2020年6月5日金曜日

2058「時事時局2」2020.6.5

 「この先、大変だ、大変だ」と言う人もいるのですが、「大変だ、大変だ」という呪文を唱えながら終わりになっちゃう会社や国や政府はよくあるのです。本当にそうで、最後に「大変だ、大変だ」と言って終わっちゃう企業は結構あって、あるいは政府とかですね。「大変だ」と言ってもあまり効果はないのですよ。気休め程度にしかなりません、「大変だ」という言葉は。それで、どうするかなんです。ウィルスは簡単で、逃げることですね。ウィルスがいそうな所に近づかないことですよね。でも、それよりももっと大切なことは、自分の免疫力をこれまででどこまで高めてきたかが、一回テストされます。普段、免疫を高めていく生活の工夫をどこまでしていたかが、ここで一回試されます。これは、一人ひとりです。それで何か問題があれば、改めて免疫を高めるという風に変えていくしかありません。

 バッタの大発生は、オーストラリアの山火事と同じで、自然の生態系が極端に今変わってきているのです。そうすると食料のことを含めてですね、大規模にやることは危険ですよね。自然の生態系に脅威を与えるようなことは、大変危険だから。やっぱりこれは、自分たちで混沌なく暮らせるように。すなわち、環境の混沌なく暮らせるように、やっぱり土地の利用から、生産の体系から、全部作り替えないとなりませんよね。もっと、いわゆる持続可能的なかたちに。

 経済停止となりますから、日本でいえば昭和2年の金融恐慌、昭和5年の経済恐慌、昭和恐慌と同じ状況です。そうすると、まずは命・生活・経済で、中国なんかはすでに食べ物が不足しています。不足していますから、ここから先が地獄になっていきます。だから、やっぱり食糧危機は必ず、もう来ています。そうすると、この後ですね、いわゆる生活恐慌といって、生活に必要なものが揃わなくなってきます。武漢なんかは、すでにそうですよね。生活に必要な最低限のものが揃わなくなってきています。東日本大震災のときと同じで、政府や企業に頼っていても手に入らないから、そこをどうやってヨコのつながりで確保していくのか。餓死者をいかに出さないかということです。感染者と同じように、餓死者をいかに出さないかということが、これから大きな課題になってくるでしょう。
 それから、この経済停止の後に再起動するかどうかについては、それっきりのものも結構あると思います。ここで終わるものも結構あって。だから、このあと再起動する企業とか、国とか、政府というところは、やっぱり新しい時代に適応できるところだけです。ですから、今の段階で評価してください。今の自分たちのいる組織の上がですね、「大したことはない」という言葉しか言わないとか、「大変だ」という言葉しか言わないとか、それしかないところは、それでもう終わりだと思います。最後まで大変だ、大変だ」と言い続けるのですよ。「大したことはない」とか、「大変だ」とか言うのは、それで終わりますから。今の段階でトップがそのようなことを言っているところは、もう諦めた方が良いと思います。それで、自分でやることです。生き残る道は、自分でやるしかありません。自分で考えていくことです。それ以外に方法はないので。
 個人で開業しろと必ずしも言っているわけではなくて、自分の道は自分で見つけて、良い友達を自分で探して、自分なりにちゃんと情報を分析して、自分でしっかりと行動することです。この力が欠けているから、「大変だ」と「大したことはない」という言葉しか言えなくなっているのですよね。もう、これそのものが生きる力を失っていることですから、令和の時代に。そうではないところへ行かないと、次は起動しません。

 政治の激動ですが、穏やかにいくかはわかりません。日本の場合は、どうせグズグズですから、メルトダウンするだけですよね。例えば、オリンピックももう中止でしょう。そうなったら、内輪揉めが始まるだけですよね。「誰が悪い、誰が悪い」と言って。別にそれ以降何かあると思いますか。結局あそこにいる連中はですね、お互い「あいつが悪い」と言いながら、全体が沈んでいくだけですよね。何もできないままね。

 しかし、問題は中国ですよね。共産党はもう保たないですよね。そうした場合、あそこは国家管理の国だから、崩壊した場合にインフラが止まっちゃうんじゃないかと思うのですよ。インフラが止まると、餓死者が続出するんじゃないかと思うのですよ、あの国。悲惨な情報を外に出さないようにみんな止めているんだけれども、悲惨な状況なのですよね。毛沢東が死んで文化大革命が終わりましたよね。今度は、国家の力も限界を迎えているわけで、いわゆる革命になってくる可能性がありますよね。