2019年1月2日水曜日

1537「新築2」2019,1,2

 次の方は神奈川県在住のTさんです。Tさんは昨年12月中旬に新居に入居され喜びで新年をお迎えに成られたことでしょう。私とTさんと建築の関わりを紹介します。
 2017年5月にTさん主催の旅に参加した時がきっかけでした。Tさんとは20年ほどのご縁です。今は無き両親が長年住んでいた茅ケ崎市にある半世紀を過ぎた旧家屋を取り壊し、新築計画を進めていました。
 津軽の霊峰岩木山を正面に据えてある露天風呂での会話が始まりです。私が生体エネルギーを学んでいる事をご存じで水誘導翻訳装置きわみを設置したいと言われ、建築プラン、構想をお話し頂き、色々質問を受けました。その中でTさんが計画している事の多くを私は止めた方が良いと、その問題を指摘しました。その工法は多くの方が取り入れているものもあり彼は怪訝な顔をしています。納得しないのも当然です。でも私の言う事を否定せず聞いて下さいました。
 丁度、Tさんの建設予定地の隣の秦野市に友人Aさんが私の指導で建設した生体エネルギー住宅が出来ていて見学しますか?とお誘いしました。彼は是非とも見学したいという事でご案内することになりました。

 Aさん宅にはTさんご夫妻とTさんが建築依頼している工務店の社長さんも同行しておいでになりました。私が到着した時にはご夫妻が既に居間でAさん家族と歓談していました。AさんはTさんの講演会に参加していて顔見知りです。Tご夫妻は気持ちが良い家だとおっしゃいます。Aさんのお母様は80歳近くでやがて車椅子、要介護を配慮して設計をしたのですが、住みだして1年弱ほどですが益々元気になられていてそのお話しを聞いていたようです。
 敷地に施されて生体エネルギー建築の仕掛けを説明し、敷地の内、外でその違いを体感して頂きました。更に家の内と外の違い、その他基本的な考えを説明し、健康、長命な環境にはこの理論と技術が必須だとお伝えしました。
 Tさんの敷地は西道路で、現在進めているプラン、図面を見せて頂きました。残念ながらこの家では家主の存在が危うい旨説明しました。この敷地での活用法を提案し、その建築手段を説明しました。奥様は強く心が動いたようです。結局、今契約しているプランをキャンセルすることをその場で決断し、工務店の社長さんにその旨お伝えに成りました。結果的にキャンセルは上手く出来、事無きを得ました。

 翌月の仙台での生体エネルギー勉強会にTさんの奥様と小学生のお子さんが参加して生体エネルギーの基本的考え方、活用法、生体エネルギー建築の基本を学ばれました。私はTさんの希望を伺い、私も東京に何度か足を運び打ち合わせして基本設計を提示し、工務店さんで図面化し、最終的に工務店本社で工法の手順を設計士、現場監督に指導、指示して着手したのでした。Aさん宅を見学してから1年位でしょうか。
 その間、2018年2月の仙台天命舎での生体エネルギー建築特別勉強会にTさん御家族が参加してくださいました。午前は基本理論の座学、午後はOさんの新築された現地見学会と中山歯科の実践会です。
 Oさんの見学会は好評で、間取り、IH分電盤の電気のLED照明への効果、漆喰用の建築視座のトワX等いろいろ現場でその機能を体感して頂きました。最終的に生体エネルギー建築理論、技術を納得、確信を頂けたようです。

 最終的には建築の基盤から「いるなけみ」じんち作りを取り入れ、中心にストローを設置して十分に天の理、地の理、間の理を活用できる設計になりました。天地人の理を活かす事でそれらの利を得られるのです。
 そして順調に工事が進み、11月23日に完成し現地に伺いました。