2019年1月10日木曜日

1545「会津2」2019,1,10



 出鱈目で傲慢な国、電力会社だ。311事故後のだらしなさで、今企業経営の責任が無い状態だ。リーダーシップが希薄だ。原発の使用済み核燃料棒が溜まって処理できていない。全国55基の原発を全部止めても電力は足りている。止めると赤字だとして回しているが、経営か、安全を優先か、の選択が出来ない状況で、労使とも情けない状態だ。
 30年、40年で廃炉の費用があるのか?1基に1兆円かかると言うが今は1000億しかない。福島の事故後の保証、賠償費用は既に6兆円かかっている。しかし駄目なものを止められない。ただ企業がたかってぼろ儲けしていた。しかしこの流れを止められないので原発を止められない。

 福島の地元にこの30年で原発の交付金3000億円もらっていた。しかし事故で全てを失った。直ぐに原発を止め、廃炉に全力を注入するべきだ。何とも情けない話だ。30年前にソ連のチェリノブイリ事故があったが日本でその経験を活かせていない。
 電力会社には税金が51%投入されている。廃炉へ向けて全力投入すべきだ。こんな状況下で東京オリンピックはすべきでない。

戦争と言えば、京都では応仁の乱を言うが、会津では戊辰戦争のことを言う。公害を温存するのは国家犯罪だ。全ては嘘だ。前の福島県知事の佐藤栄佐久知事は原発を巡り冤罪で失脚した。皆、毒まんじゅうを食べている。再生可能エネルギーに取り組むべきだ。

 私は酒屋だが、これまで水、米、技術、エネルギー、大豆、地元のもので100%回っていた。保存食で冬でも大丈夫だった。それで228年酒屋を続けて来ている。以前、米も他から買っていて、地元産を使うべきだが安価に流れていた。それが元で合成酒になり、酒の生産者が1/5に減り、やがて良い酒を作る様に変わって来た。昔は自己満足の酒を造っていた。
 昭和58年に塩川村で有機栽培米作りを始めた。里酒としたが2011年になって気づいた。それまで重油を使い、原子力発電所の電気を使っていたことが分かった。今、生協も売るものが無くなり電気を売り出している。

 何を作るのか、必要として受け入れるものを作ることだ。その原点に返る必要がある。先の北海道電力のブラックアウトではどうしようもない。自分で出来るもの、事は自分ですること。地域でのコミュニティは大事だ。向こう3軒両隣りで6軒、そして村単位、町単位となって行く。住民側が単に消費者でなく、生産者として生産者と対等に生きる社会を目指すこと。

 太陽光、小水力、風力で2040年に福島県で再生可能エネルギー100%にする。これから風力の風車を阿武隈山地に200基設置する。1基40億円で設備、送電線。プロペラは片割れが40mで、両翼で80mだ。
 経済がおかしくなり銀行はいい気味だ。銀行はこれまで頓珍漢な事をしてきている。雨の時に傘を取り上げ、晴れの時に傘を貸す、これではどうしようもない。

 森林もバイオマスで山が回る。戦後に山を伐採して裸にした。植林で70年ほったらかしだ。山は20年で元に戻る、復元力がある。それをエネルギーとして使って行く。
 地熱も使える。地中を掘る。不味い事は重金属がでるので、要注意だ。
 ご当地エネルギー協会があるが、メンバーは女性が多い。電気の買い取り価格は40円から18円、15円と下がって来ている。最初の契約金額で20年出来る。ドバイの砂漠では2円だ。
 ベースロードを風力、水力として足りないのを太陽光とし、余ったら蓄電器が良い。
世の中を変えるのか各自からだ。」