2019年2月24日日曜日

1590「極上1」2019,2,24

 私には善きご縁を頂いた師が何人かおります。仙台天命塾を始めるにあたり宇宙僧杉浦清始導師との出逢いはありがたいものでした。
 20数年前に、近藤洋一社長(当時)のトータルヘルスデザイン主催の天命塾のミーテイングが京都で開催された時に初めてお会いしました。生意気な私の物言いにお導師が触発されて、翌月から仙台に毎月お越しいただけることになり、かれこれ1年位毎月ご指導いただいた経緯があります。そこではお導師のお話しを伺い、各自が語り、後は飲み会ミーテイングでした。
 以来、欠かさず事あるごとにご指導頂いています。お導師が小山に根本道場を作られてからは毎年、年頭に新年信念会と銘打って道場でのミーテイングを20年ほど開催しています。
 その間、お導師は大病を患り、その不治の病から見事に蘇ったり、頭を飛ばす生き方、思いのままに生きる生き方を多くの方にお伝えし、そのご縁でありがたき人生の転換を体験し、再生された方々は沢山おられます。
 又、お導師が葬儀を行うと死後硬直が無く旅立てるという事が不思議です。そして多くの方に生前葬を執り行い、生きて悟り、生まれ変わりを体現した方も沢山います。その他に年間の言霊メッセージ、毎月の言霊を発信して下さっていました。このような功徳で沢山の方々に慕われておられます。

 しかし、杉浦お導師も齢82歳となり、少し足腰に衰えが出て来ていて、昨年夏ごろから小山の道場からあまり遠出は控えだしておられました。そして毎月の言霊メッセージを2018年12月をもって最終章で終えられていました。
 2018年言霊は「曠然自適」。
 ラスト言霊は「本来無一物」。


 色々思う所がおありなのだろうと思っておりました。しかし電話ではお元気そうです。その中、足腰の不自由を漏らしておられましたので身体的な制限が意識の中にあるのでしょうか。
 そんな中、2019年の新年信念会を2月11日、建国記念の日にお山の根本道場で開催しました。今回はこれまで最高の26名の参加でお導師ご夫妻含めて28名です。初参加の方も9名おられます。嬉しい事です。



 仙台からは6名でしたが8時39分発の新幹線でしたが、出発時間が少し変わっていたのに気づかず5分遅く案内に記載していたので2名の方がやまびこ号に乗り遅れてしまいました。後発の列車で遅れて到着してどうにか間に合いました。
 10時20分に小山駅で全国各地から参集の10数人の方々が集まり、3台のタクシーと自家用車に分乗して道場にむかいます。道場には既に何人か来ていてお待ちでしたが、皆さんでお導師にご挨拶をし、道場、お庭の掃除作業を皆さんで奉仕させていただきました。



 11時過ぎに皆さん道場に着座して杉浦お導師をお迎えしました。歩行がままならない様子で衰えが見えます。顔も少し輝きが弱く、往年の姿が薄れているのは否めません。椅子に座るにも人手が必要で何とも弱弱しく、声もかすれていて覇気がありません。
 例年はお導師の先導の下にお題目を10分ほど唱和して講話、その後皆さんで1人1人前に出て、お屠蘇を頂いてから今年の信念発表をしていました。今年はお題目の唱和も無く、お導師のお話しから始まりました。


 「まず生きていることが第1です。私は修行して悟ったことになっていますが、大したことがないです。この様に今は声も出なくなり衰えて来ています。後、2,3年でおさらばの積りでいます。今日のこの機会を頂いたことはありがたく、やがて臨終を迎えたいと思っています。今日は沢山の方々が全国から集まりありがとうございます。
 まず生きる事が最高のお土産です。まだまだ色気があり、これからも生きていきますが、喜び、楽しみを味わい向こうに行きたいと思っています。皆さんにこのようにお会いできることが嬉しいです。今日はありがとうございます。」

 このようなお言葉です。老いに生きる宇宙僧は素直にご自分をさらけ出して下さっています。今日はこれまでのお導師の導きに感謝、お礼の会として、嬉し、楽し、幸せの場として、皆さんでお導師を励まし、エネルギーチャージをして大いに盛り上げようと思いました。