2019年1月5日土曜日

1540「戌亥2」2019.1.5

 途中、買い物をして農場に着く頃には16時を過ぎて陽が傾き夕暮れまじかです。農場長が1時間ほど前に到着して除雪機で雪を飛ばしていますがまだまだです。男どもは雪よせに専念し夜が暮れるまで頑張りました。
 年越しの料理は豪華です。舎長さんが腕を振るいますが、石巻のSさんから頂いた万石浦の生ガキで牡蠣鍋は味噌味と醤油味の2つ、牡蠣バター醤油炒め、牡蠣あんかけ炒めです。カツオ刺し、きんぴらごぼう、なます、黒豆煮、サラダ、長野県松本のMさんの手作り漬物等々食べきれない位沢山です。



 農場の畑をお借りしている大家さんのGさんに2年前に嫁いだ若奥様が差し入れを持って来てくれました。彼女はテンメイ仲間でしたが、縁して今はG家に欠かせない役割を担う存在になっています。嬉しい事です。

 きわみ風呂で冷え切った身体を温めて、皆さんでエビスで乾杯です。18時過ぎから宴会は始まり、11時前に年越し蕎麦です。福島県昭和村の矢の原で採れた蕎麦で、村1番の蕎麦打ち名人が打った蕎麦を送って頂きました。蕎麦職人を修行中のSさんに茹でて頂きましたが、美味しくいただき、丁度2019年を村迎える事が出来ました。

 私は途中、酔ってダウンして一寝入りしましたが、お酒も会津の大和川酒造の美味しい純米酒1升瓶を飲み干して1時前には就寝しましたので。寒い中、防寒対策宜しく良く眠れました。

 1月1日は天気に恵まれました。ご来光は拝めませんでしたが、朝陽は輝いて祝福を送ってくれています。




ゆっくりした朝食はテンメイ名取農場で12月28日に搗いたお餅のお雑煮です。2段重ねの重箱のおせち料理、牡蠣カレー、ヒレカツ、漬物等ですが、お屠蘇で乾杯です。




 盛岡のKさんの先入れの新品種のリンゴを頂きました。近所のリンゴ農家さんが試作中のもので真っ赤なリンゴで中身は桃の様な色です。まだ売れだしていない物の様ですが触感、味も初めての物です。感じは紅玉・デリシャスでしょうか?






 食事の後は男どもは昨日の雪よせの続きです。その後、楓屋の自家焙煎の豆をミルで引いた入れたてコーヒーと大家さんのKさん先入れのデザートでお茶会です。7人もいれば色々話題に事欠かず語らいの時間を楽しみました。
 最後に農場の奥の沢にあるお不動さんに皆で参拝しました。入り口の柵から除雪されていて参道が出来ています。今朝早朝に大家さんのKさんが作ってくださった道です。赤い鳥居まで楽々行けます。鳥居からは林の中の道を下り沢に着きます。





 大雨の都度、流れが変わり今は渡り石も無く浅瀬を越えます。小さな沢の流れがあり、小さな滝が一面雪の中に見えます。落差50㎝程の滝の滝壺も澱むことなく清浄な流れを生んでいます。滝の奥の岩穴にお不動様が鎮座いているのですが、何故か今日は不在でした。どこかにお出ましなのでしょう。新年元旦にお不動様にお参り出来て今年は幸運な年になる事でしょう。









お不動様、不動明王が持つご利益は以下の様に言われています。
①間違いを正してくれる
不動明王は、人々を救済するために、悪や不安を断ち切るたけでなく、救済対象である人間に対しても厳しく接する場合もあります。間違いをおかしても気付けない時など、お不動さんは羂索(けんさく)というロープを使って人々を正しい道へ引っ張ってくれるのです。自分でだけで選択することが難しい時に最強のご利益です。
②健康祈願
お不動様が持つ最強のご利益については、お寺によって健康祈願・病気平癒のご利益がある場合もあります。大阪の瀧谷不動明王、京都の鹿苑寺などが挙げられます。
③悪霊退散
不動明王は、不安や困難を払う力を持つため、古くから庶民や修験道者の間では、救済対象の人々を不幸や悪の道に導こうとする悪霊や、運気や生活などに悪影響を及ぼす生霊などを祓うというご利益も持っていると崇拝されていました。「最近ツイてない…」「倦怠感がとれない」といった時はお不動様に会いにいってみましょう。

 2時前には農場をあとにして帰路に付きました。戌から亥へ替わる大晦日、元旦を豪華に過ごしましたが、果たして2019年の1年は如何成りますでしょうか。楽しみに過ごしたいものです。