≪仏都会津の西方浄土・鳥追観音如法寺≫は、身も心も癒される≪命のふるさと≫と申せます。」


 この観音様は東口から入って西口に抜ける珍しい作りで、そのようにお参りすると西方浄土へころりと安楽往生がかなう、とされています。
 又、左甚五郎作「隠れ三猿」があります。「難よりかくれ猿、難をのがれ猿、安楽に暮らし猿」の隠れ三猿で、三匹目の猿は牡丹の蕾に似せて隠し彫りされています。観音の大慈大悲に祈願してこの三猿を探し得れば、固いつぼみが花開くように幸運が開き「福マサル」といわれています。
 樹齢1200年の高野槙の木は見事です。かつてはこの地は仏教が盛んだったのでしょう。
香の漂う境内を何故か西から東へ抜けてさらりと散策しました。

 この鳥追観音から奥に道を5分ほど進むと大山祇神社があります。ここも鳥追観音と同様に会津六詣出の一つです。大山祇神社の説明です。
「第四十九代光仁天皇の御代、宝亀九年(778年)の勧請と伝えられています。
 御祭神は、大山祇命、岩長比売命、木花咲耶姫命の親娘三神です。大山祇命は、山の樹木が雨水を涵養することから水源・水利の神として、また岩長比売命は、長寿の守護神、そして木花咲耶姫命は良縁・安産の守護神としてあがめられています。可憐なオトメユリが初夏の風に揺れるなか、それぞれの願いをかなえてくれます。
 遙拝殿は、野沢から5㎞の大久保集落に位置しています。さらに徒歩で4㎞進むと御本社が静かに迎えてくれます。
 遙拝殿から徒歩で登る参道の途中、木立の中で水しぶきを上げる不動滝と弥作の滝があり、たくさんのマイナスイオンで心をリフレッシュしてくれます。
 また、御本社の近くには四百五十年余もの間、参拝者を見守り続けてきた杉並木を通れば、山の息吹が感じられ、聖なる静寂さに心洗われ、安らぎます。 この参道は、福島の遊歩道50選にもなっており、奥深い西会津の山の豊かな恵みは、心を癒してくれます。またトレッキングとしても最適です。」

 今回は遥拝殿の参拝のみです。先ほどの鳥追観音とも参拝客が居られて人気の名所です。 何しろここは「一生に一度の願いは三年続けてお参りすれば、どんな願いもかなえてくれる野沢の山の神様」として古くから信仰の対象となっているのです。ですから6月1日~6月30日までの大山まつりが行われていて、毎年大勢の参拝客で賑わうようです。





 遥拝殿も立派です。境内の枝が根元から沢山枝分かれした大きな木(名前は不明です)を後ろに記念撮影です。ここもあわ歌を響かせることなくお参りだけです。
 食後の腹ごなしも出来て次は新潟県です。