厳しい話を沢山聞いていると良い。楽な話だけだと厳しい時に腰が抜けてしまう。厳しい事を聞いているとそのメンバーで世の中に新しい事を作って行ける。各自の本音と個性が解ると相互互恵で何かやって行ける。素晴らしいし、やれるとしたらこれしかない。
揺籃期は色々あるが、どれが先に成就して行くのか分からない。動きながら考え、色々と軌道修正して、戦略変更して、世の中の変化に即応していく。自分の考え行動を変え、軌道修正していく。しかしその戦略転換の見極めは1人では中々出来ない。
そういう時にたまり場がそれに役に立つ。親しい仲間とたまり場を作り、共同体を作っていて、どうしよう、どうしようとしていると答えが出てくる。理論に拘らずに、メンバーと話し合って決める事が確実だ。
他で1番良いと言われても、自分達にしっくり来ることから始める事だ。良いと思ったら始めて見て、やって駄目だったら変える。その様に試行錯誤してやり、問題が出たら皆で解決して行く進み方だ。
杓子定規でなく色々やりながら考える事で、余裕を持ってやる事でそこに好循環が生まれる。もしも洪水などで水が浸水してきて水に浸かるとして、未だ水位が低いうちに考え対処する事だ。首まで浸かってからではどうしようも出来ない。
未来を想定して巻き込まれない様に考え、追い詰められない内に考えて行動する。しかしそれは仲間がいないと難しい。これからは個人では対処が難しいし、それは時代に合わない事だ。
現在の様に少子高齢化が進む時は抜け駆け、競争でなく、平和共存の時代だ。人口増大時代とは180度違い、正反対のやり方だ。
行動は同じ価値観の人とする。その様な人と知り合い、そのたまり場に参加して行く事が大事だ。1発で合わないなら他を探し、出会いのチャンスを求め、友達が得られる場を探していく事だ。焦ることなく着実に仲間を増やす事が大事だ。仲間作りなくして未来の再建は無い。
続いて令和2年5月6日に行われた第52回NSP時局ならびに日本再生戦略講演会の時事解説・時局分析の藤原直哉理事長の講演の要点、箇条書きを紹介します。
(1)日本のウイルス感染流行の広がり
・国内感染者は東京がダントツに多い。年代は20代から50代が多い。新規死者は増加中
・完全に後手に回った日本政府の対策
・この冬からの2回目の感染流行がどうなるか
(2)史上空前の規模でのバブル崩壊と生活・産業・経済恐慌
・資産バブル崩壊の前に損益計算書の世界が止まってしまった
・全世界で今後生活困窮者が大量発生へ
・時はカネなりの金融経済システムは持続不可能
・先進国中央銀行の人工心肺がいつまでもつか
・最後はドルの金融システム崩壊と国民国家崩壊で幕ではないか
・ハイパーインフレの国とハイパーデフレの国
(3)避難・救助から復旧へ、復旧から復興へ
・いつ最終的に避難が終わるか、避難が終わった時に何割復旧するか
・天文学的金額の損失をだれが払うか
・グローバル経済の解体、大国の解体、大都市の解体、大企業の解体
(4)復興はコロナ・ニューディール
・アナログとデジタルの役割分担と再統合
・時代はSLOC=Small、Local、Open、Connected
・コロナ復興たまり場が必要