2019年10月3日木曜日

1814「福島巨石探訪1」2019.10.3

 8月17日からは木内鶴彦さんと巡る福島巨石の旅パート2です。今回も満席の参加を頂き、巨石マニアには興味深い世界を探訪する2日間になりました。その巨石巡りの様子を紹介します。
 良い天気に恵まれました。日の出の朝陽が綺麗に中山から見る事が出来ました。


お盆休みの後半、仙台駅を朝7時に2台の車に分乗して出発しました。先ずは福島駅で前回の巨石巡りパート1同様に地元福島から参加のOさんをピックアップしました。

 最初の目的地は福島市の県営あづま総合運動場の巨石広場です。朝の広場は爽やかで陽光に木々の葉は鮮やかに輝いています。駐車場から巨石広場の池に鎮座する巨石「室石」に向かいました。途中、野良猫でしょうか至福の安らぎタイムに遭遇しました。セミの死骸、抜け殻があります。短き一生を憂いなく全うして巡る自然、生態系です。





巨石広場は以下の様に紹介されています。

巨石広場      福島市佐原字神事場1県営あづま総合運動場
「国道4号線から115号線の東北自動車道福島西を通り過ぎ10kmほどだが、県営あづま総合運動場の中の巨石広場にある。巨費を投じて作られた公園のようであるがこの巨石だけは巨費を以ってしても移動させてくる事は出来ないだろう。その代わり廻りの造作には金が掛かっている様だ。錦鯉もうようよいる。
 疣石の類だが、二つに割れていて、「昔ここに居た妖怪を村人・山伏達千人が四日間祈祷して改心させた際の歓喜絶頂がこだまして割れた」という伝説の巨石である。」
疣石(いぼしし):外部が黒褐色で、砂石がまじり、内部が空になっている石。

「巨石の前には錦鯉の泳ぐ2つの池があり、周囲には36種1万本あまりの花木、樹木が植えられ、早春のコブシに始まり、春の桜(夜間ライトアップ)、夏のサルスベリ、秋の紅葉、冬の寒椿と、四季折々に美しい花が心を和ませてくれます。」

 「室石
 康保年間(西暦995年頃)この地に室石将監と言う妖怪が住んでおり、狐に化身しては村人に被害を与えておりました。
 出羽の国(現在の山形県)羽黒山の修験者3人は、朝廷の命を受けて、恐怖の日々を送っている村人の難を救う為、500人の山伏を率いてこの地に遠征して来、苦戦の末に捕らえました。
 村人はじめ修験者、山伏1000人余の人達は、妖怪将監の降伏の祈祷を4日3晩続け、遂に将監は真人間に立ち戻る事を祈り続ける人達に誓いました。
 1000人余の人達は歓喜絶叫し、この喜びに響きがこだまし、巨石が割れたと語り伝えられております。
 ここに稲荷宮を祀り、また天水分神を併祀して、養蚕、五穀豊穣、家内安全、身体健全の護り神として崇敬されました。
 毎年4月25日には、庄野に人達によって祭礼が続けられております。」


 


 中々に見ごたえのある巨石です。何故にここに巨石があるのかは不明です。池と上手くマッチして楽しめる空間です。運動公園を整備するにあたり動かす事が出来ずにこの様な形で整備され残されたのでしょう。
 朝の陽ざしも強くこの開放的な広場で一休み、東屋での休憩タイムになりました。T天命舎長さんが早起きして用意してくれたスイカを皆さんで頂きました。美味しいスイカで皆さんご満悦です。全てがありがたい恵み、御配剤を頂ける幸せの寛ぎの朝です。猫さん以上の至福でしょう。