2020年2月23日にあった藤原直哉さんの第49回NSP時局ならびに日本戦略講演会での時事解説・時局分析の内容を紹介します。内容は以下です。テープ起こしの活字版です。
(1)新型コロナウイルスの脅威
・今までわかっていること、わかっていないこと
・人道的危機が拡大中
・生活、経済、政治への甚大な影響
(2)日本政府の漂流
・ウイルス、五輪、スキャンダル
・次をどうするかは人事の話しか聞こえてこない
・ドルと米軍の撤退がもたらす日本の帰結
(3)金融と経済の地殻変動
・グローバル経済の解体は一層加速
・FRBの激しい流動性供給が唯一の命綱
・急激な不景気と供給途絶がもたらす帰結
(4)大混乱から生まれる世界の未来
・ブロックチェーンやヨコのネットワークが大活躍
・体制に依存しない分散化インフラが命綱
・時代の先頭と最後は10年の差では済まない
「はじめに
皆さん、おはようございます。こうして東京で集まることができるのも今週が最後じゃないかと思うんですね。今日明日くらいが多分最後で、来週は多分本格的な日本国内のパニックモードだと思いますから。まぁ、おかげさまでインターネットとかブロックチェーンとかありますから、これから日本もどんどん進化を遂げると思います。せっかくこうやって本日は皆さんお集まりですので、名残行く平成の余韻を楽しみながらやっていきたいと思いますが。
ウィルスの件もありますが、今非常に大きな問題がいくつかあります。まず1番が、このウィルスです。コロナウィルスですね。今のところ終息の目処が全くたちません。中国もどんどんと拡大しています。拡大の感染のピークがいつになるかもわかりません。したがって、全く予断を許さない状況です。2つ目が、バッタの大発生です。バッタの大発生がアフリカで起きまして、今中東に来て、パキスタンに来て、これから中国北西部に行こうとしています。これは食料を全部食っちゃうのです。草をみんな食っちゃうので、これもまだ全然終わりそうにないのです。
こういう2つのことがありまして、もう経済は止まり始めているのです。経済停止で、金融大恐慌に伴う産業恐慌、生活恐慌がすでに始まっています。これ以前から、金融は大きな問題を抱えていましたから、これは致命傷でありまして。すでに経済は、止まっています。止まっているということを皆が知るまでには、ちょっと時間がかかる話で、世界の金融も貿易も基本的には停止状態です。だから今年はですね、ジタバタしても始まりません。前から言っているとおり、1番が命、2番が生活、3番が経済ですから。東日本大震災のときのことを考えていただいて、この順番を間違えないようにやるしかないと思います。
ウィルス、バッタの大発生、経済停止で、それからやはりもう1つは、政治の激動ですね。日本では、安倍内閣だけでなく、役所も完全に腰が抜けちゃっているし、与野党も自民党もないですよね。例えば、アメリカでは、いわゆる社会主義が本格的に台頭してきています。民主的社会主義ですね。だから、このウィルスとか終わった後、ものすごい変動が起きることは間違いないです。政治の極端な変動ですね。
それから、5つ目がですね、中東のハルマゲドンです。これは、本気でやっています。中東の最終戦争は、本気で皆が準備をしていますから、止めようと言う人もいるのですが、やっぱり中々止まらないですよね。結構みんな聖書を読んでいるので、「まぁ、こんなものだろう」と思ってやっているのでしょうから。止まりそうもなくて。だから、おそらくこの5つは、今年たぶん来るんですよね。そこで、6つ目を言うとですね、大地震があちこちで起きていることを知っていますか。世界中で今、大地震と火山がすごいんですよ。火山噴火がですね。まぁ、こういうのも間に挟まってきますから、令和という元号を最初にご紹介しました通り、令和の令の字ですが、人が跪いて神の声を聴くという字なのです。本当にそのような感じに、今なっているように思います。