2020年6月18日木曜日

2071「時事時局15」2020.6.18

 今、例えば65歳以上の人で年金をもらっている。年金をもらいながら地域に貢献している人たちがいますよね。その方々がもらっている年金は、本当の意味でのベーシックインカムですよ。こういうお金を若い人たちにも渡せば良いのですよ。それだけのことですよ。別に何も高齢者だけに渡す必要はないよね。若い人でも地域のボランティアで頑張っている人たちにも、ちゃんとお金を渡せば良いわけよ。そうすると社会がまわりますから。ですから、1つは自給的に動いてくる部分がありますよね。自給自足で動く部分。でも、これはなかなかすごく行動的なもので。昔の家を見たって、みんな地域によっていろいろとかたちが違うように、自給自足でやると知恵が働くのですよ。地元の良いものをどんどんどんどんピックアップできるのですよ。それは、今度は逆に特産物の強みにも変わってくるのですよ。全然悪いことはないですよ。そして、昔と違うのは、こういった新しいテクノロジーがありますから、縄文時代に戻るみたいなことではないのですよ。石器時代に戻るみたいなイメージではなくて。今の問題を克服する新しい文明になるわけですよ。昔に戻すわけではないですよ。
 ですから、管理の仕事から人は解き放たれているし、高齢者ばっかりになっちゃったらね、ロボットを上手に使うのよ。自立運転とかロボットとか、そこは上手にカバーすれば良いわけでしょう。全然悪くないですよ。その下はやっぱり地域で。ですから、最初に、冒頭申し上げたように、今まさにここから来週以降の地域や政府、中央政府や地方政府、それから会社のリーダーよ。大したことない、大変だ、黙るの3つしかないリーダーは、もうこれで終わり。その組織は終わり。それで、未来を考えて行動できるところが、今度は出てくるわけですね。ボトムアップですよね。しかし、我々の理想は、昔とあまり変わっていないのですよ。これが同じ社会科の図鑑に出ていました未来の都市という絵でありまして。これは、50年前ですよ。私が子供の頃は、この絵を見て、「これが未来だな」と教わったわけです。高速道路に高速鉄道に。ちょっとヘリコプターは形が違うけど、今のドローンみたいな。でも自然とも調和してゾーニングしてありますよね。電線もないよね。でもこれ、緑が中心でしょう。あまり理想も変わっていないのですよ、今の我々と。緑は大事にし、自然の調和として、汚染がないようにと言ってみれば、姿形に変わりはないですよね。
 材料は変わりますよね、ナノテクも入ってくるし。エネルギー源が違う。目に見えない通信とかもだいぶ違いますよね。その他、インフラはだいぶ変わってくるし、家の中も変わってくるし。今は、君密性の高い家が皆さんお好みでありますが、必ずしもそれが続くかどうかはわからないですよね。やっぱり、家もいろいろな形があるでしょうし、働き方改革じゃないけれども、毎日朝夕通勤するというライフスタイルが中心とも限らないよね。しかし全体の絵としては、こんな感じでしょう。あまりこれが変わるということはなくて、おそらくこんな感じだと思うのですよ。ですから、そういう意味で言ったら、極端に何か全部変わってとは思えなくて、ECOとかSocietyとか、あの辺がしばらくキーワードですよね。地球が循環型でずっと続いているように、我々の文明も循環型にして続けるようにしましょうということだから、非常に良いことで。ですから、そういう風に変わっていくところが出口でしょう。ですから、終わりと出口ね。終わりと始まりが今まさに真上にあるということですね。そういうことを考えて、しばらく暇になるでしょうから、動けなくなると思いますからね。とにかく、命・生活・経済の順番ですからね。もうウィルスが蔓延しちゃったらね、動かないことが一番。話にならなくなっちゃうので、先々のことは考えていった方が良いと思います。東日本大地震と同じでないかと思うのです。

質疑応答
質問:コロナウィルスの死亡者や感染者の数字が出ていますが、治った人や快復された人の数字はあまり多く報道されていません。ワクチンなどの情報が全然流れこないのですが、その辺はいかがでしょうか。

中国では、感染者が約66,000人・治癒が約8,000人ですね。(2月15日時点)軽症で治る人と重症で治る人といろいろいますから、一応これくらいの公式統計は出ているのですよ。ですから、この治った方達から抗体みたいなものを取り出そうという話は出ていましたね。ただ、病気そのものを治すワクチンには1年以上かかるらしいですよね。試験が要りますから、1年では間に合わないですよね。ですから、実験的にいろいろなことをやるとは思いますけれども、医師にとってもこれはリスクですよね。証明されていないことをやるというのは、すごいリスクですから、正直言ってどうなりますかね。