2019年2月8日金曜日

1574「己亥4」2019.2.8

 占術に数霊(かずたま)というのがあります。これは私が35年以上前に縁した世界です。数霊占術は、今は亡き田上晃彩先生が独自に編み出した占術理論です。私がたまたま空港の売店で田上先生の著書を購入して読み興味を抱き、名古屋にある先生の事務所、未来総研で個人面談を受けて鑑定をしていただきました。その後これは世の中の仕組みを読み解く理論として活用できるのではないかと思い、田上先生に師事して10数年毎月通って学ばせて頂きました。
 数霊は1から9までの数で読み解くものです。正四角6面体の頂点は8か所あり、各頂点と対抗する各頂点を結んだ交点が6面体の中心になります。この中心を含めた9点の関係性で読み解く世界です。この9点を平面に展開すると3×3の魔方陣、三方陣に成ります。中心の数を直霊と言います。年月日の時間軸、名前の空間軸、その点での命質を読み、更に時間での周期波動、相対との関係性等で読み解く理論です。難解ですが面白く、当時はかなり熱中して学ばせて頂きました。
 数霊で田上先生のテキスト、資料を参考にして2019年「己亥」を見てみます。

 以下の魔方陣の三方陣で中央Aに5を配置して展開されたものが基本盤です。
 方位ではFが北、Eが南、Hが東、Cが西。十二支ではFが子、Dの両辺が丑、寅、Hは卯、Jの両辺が辰、巳、Eが午、Gの両辺が未、申、Cが酉、Bの両辺が戌、亥です。
 十二支のその年の干支の場所と5がA以外に配置されたの時の5の場所はエネルギーが強く、そこに対抗する場所は破壊されます。


2019年の中心の数、直霊はその数を全部足して1桁にすると③に成ります。数霊盤を作成すると以下の様になります。
×
    亥
 今年の亥の北北西の場に対抗する南南東、2の巳の場所、更に5のある西に対抗する東の1の場もエネルギーが虚して破壊されます。破壊は八開とも言われるもので、壊れる事で八方に開くように変えていく事で運気が開けると言われます。

 以下はその解読です。
「③直霊の亥は四季的に冬の気、内攻的になりやすい体質です。③は発動する意味があり発動する心があるのですが、行動は逆になります。冬の収縮型の生命質と言えます。
 ③が⑧に直結しやすく木局化しやすい。⑧は家屋・家庭の意味で、自分の安全な域を構築しやすい意味があります。従って人間関係のJ場、②は二股に分かれて穴があくのです。
 初冬の季節の条件を踏まえた③の亥は、陽のように見えて内面は冬の気配を示します。
 当然、人間関係に中においてスムーズにいかない所が出るのですが、J場②破壊を⑨に変換すると賑やかな、きらびやかな所に引っ張られる所があります。
 ただし自分自身を変換すると③が⑧になり、D場が②破壊で乗り替わりで、バランスが取れず引っ込み勝ちになります。
 従い③の亥の場合は亥の原点、B場④の中において、B場の基本は⑥ですから、長い時間をかけた人間関係の調和を測る事です。深い意味合いでなく、④は風なので表面的なさざ波的人間関係で付かず離れずに持ってこないと破壊につながるのです。
 これは国際関係も同じで、深くは入らずに外交修復云々をすることです。深く入ると破壊を呼びます。その意味では当たらず触らず。亥は秋より冬で、自分で縮こまるのでそうすべきです。
 亥の条件は気の交流で、人間関係の交流は物凄く鋭敏なのだと言えます。自分は引っ込んでいるのですが、意識は物凄く鋭敏に働くのです。それは常に自分の中に培われた条件のF⑧の中でヤジロベー的に動くのです。
 そこで亥③の場合はどこに自分の意識が人間関係の中において繋がるかというと、敗れた所が穴になっていてそこに意識が流れ込んでくるのです。J場②は⑨に変換すると隣同志呼び合わないので②の破壊そのものがE場の⑦を求めてきます。
 ②⑦火局で遮断して断ち切るという意味があり、古い所の欠陥、隠したものが遮断して新しい条件のAとJの所の無意識に据え替えます。そこから始めて⑨に変換するのです。自分が行った事がストレートになるのでなく、途中で修正して出て来る。何故なら⑦が破壊して⑨が受難するから。